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第1章
第95話:狙われる蒼真(魔族side)
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魔族たちの拠点。
戦場から戻ったグラウゼルは、椅子に腰を下ろし無骨な腕を組んだ。
イリスが笑みを浮かべる。
「随分と派手にやりましたね。王都の人達はきっと顔を真っ青にしてるでしょうね」
ベルクも肩を揺らして鼻を鳴らす。
「勇者一人が討たれただけで、あれほど民が怯えるとは……脆いもんだ」
その言葉に、グラウゼルは目を閉じて深い息を吐いた。
「……勇者という存在は、すでに地に堕ちた」
低く響く声が、重苦しい空気を震わせる。
「人間どもは勇者を希望の象徴と崇めてきた。だが、あの有様を見ろ。力に溺れ、仲間を捨て、命乞いにすがった……。あれが英雄か?」
巨体の戦士は独り語りのように続けた。
「初代の勇者たちは――強かった。力だけでなく、心もまた強靭であった。戦場では互いに憎み、刃を交えたが……その剣には揺るぎなき信念があった」
一瞬、グラウゼルの脳裏に過去の光景がよぎる。
烈火の中で立ち向かってきた剣士。
仲間を守るため、血にまみれながらも盾となった女戦士。
その一太刀一太刀が、自分を高める砥石であったことを思い出す。
「奴らは命を削ってでも立ち向かってきた。俺もまた、戦うことで己を鍛えられた。……互いを認め合う存在だったのだ」
グラウゼルの声は低く、しかしどこか遠い響きを帯びていた。
「だからこそだ……魔族の中には過去を忘れられず、人間を憎み切れない者が多く存在する」
炎と血煙に包まれたあの戦場。
互いに命を賭して斬り結び、最後まで矜持を失わなかった初代の勇者たちの姿は、敵であるはずの魔族の心にさえ深く刻み込まれている。
「彼らと刃を交わした時……確かに俺たちは敵同士だった。だが同時に、強さを追い求める者として並び立っていたのだ」
重苦しい空気が広間に落ちる。
イリスは珍しく口を閉ざし、ベルクも目を伏せて黙した。
彼らもまた、戦場に身を置く者としてグラウゼルの言葉の重みを理解していた。
グラウゼルは瞼を閉じ、ゆっくりと吐息を漏らした。
「だが……今の勇者たちにその面影はない。尊敬を抱かせる力も心も、すべて失われた。残っているのは慢心だけだ」
巨体の拳がぎしりと鳴り、石造りの椅子がきしむ。
「だが……俺はもう一度見てみたい。真に立ち向かう価値のある人間というものを」
その声は失望と同時に、どこか待ち望むような響きを帯びていた。
「だからこそ……儂は今回の侵攻に参加したのだ。もし真に勇者と呼べる者が存在しないのなら、国の一つや二つは滅んでもらう」
その言葉には怒りや快楽ではなく、揺るがぬ覚悟が込められていた。
「血と炎の渦の中でしか本物は現れぬ。民が絶望に沈み、仲間が次々と倒れる時……なお立ち上がり抗う者がいれば、そやつこそ勇者と呼ぶに値する」
イリスは口元を押さえてくすくすと笑い、ベルクは薄ら笑いを浮かべながらも目を細めた。
「なるほど……結局は試しているのですね。人間たちが、まだ戦う価値を持っているかどうか」
グラウゼルは静かに頷いた。
「勇者の一人は討ち取った。一度魔族の地へ戻るとしよう……。もはや戦う気も起きぬ。奴こそが最も血気盛んな勇者であったはずだ。ならば残りも恐るるに足らん」
その巨体から放たれる気迫がまだ大広間を支配している中、沈黙を破ったのは、ベルクだった。彼は顎に手を当て、思い出したように口を開く。
「……そういえば。前に報告した俺を倒した人間のこと覚えていますか?」
グラウゼルの瞳がわずかに細められる。
「どう見てもただの人間じゃありませんでした。あれは魔族の気配をまとっていた」
イリスが興味深そうに身を乗り出し、口元に笑みを浮かべる。
「面白いじゃない。もしかしたら勇者よりも、よっぽど価値がある存在かもしれませんね」
グラウゼルの胸奥で、微かな熱が灯る。
「……人間でありながら魔族の気配を放つ者か」
――かつて、ただ一人だけ存在した。
人の身でありながら、魔族の気配を纏っていた者。
グラウゼルの脳裏に蘇るのは初代剣聖の姿。
あの女は強かった……。人間でありながら魔族の力を奪い取り、自らのものとした最初の存在。だが……。
グラウゼルの瞳が細まり、低く唸るような声が響いた。
「……人間の勇者どもはすでに揃っている。それに加えて魔族のスキルを持つ者も4人確認されている」
