10 / 12
⑩
しおりを挟む
「お、おい。そんな強く噛んだらペンが折れるぞ?」
「ぎゃー!!! 近づかないでください!!!」
心配になってかすみに近付くと、凄い勢いで教室の端まで逃げられてしまった。
「・・・あ、ゴメン」
流石の僕も、そんなに避けられるとは思わなかった。
少しやり過ぎたかと思い、僕はYシャツのボタンを閉める。
「それにしても先輩、なんでそんな恰好してきたんですか? 誘ってるんですか?
わ・・・私に惚れられても知りませんよ」
かすみは軽い調子でそう言うが、途中から照れた様に口ごもる。
そして自分の発言を思い返して恥ずかしくなったのか、頬を紅潮させ下を向いてしまった。
「えっと・・・」
「う・・・」
なんだか、部室は変な雰囲気に。
「・・・あー。僕は別に、赤実に惚れられても構わないんだけど」
意を決して、口を開く。
「っ・・・!?」
だが僕がそう言った瞬間、パキッと乾いた音が鳴り響く。
「ひゃあ!? 折れたぁぁぁ!!!」
見ると、かすみの咥えていた青色のペンが見事に真っ二つに折れていた。
「ぎゃー!!! 近づかないでください!!!」
心配になってかすみに近付くと、凄い勢いで教室の端まで逃げられてしまった。
「・・・あ、ゴメン」
流石の僕も、そんなに避けられるとは思わなかった。
少しやり過ぎたかと思い、僕はYシャツのボタンを閉める。
「それにしても先輩、なんでそんな恰好してきたんですか? 誘ってるんですか?
わ・・・私に惚れられても知りませんよ」
かすみは軽い調子でそう言うが、途中から照れた様に口ごもる。
そして自分の発言を思い返して恥ずかしくなったのか、頬を紅潮させ下を向いてしまった。
「えっと・・・」
「う・・・」
なんだか、部室は変な雰囲気に。
「・・・あー。僕は別に、赤実に惚れられても構わないんだけど」
意を決して、口を開く。
「っ・・・!?」
だが僕がそう言った瞬間、パキッと乾いた音が鳴り響く。
「ひゃあ!? 折れたぁぁぁ!!!」
見ると、かすみの咥えていた青色のペンが見事に真っ二つに折れていた。
0
あなたにおすすめの小説
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
俺の可愛い幼馴染
SHIN
恋愛
俺に微笑みかける少女の後ろで、泣きそうな顔でこちらを見ているのは、可愛い可愛い幼馴染。
ある日二人だけの秘密の場所で彼女に告げられたのは……。
連載の気分転換に執筆しているので鈍いです。おおらかな気分で読んでくれると嬉しいです。
感想もご自由にどうぞ。
ただし、作者は木綿豆腐メンタルです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる