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25どこかで.....
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受験がぁぁあぁ!!もうやだぁ..今も親の目を盗んで投稿しています。先月なんて没収されてたよ!はぁぁぁ。
今年は受験の日々で更新が滞ってしまい本当に申し訳ありません。コメントを観る時間もなく。この話も少しばかり早めに書いたものなので、誤文字などが目立つかもしれません。申し訳ございません。
ーーーーーーーーー
ショートあらすじ
アレスという隣町へ行ったリナ。町の中では森をイメージした町娘の姿。外では軍服っぽい服を着たリナ。グリフォンと契約するために森へ。
そこでグリフォン発見!
ーーーーーー
『何奴だ』
『突然の訪問、申し訳ありません。私はリナという者です。グリフォン』
私は一つお辞儀をする。グリフォンは誇り高い魔物。礼儀を欠かしてはならないな。初対面ではね。
『そうか。それで何為にここに来た』
『契約をしていただきたいと思った次第で』
『何だと』
声音が1トーン下がる。直球すぎたか?けどさすがだな。念話で話しかけてこられて驚いているはずなのにその様子を全く見せない。
普通、グリフォンといえど、このように話すことはできない。知能はあるが、人の言語を喋るための機能が身に付いていないからだ。
『おぬしには隣に居る聖獣様が居るではないか』
やっぱり魔物とかはリルに反応するのね。それに様ついてる。聖獣は神に使えし魔物のことを指すし。多分がんばれば気配消せるかな?今度試してみよう。じゃないと魔物が多分よってこなくなる。
『そうですね。けど私の相棒は許してますよ?新たに契約をすることを』
『そう言う問題ではない』
『ではどういう問題で?』
『......言葉を変えよう。おぬしには信頼できる使い魔が既に居るというのに何故我との契約を望む』
う~ん。失礼だけどなんか厨二病みたい。そう言えば乙女ゲームでヒロインもグリフォンが使い魔だったな。ちょうど同じような喋り方。グリフォンって皆こんな喋り方なんだね。
『それは我が主がグリフォンに乗ってみたいと言ったので』
『ということはこの契約はおぬしの意思ではないと』
『いえ、私も実はグリフォンに憧れているのです』
そう言うと黙った。照れてるのかな?いや、そんな分けないか。でも賭けなんだよ?契約できるか出来ないのは。だってグリフォンは魂が綺麗に澄んでいるのであれば好み、汚れていれば、その者を嫌う。
おそらく私は契約できないだろう。転生しても、記憶を持っているから魂はどす黒いまま。人を手にかけているから当たり前だ。
『だが、その魂、馬鹿にしているつもりか?』
やっぱり来た。
『そんなつもりはありません。そもそも私と契約しなくても良いのです。ただ主を一回のせてもらうだけで』
『...いや..良いだろう。契約してやる』
『は?』
今なんと?
『ただし、我に勝ったらだ。我は我より弱い者に付き従いたくないからな』
なるほど....これは個体種か。
実質魔物は種族ごとに使い魔となる条件がある。グリフォンは綺麗な澄んだ魂でなければならない。ユニコーンであれば乙女。ワーウルフであれば仲間意識の強い者。こんな感じだ。途中でその条件が満たなければ契約は魔物の方から簡単に破棄できる。よほど気に入ってなければ条件を満たしてなくても契約したままに居ることは出来ない。
けどその中に個体種というのがある。それは使い魔にする条件が特殊である魔物のことを指す。これが起きるのは知能が高く、感情を持っている種族だけと言われている。
このグリフォンのように、魂が汚れていても、自分より強ければ契約する。という魔物も居る訳だ。たまに何かをとってこいと言う魔物も居るらしい。これ聞いた時かぐや姫?と思ったね。
それにしてもこんなところで個体種に会えるなんて運いいわね。
『わかった。本当に良いのか?』
『当たり前だ。二言はない。それにグリフォンが澄んだ魂を使い魔となる条件にするのは魂が澄んでいれば魔力がよりおいしくなるからだ。グリフォンの主食は自然の魔力だが、主からもらった方が味を濃く感じることが出来るのだ』
何と意外な発見。
『おぬしの魂は濁っては居るが、魂とは別に魔力は澄んでいる。グリフォンにとってはごちそうだ。だが、若いのは魂だけを見て、魔力を見ようとはしない。そうすれば我がなめられてしまう。そのため、我より強ければ契約すると言っている』
なるほど。多分魔力は黒蓮達か、神様から支給されているものだと思うから、それで魔力が澄んでいるのかな?本当に感謝しか無いね。
『わかった何をすれば良い?』
『簡単なことだ。そこの山の頂上に30分以内に着けば良いだけのことだ』
グリフォンが指定した山は多分隣国とこの国の国境の役割をしている山。ここは丘になっているから見えるけど、かなり遠い。
『我が全盛期だった頃に30分でつけた。我はもう歳だからそこまでには1時間はかかるが、我より強いというのは速さで示せ』
なるほど。これは常人には無理だ。ん?普通のグリフォンでもそんなに早かったっけ?
