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伝説のレストラン
魚が食べれない少年1
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この世に公平なんて物は存在しない。
必ず、誰かしらは不公平となり
そして誰かしらは、その不公平を踏み台にして、公平となる─────
『スイは何でも食べれて偉いわねぇ』
『お前は父さん達の誇りだ』
『立派な三銃士となって、国の人々を護りなさい。』
『父様、母様……ボク……戦いたくないよ!!』
『───それじゃあ、何の為に…貴方を産んだ事になるのかしら?』
冷たく言い放つ母の声───
虫けらを見るかのような父の眼差し───
『ぼ…く……た、戦うよ!!……この国の……────為に……』
そう……私────俺のように
『総長!!お勤めご苦労様です!!』
スイレン・ナイフーン─────
その名を聞いた者は国の為に戦い、平和に導く三銃士の1人と、結び付ける者が大多数であろう。
しかし………、そんなスイにも
もう1つの顔があったのだ。
ザーーーーーーーー……
「今日は雨かぁ~」
「こりゃ完全に梅雨入りしたな。」
「梅雨時期は日照不足なんかが影響して、野菜や植物が栄養不足になりやすいから気をつけないとね~…」
売上表を記入しながら、ソウは窓の外を見つめた。雨の影響か、客足が少ないのだ。
「おかしいわねぇ……、三銃士の人気は天候に左右されない筈なのに~!」
「アモネ!久しぶりじゃない!?」
「……あんたの作った激辛カレーの影響で、一週間ダウンさせて頂いてたわよ!怒」
「あ、ありゃ!こりゃまた失礼いたしましたぁ~!」
不機嫌そうなアモネを宥めながら、ひまわりは店内をキョロキョロと見回す。
とっくに開店時間は過ぎてるというのに、我らの副店長・スイがまだ出勤していない。
「あれ…、そういえばスイは?」
いつも、誰よりも朝早くこの店に出勤しているのは、このエルピスの副店長である"スイ"だ。
そのスイがまさかの寝坊……?
「いやぁ~まさか、エンジじゃあるまいし!」
「おい!、"エンジは寝坊するけど、スイはしないよね…"みたいな事思ってたんじゃねぇーだろうな……」
「図星ッ!!!?」
「やっぱりそう思ってたか怒」
カランコロン───
店の扉が開き、逃げる様にひまわりは出迎えた。
「あー!お客さんだ!いらっしゃいませ~」
「あ、こら!逃げんな!!」
ピチョン……!
店内に入ってきたのは、モヒカン頭に可愛い絵柄の魚のイラストがプリントされた、ピチピチのTシャツを着た大柄の男。
(あれ…?、このお客さん……何処かで見たような…)
「こ…………こ……こ」
「コーラですか?……それともコーンフレークとか?。あ!コーンスープ&ポタージュもありますね!」
「此処に……スイレン総長は……」
「え?……スイレン総長って───」
総長?─────スイが?
想像しただけで笑えそうで笑えない絵面になってきた……。青ざめていると、階段から慌ただしく駆け下りる音───振り返ると、こりゃまた珍しく、制服さえも乱れた状態で息を切らして登場したのは噂のスイレン副店長だ。
「っ……すみません、遅れました───」
「あ、スイ~…お客様が……」
「私に……ですか?」
「そ、総長!!!!」
「総長って…………あの総長か!?」
「まっさかあ~!!"尊重"の間違いじゃないの?」
「だよなあ~!」と冷や汗ダラダラとエンジと肩を抱き合って笑っていると、大柄の男は泣き出してしまった。
「……やっと……貴方を見つける事ができました…ッ」
大柄の男がスイに駆け寄ろうとすると、スイはナイフを取り出し"持ち手"部分を使って、自分よりも何倍も大きいガタイの男を取り押さえたのだ。ドスの効いた声で「触るんじゃねぇよ…オス豚が」と、あの物腰が柔らかくて、品があって、誰に対しても敬語でしか話さないスイが……
「オ……オス豚?」
「アアッ!!…その罵り……魂を揺さぶられますッ!!」
「テメェ───相変わらず汚ぇ面してんな」
ひまわり・エンジ・ソウ・アモネは店の隅っこに避難し、お互いの頬を抓りあってこれが現実なのかと確かめ合ったが……
「ゆ……夢じゃない」
「あ、あは……あははっ!──梅雨だからかなぁ~?……頭が痛くなってきたよ……」
「ソウ様!しっかり!!」
「ス…………スイって、そっちの趣味があったのか?」
「ま、まさか…………蝋燭とか鞭とか持って……ピンヒール履いてプレイしてるってことッ!?」
「もう"スイ"なんて呼べないよ!!」
「で、でも……あのスイ様に限ってそんな……」
「何を────コソコソと話しているのですか?」
「「「「ひいぃぃぃぃぃ!?」」」」
