【完結】お手頃な女とお思いのようですが、メイドは裏方の仕事です。

メイドの仕事

メイドといっても仕事は多岐に渡る。

共通点といえば、主人やお客様への奉仕。
存在を薄くして、極力邪魔にならないように仕事をする。

その立場から侮られる事もある仕事ですが。貴族の家に深く関わり、目となり耳となる。
その口は閉ざされているのがメイドたる者。

しかし、仕える家に災禍に見舞われたとなれば。



「消しますわよ？」

メイドなら、それができる。

「あの方には、社交界的に消えてもらいましょう。」
「若い者への害にしかなりませんし。」


早めの引退。
という名の抹消。


メイドなら簡単に近づけ、警戒されにくい。

うまくいかないと事に、荒れてらっしゃれば飲み物を用意して側で控える。
そのうち無茶な事も言ってくるが、冷静に対処してのプロフェッショナル。

「女を紹介しろ」

「仕事ではありません。」

イラッとするのは当然だけど顔には出さない。
溜まったイラッとをあとでまとめて、お届けする事になるでしょう。


女？メイドの新しい紹介は行って居ますが、あまりにも目に余る主人は主人にあらず。

「あまりマナーがなっておりませんとザクッと、やりますよ？」

自然にナイフを持った存在を置き。身近だが存在感もないのがメイドです。



私は職務内の仕事をしますよ。