【完結】ダディが脱兎の勢い〜婚約を認めるまで追い続けます〜

BBやっこ

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ダンディ兎

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「僕の宝が!」

「私、9歳になったのよ。私の運命の相手を得たいと思うのは当然の権利よ」

おじさまとも会って話した、12歳の紳士がお相手。

「早すぎるよハニー!」

「お前は、6歳で求愛していたがな?」
「ダンディな男は、可愛い女の子がいれば告白するものだ!」

「相手は、派閥違いで婚約者がいてもか?」

アウトである。事前に人の顔を覚えてないのだろうか。ダディならあり得る。

「派閥の問題もないし、優しい方よ。」
「そんなの最初だけだ!」

「そうだな。お前は赤ん坊の頃構いすぎるくらいだったが。」
「年始にあったきりでしたわね?」

勝てる要素がない。そもそもダディの許可入らない。

「僕は認めないぞおおっ!」


「逃げましたわ!」
脱兎の如く

「まったく、逃げ足だけは一級品だな。それ比べ、強く美しい娘になったなあ」
「ありがとうございますおじさま。」


頼りにならないダディでも、家族としては愛しているのだ。
問題を持ち込むことのが多いけど。婚約は認めてもらうわ?

「追い詰めてあげる。逃がさないわよ?ダディ。」


逃げた兎くらい軽々と、捕まえてみせる。
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2021.10.15 ユーザー名の登録がありません

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