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エスリアール王城 出会い
いざ、歓迎舞踏会へ2
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「私、夫とルヴィににアーヤさんの出来映えを伝えてくるわね。」
「私は、エスコート役が来るまで一緒にいるわ。アネル、エルシオンをここへ呼んで来てちょうだい。」
「はい、只今。」
「エルシオン・デュカーレ様がお迎えに上がりました。」
「お入りなさい。」
「失礼します。」
「…………。」
王子様バージョンのお兄様だ。何だか恥ずかしい。パッと俯いてしまったのは仕方がないと思います。正装バージョンのお兄様は眩しすぎる!
足音が妙に響いて聞こえる。私のすぐ目の前に来ている、足元が見える。
「アーヤ…。」
頭の上から、いつもより更に柔らかい?声が聞こえた。恐る恐る顔を上げようとしていたら、頬に両手を添えられてゆっくり持ち上げられてしまった。
「顔をもっと良く見せて。私のプリンセス。」
な、な、何をおっしゃる!?どどどどしたの!お兄様。私は庶民です!知ってるでしょ!何言ってんの恥ずかしい。あわあわ、目が泳いじゃう。
「何故、目を合わせてくれないの?」
「は…ずかし…ぃし。」
「どうして?どこから見ても美しい花姫だ。
その魅力に抗えず数多の者が惹き付けられてしまうだろう。このまま誰の目にも触れず拐ってしまいたいが、そうもいかないか。
私の花姫?どうか今宵はあなたを護らせて頂く栄誉をどうか、この私だけにお与えください。」
!!思わず顔から火が出そうな台詞に兄の目を見る。
「普通にエスコートって言って!」
もう、お世辞と冗談を交えてからかうんだから。
エルシオンは一切、偽りは口にしていないが、綾子には微塵にも本心が伝わらないことは想定内で、あえて言ってみたのだ。
「ふっ、やっと、こっちを見たね。」
「う~。…意地悪。 」
「どこが?アーヤがいつまでもこちらを見ないから偽りない素直な気持ちを伝えただけなのに。」
「…ねえ、あなた達、お付き合いしていらっしゃるの?」
ユリエラは、ズバリ聞いてみた。ルピナスの手紙には色々思惑が綴られてもいたが、この二人の空気は既に恋人同士と言われても何も疑問を持たない位甘い。
「へ?!付き合っ?」
「…………。」
「二人からは他にない縁も感じるし、ただの迷客と保護者とも違うように見えるのだけれど。」
おおお兄ちゃん、何とか言ってよー。
「私と、アーヤは…」
バタン!!
「アーヤたん、じい様が来たぞ。花の妖精か精霊のような可愛らしさとか。おーー!」
「あなた…。」
アーヤたん?幻聴かな?
「可愛らしいのー。どれ、じい様に良く見せておくれ!」
「ひゃあっ。」
お兄ちゃんとの間にいつの間にか割り込み、私の両脇を支えて高い高いするように持ち上げられた。この歳で高い高い…。足が浮いてプラプラする。
「あの、フォレスト様下ろしてください。」
「そんな呼び方、水臭い。じい様で良いぞ?アーヤたん、呼んでごらん?」
「……お、じい様?」
「!!ゴホッ、ゲホッ」
俯いてむせてしまった。
「だ、大丈夫ですか?」
「…お祖父様、そろそろアーヤを下ろしてください。今宵は私がエスコートするので、これより先はいくらお祖父様とはいえ譲れません。」
「…もう、聞きそびれたわ。シオンにアーヤさんをお返ししなさいな。あ・な・た?」
「ぐっ…わかっている。」
ふー、地に足が着いていないと空中でプラプラは不安です。下ろしてくれて良かった。
お兄ちゃん、私のこと妹みたいに大事とか言うところだったかな?前世がらみで確かに縁があるけど、恋人かと勘違いするなんてユリエラ様は鋭いような鈍いような方なのかな。
「私は、エスコート役が来るまで一緒にいるわ。アネル、エルシオンをここへ呼んで来てちょうだい。」
「はい、只今。」
「エルシオン・デュカーレ様がお迎えに上がりました。」
「お入りなさい。」
「失礼します。」
「…………。」
王子様バージョンのお兄様だ。何だか恥ずかしい。パッと俯いてしまったのは仕方がないと思います。正装バージョンのお兄様は眩しすぎる!
足音が妙に響いて聞こえる。私のすぐ目の前に来ている、足元が見える。
「アーヤ…。」
頭の上から、いつもより更に柔らかい?声が聞こえた。恐る恐る顔を上げようとしていたら、頬に両手を添えられてゆっくり持ち上げられてしまった。
「顔をもっと良く見せて。私のプリンセス。」
な、な、何をおっしゃる!?どどどどしたの!お兄様。私は庶民です!知ってるでしょ!何言ってんの恥ずかしい。あわあわ、目が泳いじゃう。
「何故、目を合わせてくれないの?」
「は…ずかし…ぃし。」
「どうして?どこから見ても美しい花姫だ。
その魅力に抗えず数多の者が惹き付けられてしまうだろう。このまま誰の目にも触れず拐ってしまいたいが、そうもいかないか。
私の花姫?どうか今宵はあなたを護らせて頂く栄誉をどうか、この私だけにお与えください。」
!!思わず顔から火が出そうな台詞に兄の目を見る。
「普通にエスコートって言って!」
もう、お世辞と冗談を交えてからかうんだから。
エルシオンは一切、偽りは口にしていないが、綾子には微塵にも本心が伝わらないことは想定内で、あえて言ってみたのだ。
「ふっ、やっと、こっちを見たね。」
「う~。…意地悪。 」
「どこが?アーヤがいつまでもこちらを見ないから偽りない素直な気持ちを伝えただけなのに。」
「…ねえ、あなた達、お付き合いしていらっしゃるの?」
ユリエラは、ズバリ聞いてみた。ルピナスの手紙には色々思惑が綴られてもいたが、この二人の空気は既に恋人同士と言われても何も疑問を持たない位甘い。
「へ?!付き合っ?」
「…………。」
「二人からは他にない縁も感じるし、ただの迷客と保護者とも違うように見えるのだけれど。」
おおお兄ちゃん、何とか言ってよー。
「私と、アーヤは…」
バタン!!
「アーヤたん、じい様が来たぞ。花の妖精か精霊のような可愛らしさとか。おーー!」
「あなた…。」
アーヤたん?幻聴かな?
「可愛らしいのー。どれ、じい様に良く見せておくれ!」
「ひゃあっ。」
お兄ちゃんとの間にいつの間にか割り込み、私の両脇を支えて高い高いするように持ち上げられた。この歳で高い高い…。足が浮いてプラプラする。
「あの、フォレスト様下ろしてください。」
「そんな呼び方、水臭い。じい様で良いぞ?アーヤたん、呼んでごらん?」
「……お、じい様?」
「!!ゴホッ、ゲホッ」
俯いてむせてしまった。
「だ、大丈夫ですか?」
「…お祖父様、そろそろアーヤを下ろしてください。今宵は私がエスコートするので、これより先はいくらお祖父様とはいえ譲れません。」
「…もう、聞きそびれたわ。シオンにアーヤさんをお返ししなさいな。あ・な・た?」
「ぐっ…わかっている。」
ふー、地に足が着いていないと空中でプラプラは不安です。下ろしてくれて良かった。
お兄ちゃん、私のこと妹みたいに大事とか言うところだったかな?前世がらみで確かに縁があるけど、恋人かと勘違いするなんてユリエラ様は鋭いような鈍いような方なのかな。
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