【完結】快気幽霊は、聞こえていない愛を囁く。

BBやっこ

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公園の男女

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爽やかな風が吹く。

お日様は光り輝き、花も嬉しそう。
私、香りを感じられないみたいだけど。


どうも、どこかで生きていた幽霊です。今日は散歩日和ですねえ。

私、足何ので歩いているっていうより、浮いてますけど。

日差しの下に幽霊っていても良いんですね。だって私、のんびり漂ってても邪魔にならないようですし。
見えていない様子。
なので、恋人達がラブラブしてそうな雰囲気の中でのへっちゃら。鮮やかに咲く花を目で楽しみながら移動していると。

ちょっと陰気な男女が。

「別れるか?」

無言の女性。
まず、疑問系で相手に聞いているのがマイナスですね。


だって、女性の方が別れるって言ったら“フラれた”
女性の方で止める言葉が出れば“引き止められた”になる。

(どんな背景か知らないけど。優柔不断っというか、頼りないなあ。)


本当に愛してる?




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