ロイヤル王国の放逐王子と腹黒女のその後をお伝えします[完結]

BBやっこ

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転生平民は、乙女ゲームと確信する。【前編】

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ロイヤル王国

小さな頃、この国の名前を聞いた時、

『ロイヤル?“王の-王国”って重複してんじゃねーか。』

って思った。ただ、この国にロイヤルという言葉はなく、
そうツッコミを入れたのは、いくつの時だったんだと疑問が浮上。

それがきっかけになって、

思い出した前世。
ここ、乙女ゲームの世界?


そう疑念を持ったので、ゆっくり思い出してみた。

前世は、女だった。


今もだし!口が悪くてすまないね。

乙女ゲームの舞台は、王都の魔法学園。
そこで主人公の女の子は、平民だったが魔力暴走を起こして

強力な魔力を有するようになる。それにより編入する形で学園へ。

この国では、微量ならだいたい魔力を宿せる。
感覚的には、静電気かな。


魔力で動かせる魔道具というものもあるが、
電池のような魔石と繋げる事で、使えるものも多い。

思い出した前世と不便なく食事を作れる。
そう言えば、米もあったわ。

明日の朝食にお粥でも作ろっと。


と、まあ。

自分は主人公なのだろうか?
今の名前は、セリア。

商人の娘で、兄がいるがもう結婚して家を出ている。
義理の姉の商会で引き続き、働くのでそのまま向こうに婿入り。

両親は店で野菜を仕入れる父と、それを調理して売る母。
母の売り出すものは、結構人気が出ている。

その2人の長女。父の仕入れを手伝う気はなく(筋力第一)、
かと言って母の手伝いだけでは物足りない(ルーティーン作業)。
なら、自分で自立してみろという話になり、

小物教室兼、喫茶店を開く計画が進んでいる。
その2階の住居部分に引っ越してきて、窓の外越しに遠く見える城をみて確信を強めた。


ゲームとそっくり。

オープニングの軽快な音楽とともに、
攻略者たちが映し出されるのだ。

金、黒、白、緑、赤など今の世界では
見かけることもある色の髪が次々に登場した。

さらに思い出す。

王子の名前。起こった事件。有名な騎士様。
ブームになった商品は、確か主人公が開発させたもの。

生産チートを主人公がする。

というか、このゲーム。知識クイズみたいのがあって
それに正解、実験をすると高品質、新種の薬が作られて
その品質で好感度が上がるっていうイベントがあった。

まあ、うがい薬なんだけど。
そういえば、生まれてから見たことがない。
今世では発明といえば発明か?

つらつら思い出しながらやっていたら、引越しの準備が終わった。
私は今日、親元を離れて新しい暮らしを始める。

自立の第一歩という日に、ある選択肢を提示された。



乙女ゲームのヒロインになっちゃう?
行っとく??……みたいな。


ヒロインに名前はない。
セレスという選択できる名前はあるものの

変更できるのだ。


ヒロインの条件は、たぶん魔力暴走。

ある場所で、大量に魔力を浴びてしまう。
それがきっかけで起こる事件から…

乙女ゲームの始まりだ。


それに参加できる。
場所も時期もわかる。

成り代れるよ?

と私が唆す。


誰を狙うの?
推しは誰だったっけ。

舞踏会のイベントは絵がキレイだったなあ。


参加
ーいや、参戦したいの?


意外と細かいところを覚えていると思ったでしょ?
印象に残った部分しか出てこないのよね~。


乙女ゲームの参加は置いといて、試しに
知識チートをやってみるか。


懇意の薬屋に行くことにした。
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