【完結】愛とは言うが、溺れてるんだろ？ それを踏まえて話そうか

本音で語ったる

「悩みをきいただけでオトコを落とせるんなら、占い師はモテとるわ！」

これは私の本音。

どーもこの娘は、現実のお付き合いを軽視しているようだ。
少し褒めれば、自分に夢中になる。

だから、全員から愛される事を目指している。

どーいうことだ、この娘。男どもを手玉にとって何をしたい？

それってチヤホヤされて楽しい時間かもしれないが、
その後の事は考えているのかい？

相手が、王子や宰相になったらそんな何股かけている女なんてそのままにしないだろ。

良い大人が、親がそんな状態にさせるわけない。

義務と権力があって成り立ってるんだぞ？
それを無視するなら、無視されることも然り。

そんな状態にする方法より、そんな妄想から抜け出す方法を考えろ。

何回か来た娘は、だんだんと全員を相手にするのが面倒になったらしい。

私が王女になったら、専属として召抱えようかって？
こんな占い師に何を言ってるんだか。私はここでのんびり続けるのが性に合ってるよ。

そんな馴染みの顔になってが、
どれくらい愛されてる？とたまに聞いてきた。

そん時は、アンタがどんくらい愛してるか考えなって答えた。
相手より、自信の気持ちを問いかけた。


そんでまー、教会のボンボンとくっついたらしいよ？
金持ちではないが堅実な毎日。

学生からの卒業して、やっとここを卒業かと思ってたのに。ま～たこの娘は。

子供の名前、どれが良いか占って？

相手の父母に聞けや。
まあ元気にやってるようで、安心したよ。