『わかった。私をなめない方がいいよ』
私はローブにしていた鷹の衣を身にまとい、翼を広げた。
× × ×
『どう?1時間以内に行って帰って来たよ』
『…………』
さすが神様のプレゼント。使える。けど緊急時の時以外は使わない方がいいかな?鷹になる際はスムーズにできるけど、鷹から人に戻る時めちゃくちゃ体力持ってかれたし、体中痛い。
『クハハハハ!!いいだろう!!契約してやろう。我の名は鷹王!』
『私の名はリナだ』
普通の使い魔契約は名を交換すること。さっきのでもう契約はできた。
『あれ?鷹王って……』
『そうだ。その名の通り、先代グリフォンの王をやっていた』
『え?』
『今代のグリフォンはまだ小童でな!名前だけは鷹帝などと我より上の名だ!だが我に会っただけで頭を垂れるしまつ!』
まじでかぁぁ!!そりゃあ個体種なわけだ。
『……そう……じゃあ私はもう戻るよ……用があれば呼ぶね』
使い魔は魔法陣を練れば遠くにいる使い魔を呼び出せる。リルはずっと影に潜んでいるから関係ないけど。ちなみに使い魔の方からも影を通して、私のところに来ることができる。
『ではな!』
そう言って?鳴いて?飛んで行った。
「……リル。ゆっくり帰ろっか」
「わふ……」
リル…もう完全に犬だね…というか鷹帝ってどこかで.....
× × ×
「あーるーこー、あーるーこー。私はー元気ー」
有名な歌を口ずさみながら私は森を進む。リルは子犬サイズで腕の中。というか結構遠いですね。
まあ、そんなルンルンに歩いてた訳です。私は。そんな雰囲気をぶちこわすように、戦う音が聞こえてきたんだ!誰だよ!
「.....はぁ、リル。行くよ」
むしむし。私には関係ない!私は戦って気がそれていると思って、気配を消さず、横を通り過ぎようとした。
戦っているのは、かなり丈夫そうな早さ重視の鎧を来た肌が褐色肌の筋肉もりもりの一般的にはイケメンに入るだろう顔立ちの男。大きな大剣を振り回し、ワイバーン10体と戦っている。周りには5体の死体。
へー結構強い。ワイバーンはこの世界ではAランクとされていて、Aランクパーティーでやっと狩れる程度の強さだ。それが15体居たとするとランクは跳ね上がる。
隙のない動きで、ワイバーンの背後に回り、的確に鱗で覆われてない所を攻撃していく。
よくあの大剣で隙が出来ないもんだ。かなりの早さで振り回してる。けど小型や素早い奴にはきかないと思う。
ん?これは.....
