【完結】亡き兄の忘れ形見を引き取りたい?消えろ

BBやっこ

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つっかえした

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「こちらで幸せに暮らしている。生活も目標も決めてしまった。
異国に行けと?強制だろうが」

以上、うちの子の主張である。
あの大人しく知的な少女は、うちの息子の影響で少々口が悪くなってしまった。


この時期特有のものであると願いたい。

「幼い、幼女なら釣れると思ったのか?腹ただしい!」

いいや、本の影響かもしれない。今度ステキな淑女が出る劇の本を贈ろう。


「縁があることさえ認めない。」

我が娘から、兄の関係者への拒絶である。

幼女の言葉ではないだろうが、彼女の本性である。


「私は覚えてる!あの子は?悪魔付きですって会話。
そう呼ばれる国なのは知っていた。本でも知った」

なんか変な話になったな?

知らない宗教にハマっていたらしく、兄は故人になってからも
その関わりも関係していそうな。



「いいえ、貴女が無事なのは私達の神の加護でしょう。」

「いいえ、法の守護です。知らないおじさんに権力で連れてかれそうなのを防がれたのですから」


本気で許さん。
「うちの家族に、国を甘く見ない事ですな?」

敵認定した。

幼女だと思って機嫌を取ろうとするのも、舐めているようにしか思えん

婚約者がもう決まってる?とかいいだしたけど、この人達。
どう消そうかなあ。

「水ぜめしようと思う。」
「確かにあの環境だと、命がけだ。」

天罰って事で、反省しないかもなあの人達。


私たち家族を、悪魔と言ったのを許していないよ?


家族を害するのも、奪うのも許さない。
それはあの不祥の兄の事も一応入れる。

娘にくろうかけたから、墓参りに文句を言おうと思った。
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