もふもふ日誌【極北の城<報告書>】

BBやっこ

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子ども

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あの事件の後
竜人とセリに対する観察を強化するため、この日誌を重要視する傾向ができてきた。

竜人を飛び越えてコンタクトできる、唯一の手段。
その優越に、オレはふっと尻尾が揺れたのを誤魔化す。

セリちゃんの日誌、報告書を見た。



テントは落ち着きます

ロードの部屋はキラキラで

いっぱいのクッションで泳げそうです。

それを使って、跳べば壁の飾りにも触れそうです。

あのチャラチャラいいそうな飾りを
指で触ってみたいので、こっそりやっても良いですか?

壊れないようにやってみます。



「クッションで跳ぶ宣告?」
子供らしいっちゃそうだけど

嬉しかったんだなあ
よっぽど、はしゃぎたい?

まあ、そんな柔な構造している建物じゃないから
跳ねても大丈夫だよー

いきなり子供らしくなって、会議の空気が戸惑いに固まった。


子供に慣れてない面々
子持ちもいるよな?


「ふっ。子供らしい文だ、うちの子もよく跳ねて妻を怒らせていた。」

「クッション使わねーと届かないの?竜人に頼みゃいいじゃん。」

「何かこの文に隠された意味が…」

(いや、ねーだろ。)


襲撃事件が起こっても、変わらず協力的だ。
獣人への敵対も片鱗さえ見えない。

その見えない可能性についての意見交換に
会議が遅くまで続いた。





「あふっ」

「眠い?」
翌朝。

(警護中に欠伸は、ダメだな。)

寝ぼけた頭で考えるが、すぐに
「ちょいと仮眠とるわあ」


ソファに腰掛ければ、セリちゃんが近づいてきた。


「お休み」

そうオレの頭に手を置いて撫でた。


耳に触れ…(ああ。)


「やられた。」


完全にオレの油断だった。

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