17 / 46
第一部・第二章:出会いと再会は突然に
17
しおりを挟む
そんな二人のやりとりを知るよしもなく、俺は今普通科の校舎一階の学園長室前で足を止めていた。
「ウッソ……もうついちゃったの?」
二人と別れていくつかある校舎とにらめっこした末にこの校舎にしたのだが……
ぶっちゃけ言うと、本来なら校舎間違えたり迷ったりするのが普通だよなぁって思ってたんだよね。だってマンガじゃ、そのおかげで出会いとかがあって物語が進むー的な話になってるし、期待しちゃってたんだよね。
つまり一言で言うとですね。
なんでこんなあっさりついちゃうんだよ俺の馬鹿!
そりゃ急いでたし早くついたほうが良いって頭では理解してるけどさぁ!でもやっぱり何かしらハプニングとかあったほうが楽しいというか……とにかく、マンガみたいな展開を予想(期待)してたのに!!
マンガマンガマンガってお前はマンガオタクか!と突っ込むのはやめて下さい。参考資料がそれしかなかったんです。
と、とにかく、来ちまったもんは仕方がない。よし、腹括ってしまおう。入ろう。こんな所でうろうろしてたら怪しまれるからな。
「すぅー、はぁー………」
深呼吸して落ち着きを取り戻し、ドアノブに手をかける。
ガチャ………
「失礼します。編入生の柳 爽です」
扉を開いたその先には誰もいなかった。
少し広い部屋の奥にある窓の真ん前に学園長用の値段が張りそうな机と椅子があるだけ。
「あれ?誰もいない?」
学園長室間違えたとか?いやそれはないな。プレートにしっかり「学園長室」って書かれてたし。じゃあなんで誰もいないんだ?
ふと壁にかけられてる時計を見やると時刻はなんと10時35分。
「ノォォォォッッ!!!!2時間以上も過ぎてるぅぅぅ!!!」
思わず叫んでしまうほどにショックを受けた。まさかそんなに時間経ってるとは思わなかったし!!
学園長って忙しい立場なのは知ってる。俺1人のためにこんな長時間待ち続けるとは思えない。実際いないし。
この現状を見てわかること。それは
「挨拶……明日に決定だわ」
ただそれだけだった。
だよなぁ、2時間も待つとか拷問だよなぁ。ここにいないってことは仕事で出張とかに違いない。
こんだけ待たされたら迷惑にも程があるよなぁ……
反省して嘆いても何にもならないし、とりあえずは寮に行こう。自分の部屋で落ち着きたい。そう思い閉じた扉を開こうとドアノブに手を近づけたときだった。
「ふっ……くくくっ………ああ駄目。キミ面白すぎ!」
上から声が聞こえてきたため上を見上げると、何故か白ワンピースを着た紫頭のツインテール美少女が天井に張り付いていた。
「ぎゃあああぁぁぁぁぁ!!!!??」
勢い良く壁にドンッて背中押し付けるぐらい後ずさった。
て、天井に!天井に人が!!
「あははっ!そうよその反応を期待してたのよ!あーツボったわぁ。楽しませてもらったし、そろそろ良いかな」
目を白黒させてる俺の真ん前にストンと華麗に降りてきた美少女。もう、びっくりさせんなよもう!!心臓破裂しそうなくらいびっくりしたんだけど!!
華麗に降りてきた美少女は俺を真っ直ぐ捉えた。
「さっきはごめんね。キミがどんな反応するのか見てみたくてイタズラしちゃったわ」
まずは謝罪し、一礼してきた。そして顔を上げ手を握る。
「白帝学園の学園長、神ヶ原 ノアよ。ピチピチの25才でっす☆」
………
……………
「はいぃぃぃぃ!!!?」
目ん玉飛び出そうってくらいびっくりした。
「ウッソ……もうついちゃったの?」
二人と別れていくつかある校舎とにらめっこした末にこの校舎にしたのだが……
ぶっちゃけ言うと、本来なら校舎間違えたり迷ったりするのが普通だよなぁって思ってたんだよね。だってマンガじゃ、そのおかげで出会いとかがあって物語が進むー的な話になってるし、期待しちゃってたんだよね。
つまり一言で言うとですね。
なんでこんなあっさりついちゃうんだよ俺の馬鹿!
