夢じゃなかった!?

Rin’

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エスリアール王城 出会い

負の連鎖と安らぎの波紋5

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目の前で輪の形で浮かぶ石達が、ゆっくり回転してやがて止まり、浮かんだままの石とトレーに降りる石に別れた。

おー、親切に別れてくれたみたい。
トレーと浮かんだのどっちが封じる属性?

「えーと、二つに別れてくれてありがとうございます。トレーに戻らないで浮いたままの石が封じておいた方がいい属性で合ってますか?」

シャラン…

「合ってるみたいですね。」

「アーヤさん、石と言葉が交わせるのですか?」

「いえいえ、石からは何も聞こえないんですが、鈴が鳴って返事をしてくれているような気がしてるだけです。」

「では、封じる属性の石さん、私の手に集まってください。」

フヨフヨ


おー、空中移動。いち、に、さん、よん全部で四つ。

「何が集まりましたか?」

「えーと、まず、ガーネットだから火?それからアメジストは闇?マリアライトは何でしたっけ?」

「土でございます。」

「もうひとつはフローライト風?」

「整理すると、残す属性は水、光、無の三つ。封じるのは風、火、土、闇の四つですね。」

「左様でございます。」

「どうやって封じるんですか?抑制ピアスみたいに常時身に付ける感じになりますか?」

 「アーヤ様。それについては、私がお答え致します。封印具となるので、アクセサリーとして常時身に付ける必然があります。

原石を削り出し、ご希望に合わせたアクセサリーをお作り致します。欲を言えば、貴重な原石を削ることなく分離したいところですがそうもいかず。」


「分離…。削らずに小さく分離できたりする?無理だよね。そこまでは。」

シャラン……フワッ

「まさか!?」できるのー?!

「浮いた!」

四つ浮いた石は光ながら振動しているように見えた。何だかわからないけど、頑張ってるの?!頑張れ?!

「頑張って?!」

(((プルプルプルプルプルプル……)))

「あっ、ノワールダメだよ。頑張ってるみたいだから。じゃれないで。」

ポン! 

ポン! ポン! 

ポン!

何か弾けて出た?!もしかして小さい粒?
そばに行って両手を近づけてみると、手の中に集まってくれた。四つの小粒と少し縮んだ玉の石。すごい。言ってみるものだね。君たちすごいよ!頑張ってくれたんだね。

「サリアンさん、オーナーさん見てください。玉石から小粒が生まれました!」

「石が、持ち主に応えて自ら分離するなんて初めて見ました。」
「私もです。石との絆が強いからこそでしょうが、まるで奇跡を目の当たりにした気分でございます。」

「小粒を出してくれたので、これで無駄に削ったりしなくて大丈夫ですよね?」

「はい、多少研磨するくらいで、自然な形はそのままにして固定します。アーヤ様、どの様なアクセサリーにしたいですか?ピアス、イヤリング、イヤーカフ、ネックレス、ブレスレット、アンクレット、色々できます。」


う~、ピアスホールはこれ以上増やしたくはないな。耳ならイヤーカフか、フックもあり?アンクレットも邪魔にならないしかわいいかも。ネックレスは普段しないからやっぱり違和感あるかも。
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