ちょっと興味がでて、もう少し近くで戦いを見ようとしたら、足に何かが当たった。箱だ。ベルトが切れてる。多分ウエストポーチみたいに腰に付ける奴かな?中身は様々な色をした5cmほどのボールが五つ。青、赤、緑、黄、茶。カラーペインと見たい。
「おい!そこに居る奴!!手に持ってる奴をこっちに投げろ!!」
「は、はい!!」
私は思わず返事をした。気づいてたんかい!!まあ、戦ってて気づかないと思って気配遮断をしていなかった私が悪いんだけどね。ってこのバックを投げれば良いのかな?....動いて投げつらい。
私は少し横にずれてから、戦っている人に思いっきり投げた。
「ホームラン!!」
投げる方だけどなんだかそんな言葉が出た。結構早いスピードで投げたけど、難なくキャッチしたようだ。ボールが散らばらなくてよかった。
「礼を言う!」
男は箱から素早く青のボールを取り出し、ワイバーンが二、三体群れている所に投げる。
そうすると、ボールがはじけ、ワイバーンが数体氷に包まれた。そして赤のボールを目の前に居たワイバーンに向かって投げると、そのワイバーンが燃えた。その燃えているワイバーンはその暑さにもがき苦しむように身をよじらせ、ほかのワイバーンに激突する。その拍子にどんどん火はワイバーンからワイバーンへと移っていった。
男は残り3体程度となったワイバーンを蹴散らしていく。
「はぁ、はぁ、はぁ」
息を上げて膝をつく男。よく見るとかなりの傷を負ってる。
それにしてもあのボールは何だ?端から見ればただのペイントポールなのに割れた瞬間魔法が出た。それもかなり上級の。ゲームの時は無かったものだ。
私は息を荒げて、その場に倒れそうになる男を支える。最初は助ける気サラサラなかったけど、ボール投げちゃったし、助けるなら最後までだ。まぁ、暗殺者の私が言うのも何だけど。
因に私はまだ子どもなので、片手で支えるなんてことは出来ません。全身で支えないと。
「大丈夫ですか?」
「はぁ.....ああ」
だんだん息が整ってきたようだ。私は収納からレジャーシートを取り出して、上に横ならせる。
「.....〔回復魔法〕」
私は男に手をかざし、日本語で回復魔法を唱える。かなりの傷。どうやってさっきまであんな動きが出来たんだ?
「な!これは上級....いや、もっと上の...!」
「傷は治ってもまだ体力と魔力は戻ってないよ」
私はイベントリの中からテーブルを出す。幸い私は仮面をかぶっているから、顔はわれていない。だからある程度魔法とか見せても害にはならないだろう。
「えーと、病人にはおかゆ」
私はスキル収納から茶碗を出す。おかゆはイベントリから。因にイベントリとスキル収納の違いは、魔法か、神様にもらったスキルかで分けているから機能は同じだ。
「これを食べてください」
私はおかゆが入った茶碗を渡す。それとただのおかゆじゃ味気ないから、お雑煮みたいな味がするおかゆにした。
昔、風邪をひいたときに誰かが作ってくれた記憶がある。
今年は受験の日々で更新が滞ってしまい本当に申し訳ありません。コメントを観る時間もなく。この話も少しばかり早めに書いたものなので、誤文字などが目立つかもしれません。申し訳ございません。
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ショートあらすじ
アレスという隣町へ行ったリナ。町の中では森をイメージした町娘の姿。外では軍服っぽい服を着たリナ。グリフォンと契約するために森へ。
そこでグリフォン発見!
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『何奴だ』
『突然の訪問、申し訳ありません。私はリナという者です。グリフォン』
私は一つお辞儀をする。グリフォンは誇り高い魔物。礼儀を欠かしてはならないな。初対面ではね。
『そうか。それで何為にここに来た』
『契約をしていただきたいと思った次第で』
『何だと』
声音が1トーン下がる。直球すぎたか?けどさすがだな。念話で話しかけてこられて驚いているはずなのにその様子を全く見せない。
普通、グリフォンといえど、このように話すことはできない。知能はあるが、人の言語を喋るための機能が身に付いていないからだ。
『おぬしには隣に居る聖獣様が居るではないか』
やっぱり魔物とかはリルに反応するのね。それに様ついてる。聖獣は神に使えし魔物のことを指すし。多分がんばれば気配消せるかな?今度試してみよう。じゃないと魔物が多分よってこなくなる。
『そうですね。けど私の相棒は許してますよ?新たに契約をすることを』
『そう言う問題ではない』
『ではどういう問題で?』
『......言葉を変えよう。おぬしには信頼できる使い魔が既に居るというのに何故我との契約を望む』
う~ん。失礼だけどなんか厨二病みたい。そう言えば乙女ゲームでヒロインもグリフォンが使い魔だったな。ちょうど同じような喋り方。グリフォンって皆こんな喋り方なんだね。
『それは我が主がグリフォンに乗ってみたいと言ったので』
『ということはこの契約はおぬしの意思ではないと』
『いえ、私も実はグリフォンに憧れているのです』
そう言うと黙った。照れてるのかな?いや、そんな分けないか。でも賭けなんだよ?契約できるか出来ないのは。だってグリフォンは魂が綺麗に澄んでいるのであれば好み、汚れていれば、その者を嫌う。
おそらく私は契約できないだろう。転生しても、記憶を持っているから魂はどす黒いまま。人を手にかけているから当たり前だ。
『だが、その魂、馬鹿にしているつもりか?』
やっぱり来た。
『そんなつもりはありません。そもそも私と契約しなくても良いのです。ただ主を一回のせてもらうだけで』
『...いや..良いだろう。契約してやる』
『は?』
今なんと?