スイは不貞腐れた様子で近くの椅子に腰をかける。その姿はまるで───小さい子供のようだった。
必ず、誰かしらは不公平となり
そして誰かしらは、その不公平を踏み台にして、公平となる─────
『スイは何でも食べれて偉いわねぇ』
『お前は父さん達の誇りだ』
『立派な三銃士となって、国の人々を護りなさい。』
『父様、母様……ボク……戦いたくないよ!!』
『───それじゃあ、何の為に…貴方を産んだ事になるのかしら?』
冷たく言い放つ母の声───
虫けらを見るかのような父の眼差し───
『ぼ…く……た、戦うよ!!……この国の……────為に……』
そう……私────俺のように
『総長!!お勤めご苦労様です!!』
スイレン・ナイフーン─────
その名を聞いた者は国の為に戦い、平和に導く三銃士の1人と、結び付ける者が大多数であろう。
しかし………、そんなスイにも
もう1つの顔があったのだ。
ザーーーーーーーー……
「今日は雨かぁ~」
「こりゃ完全に梅雨入りしたな。」
「梅雨時期は日照不足なんかが影響して、野菜や植物が栄養不足になりやすいから気をつけないとね~…」
売上表を記入しながら、ソウは窓の外を見つめた。雨の影響か、客足が少ないのだ。
「おかしいわねぇ……、三銃士の人気は天候に左右されない筈なのに~!」
「アモネ!久しぶりじゃない!?」
「……あんたの作った激辛カレーの影響で、一週間ダウンさせて頂いてたわよ!怒」
「あ、ありゃ!こりゃまた失礼いたしましたぁ~!」
不機嫌そうなアモネを宥めながら、ひまわりは店内をキョロキョロと見回す。
とっくに開店時間は過ぎてるというのに、我らの副店長・スイがまだ出勤していない。
「あれ…、そういえばスイは?」
いつも、誰よりも朝早くこの店に出勤しているのは、このエルピスの副店長である"スイ"だ。
そのスイがまさかの寝坊……?
「いやぁ~まさか、エンジじゃあるまいし!」
「おい!、"エンジは寝坊するけど、スイはしないよね…"みたいな事思ってたんじゃねぇーだろうな……」
「図星ッ!!!?」
「やっぱりそう思ってたか怒」
カランコロン───
店の扉が開き、逃げる様にひまわりは出迎えた。
「あー!お客さんだ!いらっしゃいませ~」
「あ、こら!逃げんな!!」
ピチョン……!
店内に入ってきたのは、モヒカン頭に可愛い絵柄の魚のイラストがプリントされた、ピチピチのTシャツを着た大柄の男。
(あれ…?、このお客さん……何処かで見たような…)
「こ…………こ……こ」
「コーラですか?……それともコーンフレークとか?。あ!コーンスープ&ポタージュもありますね!」
「此処に……スイレン総長は……」
「え?……スイレン総長って───」
総長?─────スイが?
想像しただけで笑えそうで笑えない絵面になってきた……。青ざめていると、階段から慌ただしく駆け下りる音───振り返ると、こりゃまた珍しく、制服さえも乱れた状態で息を切らして登場したのは噂のスイレン副店長だ。
「っ……すみません、遅れました───」
「あ、スイ~…お客様が……」
「私に……ですか?」
「そ、総長!!!!」
「総長って…………あの総長か!?」
「まっさかあ~!!"尊重"の間違いじゃないの?」
「だよなあ~!」と冷や汗ダラダラとエンジと肩を抱き合って笑っていると、大柄の男は泣き出してしまった。
「……やっと……貴方を見つける事ができました…ッ」
大柄の男がスイに駆け寄ろうとすると、スイはナイフを取り出し"持ち手"部分を使って、自分よりも何倍も大きいガタイの男を取り押さえたのだ。ドスの効いた声で「触るんじゃねぇよ…オス豚が」と、あの物腰が柔らかくて、品があって、誰に対しても敬語でしか話さないスイが……
「オ……オス豚?」
「アアッ!!…その罵り……魂を揺さぶられますッ!!」
「テメェ───相変わらず汚ぇ面してんな」
ひまわり・エンジ・ソウ・アモネは店の隅っこに避難し、お互いの頬を抓りあってこれが現実なのかと確かめ合ったが……
「ゆ……夢じゃない」
「あ、あは……あははっ!──梅雨だからかなぁ~?……頭が痛くなってきたよ……」
「ソウ様!しっかり!!」
「ス…………スイって、そっちの趣味があったのか?」
「ま、まさか…………蝋燭とか鞭とか持って……ピンヒール履いてプレイしてるってことッ!?」
「もう"スイ"なんて呼べないよ!!」
「で、でも……あのスイ様に限ってそんな……」
「何を────コソコソと話しているのですか?」
「「「「ひいぃぃぃぃぃ!?」」」」
スイは不貞腐れた様子で近くの椅子に腰をかける。その姿はまるで───小さい子供のようだった。
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