【完結】わたしが好きな婚約者は、わたしを好きじゃないかもしれない。この気持ちって重いの?

BBやっこ

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ねえ、

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わたしの婚約者の彼は、顔が広い。

文官になりたいと言っている彼は、普段から
相談事を聞いたり、誰かに引っ張られてどこかにいってしまうことも。

しばしば、ある。
そんな彼が心配で、つい目線で追ってしまう。

「また見てる」
と友人に言われても、気になるのだから仕方がない。


巻き込まれる彼は、皆んなに頼りにされているのだろう。

穏やかで柔らかく笑う彼が、小さな頃から好きだった。
鈍臭いとよく言われた時も、よく面倒を見てくれた。


お父様に婚約の話をされた時、
「婚約者なら彼が良い」と言った通りになった。

今も、好き?



わたしは好き。

彼が他の女の子と肩を並べた姿を見て悲しい。

感謝なのだろうけど、抱きつかれた姿を見るのが、哀しい。


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