【完結済み】腕の中の捕虜は、幼い番(つがい)。【R-18】

BBやっこ

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あらすじ

0ー腕の中

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雪が積もり、吹雪く森。
そこには行軍する部隊がいた。

突然、魔物の強襲に合い、散り散りになる中で
少女の残る最後の記憶は

「見ィつけたァ。」という声だった。

ーーー

逃げた魔物を追って来た。
雪が風に乗って吹きつける。

竜人ロードは、任務のひとつとして魔獣狩りに来ていた。
狙いは大型のヒョウのような魔獣

魔法を使うそれは、隊を編成して倒す魔物だが

ロード単独での討伐をすると言い出した。その実力もあった。
他の竜人とは違い、寒さに強く氷の魔法を操るからだ。

そもそも竜人のスペックは高い
この雪の森と言われる、フィールドで有利に立ち回れた。


単独で行かせるわけには行かないと、見栄か兵士の意地だったのか?
獣人達の部隊がついてきていた。過去形だ。

吹き付けてくる雪とロードの速さ、体力について来れていない。


さっさと狩って、帰る予定でロードは
諦めの悪い魔物を追い込む。魔物のデカい牙はロードに少しも掠らなかった。

そんな戦闘をしていたが、魔物は逃げに転じる。
勝機なしと分かったのか、思い切りの良い行動だった。

しかし、ロードは逃す気はない。
魔物は以前、商隊を襲い血を流した。抹殺が命令オーダーだった。
逃げる魔物を楽々追いかけるロードを見失う獣人の部隊。待機を選択した。


ロードの追った先
そこに、人間の部隊がいたのは、偶然だった。
こっそり調査でもしていたのか、人数も少なく碌な装備もないようだ。

低級の魔法でどうにかなる魔獣ではない。
敵対している国の兵士と思えたが、戦力が無さにそうに見える。一般人かと思う。

(まあどうでもいいか。)
その反面、
ソワソワする気持ちを心の片隅に感じながら、魔物に向かい合う。
キッチリとどめを刺しにいく。

そこに油断はなかったが
魔獣は逃げ切ろうと必死だった。

ロードから遠ざかる、逆の方向に跳んだ。
そこに人がいたらしい。倒れている。

助けなければ
(?)

サクッと未だに逃げそうな魔獣を切り捨てて近づく。

“見つけた”
小柄なその相手を抱き上げる

兵士のような服だ。
怪我はないようだが、気を失っている。

細く、軽い。子供だ。

いい匂いがする。


仕留めた獲物を放置し、獣人の部隊の方へ行く。

もちろん、大事に抱えた子を伴って。
(俺のつがいだ)

確信に、歩みが速くなる。
揺ったら危険かもしれない。こんなに細くもろそうだ。

少し不安になる。

服が破れているのは強度が足りていない服なのだろう。
少女と頬と頬を合わせ、冷え切った身体を片手で抱き上げ

身体を探る。
少々、怪しい手つきだったがやはり怪我はなさそうだ。


気を失っているだけか?確かめても不安で
早く、帰らなければ。

温かいところで、休ませたい。



連れてきた部隊に要件だけ言い、再び置いて行って拠点に帰っていった。
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