僕はオモチャ

ha-na-ko

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コンビニの袋

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あれから僕は昴ニイに抱っこされたまま身体を洗い、湯船に浸かった。

その間も、昴ニイは僕のちんこを弄ったり、乳首を抓んだり……。
その度に僕も身体をくねらせ、キスをねだった。

なんだかくすぐったいやり取りが続き、昨日までの僕たちを思うと不思議な感じがしたが、昴ニイはじわじわと実感が湧いてきているのか、時々切ない表情を見せ、情熱的に僕の身体をまさぐって、僕もその感情をめいっぱい受け止めた。

脱衣所には昴ニイと僕の着替えがちゃんと置かれていて、さすがに自分で着れるよとよろける脚で立ちシャツを着た。
よたっとしながらも、もう抱っこはさすがに恥ずかしくて支えてもらいながら自分でリビングに向かう。
その途中で玄関が開く音がして、見ると雅ニイがコンビニの袋を持って帰って来たところだった。

「アニキ、買い物に出てたんだ」

「……あぁ……、健は身体大丈夫か?」

「……う…ん……」

僕の返事が煮え切らないものだったからか、雅ニイは昴ニイの方を向く。
昴ニイは視線を反らし、恥ずかしそうに頭を掻いた。

「健、お風呂気持ち良かったか?」

雅ニイは家に上がりスリッパを履きながらそう言うと、僕は「うん!」と元気よく答えた。
まだ乾ききっていない僕の髪をくしゃっと撫でると、垂れ下がっている前髪を掻き上げおでこにキスをする。

「そっか……良かった。昴、もう夕飯出来てるから、テーブルに運んで」

「ああ、わかった」

先に雅ニイはリビングに続くキッチンへと行き、昴ニイは僕を支えながらリビングのソファーに僕を座らせると、後を追うようにキッチンへと入った。


リビングダイニングとは一間つづきになっているが、キッチンは間仕切りは無いもののその先に別部屋のようになっていた。

母さんは料理やお菓子作りが好きで、対面キッチンだと集中できないのと、道具などが沢山あるのとでこんな形の設計にしたそうだ。だからある程度広く作ってあった。

僕はリビングのソファーから、お皿に盛りつけられた料理を運んだりしている兄二人を眺めていた。


もう時間は10時半をまわっていたが、3人そろってダイニングテーブルに着く。
メニューはカルボナーラスパゲッティーとオニオンスープとサラダ。
雅ニイは料理ができないわけではないが、母さんが旅行するにあたって旅行中の3日間の料理の下ごしらえは済ませてあったから手早く作れたようだ。
僕はいただきますを元気よく言ってバクバク食べだした。

雅ニイと昴ニイが先に食べ終わって、キッチンに食器を片付けに行く。
それを何気に見ていると、雅ニイはさっき買って帰ってきたコンビニの袋を取り出し、中身を昴ニイと見ていた。
僕は身体も随分楽になっていたから、その袋がアイスか何かかと思い飛びついた。

「ねぇー!なになに?
雅ニイ何買ってきたの?」

「あっ、健……これは……」

その袋の中身は二箱のコンドームとローションだった。

僕はリビングで3人食事をしていると、なんだか以前と変わらないような錯覚を起こし出していたが、それを見た瞬間、現実味を帯びてきて顔が一気に赤くなる。

「やっぱり、これから要るだろう」

雅ニイが恥ずかしそうにそう言った。
普段クールで冷静な雅ニイが、中学生のようなリアクションなのが可愛くて笑いが込み上げてくる。

しかし、どうして二箱も……。

よく見るとサイズが違う。
MサイズとXLサイズ?
……あっ、昴ニイのも買ってきたんだ。

弟を抱くのに弟のコンドームも一緒に用意する兄。
なんだかややこしい関係になっちゃったな……。
でも、これが真実なんだから仕方ない。

「えー、僕のは?」

なんて冗談めかして二人に言うと、ええっっ!!って顔をされた。
なになに?もう僕すでに男の子ってみてもらってないわけ?

「た……健のは、アニキと一緒でいいんじゃないか?」

ちょっと慌てて昴ニイがいうと、雅ニイがMサイズの箱を袋から出してきた。

「そうだな、健はこれでいいと思う。でも、俺は……」

「いや、アニキもこれでいいって。普通だったと思うし」

? 何のこと?

「あ…その…、完全勃起したの今日が初めてだからサイズがわからなくて……」

雅ニイは顔を覆うように手をやり、メガネを上げる仕草をして照れているのを誤魔化しながらそう言うと、「そんな話はまた……後でも……」と振り返り、食器を洗いだした。


まだあと二日、両親は帰って来ない。
今まで日常の風景だったリビングもキッチンもバスルームも……この三人だけなんだと思って意識してしまうと、違う空間に見えてくる。
それに、慌ててこんな食事の支度中に買いに走るなんて、雅ニイ、どんだけ僕とエッチしたいんだよ……。

そう考えていると、ふとバスルームでの昴ニイを思い出した。
あんな風に雅ニイにももう一度求められたい。

いや、二人に何度でも、僕を求めてほしい……。


身体の芯の快楽を知った僕は、また興奮が高まってくるのを感じた。



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