夢じゃなかった!?

Rin’

文字の大きさ
110 / 599
エスリアール王城 出会い

はじめての先触れ魔法2

しおりを挟む
「羽ペンって、時々インクに浸して使う鳥の羽のやつですか?」 

「そう。」

「お~。実際に使ったことはないけど、テレビで見たことはあります。」

「はじめてなら少し練習が必要かもしれない。慣れれば大丈夫だと思うよ。」

「私から国王補佐官長に羽ペンの用意も伝えておきましょう。アーヤ様とデュカーレ様は魔力訓練をなさっていてください。」

「ありがとうございます。シュナイゼさん。レイファンスさんによろしくお伝えください。」

よし、朝ごはんの後は魔力練習と図書室に行けたら読み書き確認だ!

「ごちそうさまでした。」

「シュナイゼさんは、レイファンスさんの所へ行ってますけど、どこで魔力練習しましょうか?」

「そうだな。天気もいいし、中庭にしようか。」

「いいですね。」

ふふふ、流石に中庭の階段には慣れましたとも。そして、二人の時お兄ちゃんに手を繋がれるのも慣れてしまったが。

「この辺でいいかな。今は私の手に魔力を流していないんだけど、外に無駄に漏れたりしているのかな?」

「いや、昨日の魔力活性化を受けて体内収納をしてからは漏れていないよ。」

「なら、血液みたいに終始体内で循環させるのが普通だと思うんだけど、ヘソの下が心臓みたいに集まってまた送り出す場所だとして、どの順で巡らせばいいのかな?」

「常に巡らすという発想はなかったな。今まで納める臓器から必要な分を引き出して使うだけだった。

身体強化の場合、足や手など部分的に集約することで強化にもなるから、絶えず循環することができれば身体能力も向上することになる。

魔力伝達速度も向上するから術の発動時間の短縮にもなるかもしれない。私も一緒に練習しよう。」

「修行っぽいね、頑張ろう。」


「まずは、魔力の源となる魔力を溜める臓器がヘソの下にあるからそこから魔力を引き出して左右どちらかの足へ向かおう。」

「はい。」

私の魔力毛糸玉をゆっくり回転しながらほどいて糸は右回りに伸びている気がするからそのまま右足に向かう。

「足の次は同じ側の手に向かって。」

「はい。」

右足の爪先まで行ってまた戻って脇腹右肩、腕指先へ。

「手から頭を経て反対の手に向かって足の方へ。足から魔力臓器へ戻る。大まかにだが、これを繰り返すうちに自然と体内の血流と同じで意識しなくとも常時一定の魔力を流すことができるかもしれない。」

心臓の動きや血流は意識に関係なく生きるために動いている。魔力もきっと自然なあり方があるはず。

私の中の魔力とこれからずっとうまく付き合っていきたい。よーし、自主練を日課にしよう。早朝、余暇時間、入浴中、就寝前暇さえあれば練習あるのみ。

持ってきたスマホでタイマーをセットしてとりあえず5分集中して続けてみよう。

結構、慣れないからか精神的に疲れる気がする。じっとしていての練習に慣れたらステップアップで何かやりながらできるようにしたい。例えば、歩きながら。次に食べながら。
最終的には寝ていても体が覚えて勝手にしてくれるようになれたらいいなぁ。
先は長いだろうけど、千里の道も一歩からだもんね。
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜

櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。 パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。 車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。 ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!! 相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム! けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!! パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。

ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。 最強主人公はイケメンでハーレム。 脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。 落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。 =主人公は男でも女でも顔が良い。 そして、ハンパなく強い。 そんな常識いりませんっ。 私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。   【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】

ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。

千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。 気付いたら、異世界に転生していた。 なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!? 物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です! ※この話は小説家になろう様へも掲載しています

没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~

土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。 しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。 そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。 両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。 女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

処理中です...