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面会

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妹の婚約者が訪れた。

姉より先に父が決めた婚約者
しかし妹は、他の方からの求愛を受けたらしい。

は?

であるが、噂にも流れたので揉み消す事も無理。
あの妹の飛んでる理論で良いと思った事が通ってたのも問題だ。

父と。それを止められそうだっった母も。
そしてこの家の後継者になる私が対応する。

場所は

こんな話題ができるのが我が家くらいだったのでお招きした。

やって来た妹の婚約者の後ろの若い男性。
誰だろう?

「弟を連れて来た。後学のためにな!」


おとなしいというより地味な弟さん。
2人きりなのは避けたかったので、執事が控えている。

まあいっか。


「本日はお越しくださりありがとうございます。
後継者の私が話合いさせていただきたく。」


「お父上は?」

「心労で療養しました。私に引き継ぎはされています。
妹は病気として領地にいることになります。」


“そう言うことにしましょう”の話だ。

妹は心の病で、婚約破棄。
父は頼りにならないので、後継者私が対応すると言う。


噂は、妹が婚約を口約束で2人追加した事。
事実と少し違う。


私の名前を出したり、紹介すると軽々しく約束したのだ。
貴族的にアウトな対応。



頭が良いのか悪いのか。
運が良かっただけ。それをなんとか事態を収拾したい。
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