アイザック

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得るものは

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力とは本人に望まずやってきてしまうことがある。

これを運命、宿命、才能など多くの言葉で表現されている。

そしてそれは幸せを運ぶこともあるだろう。

そしてそれは混沌に導いてしまうこともあるだろう。

そしてそれの責任に押しつぶされ悔やむこともあるだろう。

力とはそういうものである。

他者から見れば誉であり、憧れであり、憎しみであり、不快である。

この表裏一体であるが故に。

この定まらないからこそ。

悩み続けるのである。

それは、人としての特権ではあるからこそ。
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