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その後
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「私の可愛いミーリアを無惨にも」
小さな姫様は、お茶をしながら誘拐した理由を聞いていた。
「たしかに可哀想。」
その視線の先には、修復の跡が痛々しい人形。
「大人になれば必要ないと、王はぞんざいに扱った。それが許せない。」
そう静かな怒りを宿しているのは、姫の従兄弟。
成人目前のお兄さんだ。
このお兄さんの人形だと思うと違和感はあるものの、大事にしているんはわかった。
わたしだって、人形を汚されたり壊されたら良い気はしない。
「姫を巻き込んですまない。」
今回の状況を幼い姫にも説明して、真摯に謝っている。
「理由はわかったわ。わたしが怒るかもしれないと思ってもやったのね。」
「ああ。あの男に、後悔をさせたかった。」
大事にしているものを害される。
それが復讐に。
「王の大事なものは、6歳になる姫だ。
この日のために、根回しもしっかりできていた。」
王妃に、先代の王へと協力してもらった。
「わたしは、お爺さまのところをにしばらく居れば良いのね?」
姫を協力者を受け、王はしばらく悲嘆にくれる。
その協力をするのは、彼らの関係が少しでも修復すれば良いなと思うからで。
壊れたものは完全に治らないながらも、大切にしたいと思うからだった。
小さな姫様は、お茶をしながら誘拐した理由を聞いていた。
「たしかに可哀想。」
その視線の先には、修復の跡が痛々しい人形。
「大人になれば必要ないと、王はぞんざいに扱った。それが許せない。」
そう静かな怒りを宿しているのは、姫の従兄弟。
成人目前のお兄さんだ。
このお兄さんの人形だと思うと違和感はあるものの、大事にしているんはわかった。
わたしだって、人形を汚されたり壊されたら良い気はしない。
「姫を巻き込んですまない。」
今回の状況を幼い姫にも説明して、真摯に謝っている。
「理由はわかったわ。わたしが怒るかもしれないと思ってもやったのね。」
「ああ。あの男に、後悔をさせたかった。」
大事にしているものを害される。
それが復讐に。
「王の大事なものは、6歳になる姫だ。
この日のために、根回しもしっかりできていた。」
王妃に、先代の王へと協力してもらった。
「わたしは、お爺さまのところをにしばらく居れば良いのね?」
姫を協力者を受け、王はしばらく悲嘆にくれる。
その協力をするのは、彼らの関係が少しでも修復すれば良いなと思うからで。
壊れたものは完全に治らないながらも、大切にしたいと思うからだった。
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???
王は女性?
「王よ」と呼びかけて「貴女」なら王は女王だったということ?
個人的な意見ですが、
「王よ、貴方に愛する者ができたら」
の方が内容に合うような気がします。