【完結】身内から声が出ないほど、息子は無能か?これなら婚約破棄も致し方ない

BBやっこ

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終わりの余波

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坊ちゃんのお使いになられている別邸は、学園に通うのに便利だという理由で
お一人で住まわれていた。


しかし、今は現当主から叱責を受けている。

使用人達が勢揃いしている中、当主様が声を荒げた。


「悪役令嬢?悪なら糾弾すれば良い。なぜ、息子はそれができなかった?」


坊ちゃんが婚約者様を疎んじているのは、報告を上げる中で
知れていました。

特に、最近のご学友の親しい関係に頭を痛めていたのも
知っています。

当主様の戸惑いは、当然でしょう。
多額の賠償金の支払い、それには事実を把握して即時に動かなければ。



「しかし正義にもなる
誰も?…ーなぜ指摘しなかった?」

坊ちゃまをなぜお諌めしなかったのか。

正直、
ここまでのことになるとは思わなかったが本心です。


婚約破棄を公衆の面前で行い、
新しい女性を婚約者にすると宣言するなんて!


しかも、濡れ衣を着せようとするなど。
紳士として貴族としてもあり得ません。

私達は、坊ちゃまが他の女生徒に目を向けた時に、

お止めするべきだった。

確かに、今になってはそう思います。
そして当主様の答えに

『思いつかかった』と言えば無能で、

『言わなかった』と言えば、なぜなのかが繰り返される。

「思いつきませんでした」が正解か。


「進言ができない部下など、必要ない。」


お諌めできなかった、結末がこれか。
紹介状を書いていただけたものの、

着いて行くことは許されなかった。


そうして、使用人はほとんど解雇された。

当主様は
田舎の領地へ戻ることとなった。
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