【完結】「白黒つけるのではなく、抹茶を頂戴いたしましょう。」とお茶を出しました。

BBやっこ

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なごみ

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なごみの国

その茶室で黒と白の国、それぞれの外交官が隣り合って座していた。

“森の侵食をどう防ぐか?”

黒の国は討ち入る事を決め
白の国は周囲の情況をまだ静観する時

足並みが合わない。

調停国とも呼ばれるなごみの国で話し合いがもたれたのだが。

「茶など飲んでいる暇など、無いというに。」
「ここに座ってそのセリフは無粋だぞ」

茶室に通された2人。
黒の国には合わぬ作法
白の国の外交官は、噂に聞いた茶を喫する機会を少し楽しみにしていた。


「お茶の前に菓子を。」
摘み上げる砂糖菓子、形は葉を表しているのか。

ひょいっと食べる。
さっさと終わらせたいと気持ちが出るが、上質な砂糖は美味かった。

量が足りないと思う

白の外交官は上品に、みみっちく食べていた。


そしてやっとお茶を点てる。まだかかると黒の外交官は理解した。

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