『ただし、我に勝ったらだ。我は我より弱い者に付き従いたくないからな』
なるほど....これは個体種か。
実質魔物は種族ごとに使い魔となる条件がある。グリフォンは綺麗な澄んだ魂でなければならない。ユニコーンであれば乙女。ワーウルフであれば仲間意識の強い者。こんな感じだ。途中でその条件が満たなければ契約は魔物の方から簡単に破棄できる。よほど気に入ってなければ条件を満たしてなくても契約したままに居ることは出来ない。
けどその中に個体種というのがある。それは使い魔にする条件が特殊である魔物のことを指す。これが起きるのは知能が高く、感情を持っている種族だけと言われている。
このグリフォンのように、魂が汚れていても、自分より強ければ契約する。という魔物も居る訳だ。たまに何かをとってこいと言う魔物も居るらしい。これ聞いた時かぐや姫?と思ったね。
それにしてもこんなところで個体種に会えるなんて運いいわね。
『わかった。本当に良いのか?』
『当たり前だ。二言はない。それにグリフォンが澄んだ魂を使い魔となる条件にするのは魂が澄んでいれば魔力がよりおいしくなるからだ。グリフォンの主食は自然の魔力だが、主からもらった方が味を濃く感じることが出来るのだ』
何と意外な発見。
『おぬしの魂は濁っては居るが、魂とは別に魔力は澄んでいる。グリフォンにとってはごちそうだ。だが、若いのは魂だけを見て、魔力を見ようとはしない。そうすれば我がなめられてしまう。そのため、我より強ければ契約すると言っている』
なるほど。多分魔力は黒蓮達か、神様から支給されているものだと思うから、それで魔力が澄んでいるのかな?本当に感謝しか無いね。
『わかった何をすれば良い?』
『簡単なことだ。そこの山の頂上に30分以内に着けば良いだけのことだ』
グリフォンが指定した山は多分隣国とこの国の国境の役割をしている山。ここは丘になっているから見えるけど、かなり遠い。
『我が全盛期だった頃に30分でつけた。我はもう歳だからそこまでには1時間はかかるが、我より強いというのは速さで示せ』
なるほど。これは常人には無理だ。ん?普通のグリフォンでもそんなに早かったっけ?
『わかった。私をなめない方がいいよ』
私はローブにしていた鷹の衣を身にまとい、翼を広げた。
× × ×
『どう?1時間以内に行って帰って来たよ』
『…………』
さすが神様のプレゼント。使える。けど緊急時の時以外は使わない方がいいかな?鷹になる際はスムーズにできるけど、鷹から人に戻る時めちゃくちゃ体力持ってかれたし、体中痛い。
『クハハハハ!!いいだろう!!契約してやろう。我の名は鷹王!』
『私の名はリナだ』
普通の使い魔契約は名を交換すること。さっきのでもう契約はできた。
『あれ?鷹王って……』
『そうだ。その名の通り、先代グリフォンの王をやっていた』
『え?』
『今代のグリフォンはまだ小童でな!名前だけは鷹帝などと我より上の名だ!だが我に会っただけで頭を垂れるしまつ!』
まじでかぁぁ!!そりゃあ個体種なわけだ。
『……そう……じゃあ私はもう戻るよ……用があれば呼ぶね』
使い魔は魔法陣を練れば遠くにいる使い魔を呼び出せる。リルはずっと影に潜んでいるから関係ないけど。ちなみに使い魔の方からも影を通して、私のところに来ることができる。
『ではな!』
そう言って?鳴いて?飛んで行った。
「……リル。ゆっくり帰ろっか」
「わふ……」
リル…もう完全に犬だね…というか鷹帝ってどこかで.....
