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ダンディ兎
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「僕の宝が!」
「私、9歳になったのよ。私の運命の相手を得たいと思うのは当然の権利よ」
おじさまとも会って話した、12歳の紳士がお相手。
「早すぎるよハニー!」
「お前は、6歳で求愛していたがな?」
「ダンディな男は、可愛い女の子がいれば告白するものだ!」
「相手は、派閥違いで婚約者がいてもか?」
アウトである。事前に人の顔を覚えてないのだろうか。ダディならあり得る。
「派閥の問題もないし、優しい方よ。」
「そんなの最初だけだ!」
「そうだな。お前は赤ん坊の頃構いすぎるくらいだったが。」
「年始にあったきりでしたわね?」
勝てる要素がない。そもそもダディの許可入らない。
「僕は認めないぞおおっ!」
「逃げましたわ!」
脱兎の如く
「まったく、逃げ足だけは一級品だな。それ比べ、強く美しい娘になったなあ」
「ありがとうございますおじさま。」
頼りにならないダディでも、家族としては愛しているのだ。
問題を持ち込むことのが多いけど。婚約は認めてもらうわ?
「追い詰めてあげる。逃がさないわよ?ダディ。」
逃げた兎くらい軽々と、捕まえてみせる。
「私、9歳になったのよ。私の運命の相手を得たいと思うのは当然の権利よ」
おじさまとも会って話した、12歳の紳士がお相手。
「早すぎるよハニー!」
「お前は、6歳で求愛していたがな?」
「ダンディな男は、可愛い女の子がいれば告白するものだ!」
「相手は、派閥違いで婚約者がいてもか?」
アウトである。事前に人の顔を覚えてないのだろうか。ダディならあり得る。
「派閥の問題もないし、優しい方よ。」
「そんなの最初だけだ!」
「そうだな。お前は赤ん坊の頃構いすぎるくらいだったが。」
「年始にあったきりでしたわね?」
勝てる要素がない。そもそもダディの許可入らない。
「僕は認めないぞおおっ!」
「逃げましたわ!」
脱兎の如く
「まったく、逃げ足だけは一級品だな。それ比べ、強く美しい娘になったなあ」
「ありがとうございますおじさま。」
頼りにならないダディでも、家族としては愛しているのだ。
問題を持ち込むことのが多いけど。婚約は認めてもらうわ?
「追い詰めてあげる。逃がさないわよ?ダディ。」
逃げた兎くらい軽々と、捕まえてみせる。
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