魔導書と古本屋さん

ゆう

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不思議なはじまり

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かつて世界を制したのは気高くSAMURAIな精神を持った『陽ノ輪(ひのわ)』の人間だったと言われています。

光の魂を生まれながらに持ち、その光は沢山の者達を照らし続け世界を平和へと保っておりました。


しかし、そこへ突如として現れたのが神人(かみびと)と呼ばれる異様なもの達でした。

彼らはこの国をあっという間に破滅まで追い込み、陽ノ輪(ひのわ)の者を生贄としてこの世から消し……、


こうして、この陽ノ輪の者が制した世界は神人の支配する世界と変わり果ててしまったのです。


『………お兄ちゃん、どういう事?』

『つっつまりだな……陽ノ輪(ひのわ)族が最強だって事だ……!!たぶん……』

『そうなの?』


これは世界の成り立ちを表記された大きな書物【森羅万象】の一節である。


一節に登場した陽ノ輪(ひのわ)族の他にも戦闘種族の月ノ夜(ツキノヨ)族や水神を拝する水陰ノ(ミズカゲノ)族などが世には存在している。

しかし、近年彼らは人を襲ったり、損壊を起こしたりと荒れ狂っているらしい。

それは一概にもこれと言って言えることではないが、ひとつの理由としてあるのはこの世に理を超えて神々達、神人(カミビト)が降りてきた事が関係していた。


そして、その青年【アルマ】は神人(カミビト)を還す術士【神契(カミチギリ)】の数少ない後継者だ。


兄と慕う妹を幼くして失い、数年後の彼はと言うと神人(カミビト)を超えた臨界者となり、人知れず、ただ知られない古本屋の店主代理をしている。


『リンカ……』

『なぁに?』←『っ!?』


そして、臨界者となり、古本屋ですること無く廃人化していた彼の前に失っはずの妹が現れ変な形で再会した。

『お兄ちゃん?』

『……本が喋っ……ぇ?』

本であったものが、突如として妹の魂が宿り再会したのである。

これを彼は後にこう呼んだ。

【変幻自在の魔導書(リッカ)】と。

リッカ(魔導書)にはたくさんの魔術が記載されており、それは悪質なものから神の域を超えるものまで様々。



そんな解明されぬ魔導書のリッカと臨界者である古本屋の青年【アルマ】の変人たちの物語が今始まろうとしている。










== ==

これから何卒、よろしくお願いします。










 


    
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