× × ×
「あーるーこー、あーるーこー。私はー元気ー」
有名な歌を口ずさみながら私は森を進む。リルは子犬サイズで腕の中。というか結構遠いですね。
まあ、そんなルンルンに歩いてた訳です。私は。そんな雰囲気をぶちこわすように、戦う音が聞こえてきたんだ!誰だよ!
「.....はぁ、リル。行くよ」
むしむし。私には関係ない!私は戦って気がそれていると思って、気配を消さず、横を通り過ぎようとした。
戦っているのは、かなり丈夫そうな早さ重視の鎧を来た肌が褐色肌の筋肉もりもりの一般的にはイケメンに入るだろう顔立ちの男。大きな大剣を振り回し、ワイバーン10体と戦っている。周りには5体の死体。
へー結構強い。ワイバーンはこの世界ではAランクとされていて、Aランクパーティーでやっと狩れる程度の強さだ。それが15体居たとするとランクは跳ね上がる。
隙のない動きで、ワイバーンの背後に回り、的確に鱗で覆われてない所を攻撃していく。
よくあの大剣で隙が出来ないもんだ。かなりの早さで振り回してる。けど小型や素早い奴にはきかないと思う。
ん?これは.....
ちょっと興味がでて、もう少し近くで戦いを見ようとしたら、足に何かが当たった。箱だ。ベルトが切れてる。多分ウエストポーチみたいに腰に付ける奴かな?中身は様々な色をした5cmほどのボールが五つ。青、赤、緑、黄、茶。カラーペインと見たい。
「おい!そこに居る奴!!手に持ってる奴をこっちに投げろ!!」
「は、はい!!」
私は思わず返事をした。気づいてたんかい!!まあ、戦ってて気づかないと思って気配遮断をしていなかった私が悪いんだけどね。ってこのバックを投げれば良いのかな?....動いて投げつらい。
私は少し横にずれてから、戦っている人に思いっきり投げた。
「ホームラン!!」
投げる方だけどなんだかそんな言葉が出た。結構早いスピードで投げたけど、難なくキャッチしたようだ。ボールが散らばらなくてよかった。
「礼を言う!」
男は箱から素早く青のボールを取り出し、ワイバーンが二、三体群れている所に投げる。
そうすると、ボールがはじけ、ワイバーンが数体氷に包まれた。そして赤のボールを目の前に居たワイバーンに向かって投げると、そのワイバーンが燃えた。その燃えているワイバーンはその暑さにもがき苦しむように身をよじらせ、ほかのワイバーンに激突する。その拍子にどんどん火はワイバーンからワイバーンへと移っていった。
男は残り3体程度となったワイバーンを蹴散らしていく。
「はぁ、はぁ、はぁ」
息を上げて膝をつく男。よく見るとかなりの傷を負ってる。
それにしてもあのボールは何だ?端から見ればただのペイントポールなのに割れた瞬間魔法が出た。それもかなり上級の。ゲームの時は無かったものだ。
私は息を荒げて、その場に倒れそうになる男を支える。最初は助ける気サラサラなかったけど、ボール投げちゃったし、助けるなら最後までだ。まぁ、暗殺者の私が言うのも何だけど。
因に私はまだ子どもなので、片手で支えるなんてことは出来ません。全身で支えないと。
「大丈夫ですか?」
「はぁ.....ああ」
だんだん息が整ってきたようだ。私は収納からレジャーシートを取り出して、上に横ならせる。
「.....〔回復魔法〕」
私は男に手をかざし、日本語で回復魔法を唱える。かなりの傷。どうやってさっきまであんな動きが出来たんだ?
「な!これは上級....いや、もっと上の...!」
「傷は治ってもまだ体力と魔力は戻ってないよ」
私はイベントリの中からテーブルを出す。幸い私は仮面をかぶっているから、顔はわれていない。だからある程度魔法とか見せても害にはならないだろう。
「えーと、病人にはおかゆ」
私はスキル収納から茶碗を出す。おかゆはイベントリから。因にイベントリとスキル収納の違いは、魔法か、神様にもらったスキルかで分けているから機能は同じだ。
「これを食べてください」
私はおかゆが入った茶碗を渡す。それとただのおかゆじゃ味気ないから、お雑煮みたいな味がするおかゆにした。
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