そりゃ急いでたし早くついたほうが良いって頭では理解してるけどさぁ!でもやっぱり何かしらハプニングとかあったほうが楽しいというか……とにかく、マンガみたいな展開を予想(期待)してたのに!!
マンガマンガマンガってお前はマンガオタクか!と突っ込むのはやめて下さい。参考資料がそれしかなかったんです。
と、とにかく、来ちまったもんは仕方がない。よし、腹括ってしまおう。入ろう。こんな所でうろうろしてたら怪しまれるからな。
「すぅー、はぁー………」
深呼吸して落ち着きを取り戻し、ドアノブに手をかける。
ガチャ………
「失礼します。編入生の柳 爽です」
扉を開いたその先には誰もいなかった。
少し広い部屋の奥にある窓の真ん前に学園長用の値段が張りそうな机と椅子があるだけ。
「あれ?誰もいない?」
学園長室間違えたとか?いやそれはないな。プレートにしっかり「学園長室」って書かれてたし。じゃあなんで誰もいないんだ?
ふと壁にかけられてる時計を見やると時刻はなんと10時35分。
「ノォォォォッッ!!!!2時間以上も過ぎてるぅぅぅ!!!」
思わず叫んでしまうほどにショックを受けた。まさかそんなに時間経ってるとは思わなかったし!!
学園長って忙しい立場なのは知ってる。俺1人のためにこんな長時間待ち続けるとは思えない。実際いないし。
この現状を見てわかること。それは
「挨拶……明日に決定だわ」
ただそれだけだった。
だよなぁ、2時間も待つとか拷問だよなぁ。ここにいないってことは仕事で出張とかに違いない。
こんだけ待たされたら迷惑にも程があるよなぁ……
反省して嘆いても何にもならないし、とりあえずは寮に行こう。自分の部屋で落ち着きたい。そう思い閉じた扉を開こうとドアノブに手を近づけたときだった。
「ふっ……くくくっ………ああ駄目。キミ面白すぎ!」
上から声が聞こえてきたため上を見上げると、何故か白ワンピースを着た紫頭のツインテール美少女が天井に張り付いていた。
「ぎゃあああぁぁぁぁぁ!!!!??」
勢い良く壁にドンッて背中押し付けるぐらい後ずさった。
て、天井に!天井に人が!!
「あははっ!そうよその反応を期待してたのよ!あーツボったわぁ。楽しませてもらったし、そろそろ良いかな」
目を白黒させてる俺の真ん前にストンと華麗に降りてきた美少女。もう、びっくりさせんなよもう!!心臓破裂しそうなくらいびっくりしたんだけど!!
華麗に降りてきた美少女は俺を真っ直ぐ捉えた。
「さっきはごめんね。キミがどんな反応するのか見てみたくてイタズラしちゃったわ」
まずは謝罪し、一礼してきた。そして顔を上げ手を握る。
「白帝学園の学園長、神ヶ原 ノアよ。ピチピチの25才でっす☆」
………
……………
「はいぃぃぃぃ!!!?」
目ん玉飛び出そうってくらいびっくりした。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
二十年仕えた王女が私を敵に売った。それでも守ることにした
セッシー
ファンタジー
二十年間、王女殿下の護衛騎士として仕えた。その殿下が、私を敵に売った。
牢の中で事実を知り、一分考えて——逃げることにした。殿下の目的を、まだ果たしていないから。
裏切りの真相を確かめるため、一人王都へ戻る護衛騎士の話。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
イジメられっ子世に憚る。
satomi
ファンタジー
主人公須藤正巳はぼんやりと教室で授業を受けていた。その時、突然教室中に物凄い量の光が…。 正巳が属する2-C全員が異世界転移することとなってしまった。 その世界では今まで正巳が陰キャとして読み漁ったラノベともゲームとも異なり、レベルがカウントダウン制。つまりレベル999よりレベル1の方が強い。という世界だった。 そんな中、クラスのリーダー的陽キャである神谷により全員で教室の外に出ることに。 いきなりドラゴンに出会い、クラスの全員がとった行動が『正巳を囮にして逃げること』だった。 なんとか生き延びた正巳は、まず逃げた連中へ復讐を誓う。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる