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《 序 》
しおりを挟む「貴方の剣と成り合う盾となりましょう」
そう言った後、彼女は、はにかんだ。
まるで男側が告げるべき言葉だと彼は思いながらも、言葉の潔さに目を見開き、そして目を細めた。恥らしく微笑んだ姿はまるで可愛らしいのに、麗しさの中に潜む慎ましさに心を惹きつけられた。
この国では伴侶とする男性を立てることこそ女性の妙とされている。
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