グラウゼルは拳を握りしめ、卓を軋ませた。
「もし……その人間が本当に魔族のスキルを宿しているのなら、その力を奪った相手は姿を消している羅刹丸以外に考えられぬ」
重い沈黙が落ちる。
「まさか……羅刹丸様を殺してスキルを奪ったと?」
「ですが、羅刹丸はグラウゼル様と互角に渡り合った方ですよ。人間に殺されるなど本当にありえるのでしょうか?」
グラウゼルの眼光が鋭く光り、闇に火花を散らす。
「過去の傷で弱っていたとしても、羅刹丸を屠れる人間がいるとは信じ難い……帰還は取りやめだ。その人間、会ってみたくなった」
低く放たれた言葉は、凍りつくような静けさをまといながらも、戦慄を呼ぶほどの重みを帯びて広間に響き渡った。グラウゼルの言葉に、ベルクとイリスは同時に膝を折り、静かに頭を垂れる。
グラウゼルの声音が低く響く。
「ベルク、イリス。配下の者は好きに使え。必要ならば影の兵どもも動員せよ。手段は問わん。その人間を必ず見つけ出せ」
ベルクは胸に拳を当て、短く答える。
「御意。必ずやお望みの獲物を差し出しましょう」
イリスはいたずらめいた笑みを浮かべ、瞳を細める。
「人間に紛れるなんて得意中の得意だわ。せっかくですもの……少し遊んでから探しても、怒らないでくださいね?」
グラウゼルの眼光は鋭く、しかし揺るぎない。
「構わん。ただし、獲物を見失うことだけは許さんぞ」
その言葉にイリスはぱっと表情を輝かせ、手を叩いた。
「やった! じゃあ街に紛れ込むついでに美味しいものを食べに行けるわね。人間の甘味とか前から気になってたのよ」
ベルクが呆れたように鼻を鳴らす。
「遊びに行くんじゃないですよ」
イリスはくすりと笑い、腰をくねらせながら答えた。
「もちろんわかってるわよ。でも探すためには情報収集も必要でしょう? それに人間に紛れるなら、それらしく楽しんだ方が自然じゃない?」
ベルクは言葉を失い、渋々肩を竦める。
その様子を見届けながら、グラウゼルはただ黙して前を向いた。
「……好きにしろ」
ベルクは小さく嘆息し、重々しい声で付け加えた。
「結局、尻拭いをするのは俺の役目か……」
グラウゼルは二人に視線を投げず、闇の中を進みながら吐き捨てる。
「……全く、お前たちは呑気なものだな」
彼の声は怒気とも呆れともつかぬ響きを帯びていた。
戦場から戻ったグラウゼルは、椅子に腰を下ろし無骨な腕を組んだ。
イリスが笑みを浮かべる。
「随分と派手にやりましたね。王都の人達はきっと顔を真っ青にしてるでしょうね」
ベルクも肩を揺らして鼻を鳴らす。
「勇者一人が討たれただけで、あれほど民が怯えるとは……脆いもんだ」
その言葉に、グラウゼルは目を閉じて深い息を吐いた。
「……勇者という存在は、すでに地に堕ちた」
低く響く声が、重苦しい空気を震わせる。
「人間どもは勇者を希望の象徴と崇めてきた。だが、あの有様を見ろ。力に溺れ、仲間を捨て、命乞いにすがった……。あれが英雄か?」
巨体の戦士は独り語りのように続けた。
「初代の勇者たちは――強かった。力だけでなく、心もまた強靭であった。戦場では互いに憎み、刃を交えたが……その剣には揺るぎなき信念があった」
一瞬、グラウゼルの脳裏に過去の光景がよぎる。
烈火の中で立ち向かってきた剣士。
仲間を守るため、血にまみれながらも盾となった女戦士。
その一太刀一太刀が、自分を高める砥石であったことを思い出す。
「奴らは命を削ってでも立ち向かってきた。俺もまた、戦うことで己を鍛えられた。……互いを認め合う存在だったのだ」
グラウゼルの声は低く、しかしどこか遠い響きを帯びていた。
「だからこそだ……魔族の中には過去を忘れられず、人間を憎み切れない者が多く存在する」
炎と血煙に包まれたあの戦場。
互いに命を賭して斬り結び、最後まで矜持を失わなかった初代の勇者たちの姿は、敵であるはずの魔族の心にさえ深く刻み込まれている。
「彼らと刃を交わした時……確かに俺たちは敵同士だった。だが同時に、強さを追い求める者として並び立っていたのだ」
重苦しい空気が広間に落ちる。
イリスは珍しく口を閉ざし、ベルクも目を伏せて黙した。
彼らもまた、戦場に身を置く者としてグラウゼルの言葉の重みを理解していた。
グラウゼルは瞼を閉じ、ゆっくりと吐息を漏らした。
「だが……今の勇者たちにその面影はない。尊敬を抱かせる力も心も、すべて失われた。残っているのは慢心だけだ」
巨体の拳がぎしりと鳴り、石造りの椅子がきしむ。
「だが……俺はもう一度見てみたい。真に立ち向かう価値のある人間というものを」
その声は失望と同時に、どこか待ち望むような響きを帯びていた。
「だからこそ……儂は今回の侵攻に参加したのだ。もし真に勇者と呼べる者が存在しないのなら、国の一つや二つは滅んでもらう」
その言葉には怒りや快楽ではなく、揺るがぬ覚悟が込められていた。
「血と炎の渦の中でしか本物は現れぬ。民が絶望に沈み、仲間が次々と倒れる時……なお立ち上がり抗う者がいれば、そやつこそ勇者と呼ぶに値する」
イリスは口元を押さえてくすくすと笑い、ベルクは薄ら笑いを浮かべながらも目を細めた。
「なるほど……結局は試しているのですね。人間たちが、まだ戦う価値を持っているかどうか」
グラウゼルは静かに頷いた。
「勇者の一人は討ち取った。一度魔族の地へ戻るとしよう……。もはや戦う気も起きぬ。奴こそが最も血気盛んな勇者であったはずだ。ならば残りも恐るるに足らん」
その巨体から放たれる気迫がまだ大広間を支配している中、沈黙を破ったのは、ベルクだった。彼は顎に手を当て、思い出したように口を開く。
「……そういえば。前に報告した俺を倒した人間のこと覚えていますか?」
グラウゼルの瞳がわずかに細められる。
「どう見てもただの人間じゃありませんでした。あれは魔族の気配をまとっていた」
イリスが興味深そうに身を乗り出し、口元に笑みを浮かべる。
「面白いじゃない。もしかしたら勇者よりも、よっぽど価値がある存在かもしれませんね」
グラウゼルの胸奥で、微かな熱が灯る。
「……人間でありながら魔族の気配を放つ者か」
――かつて、ただ一人だけ存在した。
人の身でありながら、魔族の気配を纏っていた者。
グラウゼルの脳裏に蘇るのは初代剣聖の姿。
あの女は強かった……。人間でありながら魔族の力を奪い取り、自らのものとした最初の存在。だが……。
グラウゼルの瞳が細まり、低く唸るような声が響いた。
「……人間の勇者どもはすでに揃っている。それに加えて魔族のスキルを持つ者も4人確認されている」
グラウゼルは拳を握りしめ、卓を軋ませた。
「もし……その人間が本当に魔族のスキルを宿しているのなら、その力を奪った相手は姿を消している羅刹丸以外に考えられぬ」
重い沈黙が落ちる。
「まさか……羅刹丸様を殺してスキルを奪ったと?」
「ですが、羅刹丸はグラウゼル様と互角に渡り合った方ですよ。人間に殺されるなど本当にありえるのでしょうか?」
グラウゼルの眼光が鋭く光り、闇に火花を散らす。
「過去の傷で弱っていたとしても、羅刹丸を屠れる人間がいるとは信じ難い……帰還は取りやめだ。その人間、会ってみたくなった」
低く放たれた言葉は、凍りつくような静けさをまといながらも、戦慄を呼ぶほどの重みを帯びて広間に響き渡った。グラウゼルの言葉に、ベルクとイリスは同時に膝を折り、静かに頭を垂れる。
グラウゼルの声音が低く響く。
「ベルク、イリス。配下の者は好きに使え。必要ならば影の兵どもも動員せよ。手段は問わん。その人間を必ず見つけ出せ」
ベルクは胸に拳を当て、短く答える。
「御意。必ずやお望みの獲物を差し出しましょう」
イリスはいたずらめいた笑みを浮かべ、瞳を細める。
「人間に紛れるなんて得意中の得意だわ。せっかくですもの……少し遊んでから探しても、怒らないでくださいね?」
グラウゼルの眼光は鋭く、しかし揺るぎない。
「構わん。ただし、獲物を見失うことだけは許さんぞ」
その言葉にイリスはぱっと表情を輝かせ、手を叩いた。
「やった! じゃあ街に紛れ込むついでに美味しいものを食べに行けるわね。人間の甘味とか前から気になってたのよ」
ベルクが呆れたように鼻を鳴らす。
「遊びに行くんじゃないですよ」
イリスはくすりと笑い、腰をくねらせながら答えた。
「もちろんわかってるわよ。でも探すためには情報収集も必要でしょう? それに人間に紛れるなら、それらしく楽しんだ方が自然じゃない?」
ベルクは言葉を失い、渋々肩を竦める。
その様子を見届けながら、グラウゼルはただ黙して前を向いた。
「……好きにしろ」
ベルクは小さく嘆息し、重々しい声で付け加えた。
「結局、尻拭いをするのは俺の役目か……」
グラウゼルは二人に視線を投げず、闇の中を進みながら吐き捨てる。
「……全く、お前たちは呑気なものだな」
彼の声は怒気とも呆れともつかぬ響きを帯びていた。
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