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41.相良パパ先生
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清子と晴紀のおかげで、険悪な再会だった美湖と父はなんとか穏やかにひと晩を過ごすことが出来た。
美湖はいつもの二階の部屋に。父はリビングで寝起きをしてもらった。
それでも美湖は翌日も仕事。支度をして白衣を羽織って診療所の診療開始。
本日も朝一からお年寄りを中心とした島民が診察へと集まってくる。
今日は岡家の志津と娘の芳子が定期的な検診に来ていた。熱中症以来、体調はきちんと管理されているようで、志津の顔色もよい。
「先生。今日はね、わたし、夏みかんのマーマレードを持ってきたんよ。今年最後の一瓶なんよ、よろしかったら召し上がって」
「もう、お母ちゃん。美湖先生はお仕事しとるんやけん、そういう田舎の感覚でなんでも持っていっちゃ駄目て……。いつも言うのですけれど、美湖先生、ごめんなさいね」
志津はいつも美湖になにかしら手土産を持ってきてくれる。松山銘菓や果物、そしてわりと洒落た焼き菓子もだった。先日はご高齢なお婆ちゃまなのに『マフィン』を焼いてきてくれて、美湖が泣いて喜んだので、マーマレードを持ってきてくれたようだった。
「いいのですよ、芳子さん。ここが大学病院だったら怒られちゃうんですけれど。……実は、楽しみにしているんです。ごめんなさい。もらっちゃいます。すっごい楽しみ」
志津からマーマレードの瓶を受け取ると、母娘が嬉しそうに顔を見合わせる。
「先生。昨日、お客様が来られていたみたいですね。ハル君がうちに訪ねてきて、うまい地酒があったら譲って欲しいてきたもんやから」
芳子からそうきいて、晴紀が親しいご近所へ奔走してくれたことを知る。
「このまえも、若い眼鏡の先生、来とったわいね。美湖先生、まさか……、大学病院のお偉いさんからなにか言われてるの? まだ、ここにおってくれるよね」
志津が泣きそうな顔で美湖の腕にすがってきた。
「まだ五月に来たばかりですよ。そんなすぐに帰りませんから」
「そやけど……、一年二年して。先生、帰ってしまうんやろ。お医者さんとしてのキャリア積むためにはここじゃいかんのやろ。安心できる女医さんが来てくれて、気兼ねなく見てもらえるようになったのに……」
「お母ちゃん。いまそれ言ってもしかたないやろ。また、その時な、考えよ。きっと町内会でもなんとかしてくれるよ」
そんなふうに言われると、美湖もわけもなく切なくなったりした。
島は……、ほんとうに蜜柑の花そのもの。甘い香りで包んでくれて、心地よい。忘れていた感覚を掘り起こし、目覚めさせ、美湖の心を揺り動かす。
待合室が少しざわめいた気がした。
「美湖、お父さんも手伝おう」
白衣を羽織った父が診察室に現れたので、美湖は目を丸くする。
血圧を測っていた志津も驚いて、美湖と父の顔を交互に見つめている。
「美湖先生? お父さんなの?」
芳子もびっくりして固まっている。
美湖も苦笑いしか浮かべられない。
「はい。父です」
「相良です。おじゃまいたしますね」
美湖のデスクのすぐそばにパイプ椅子を置いて、父が白衣姿でどっかり座った。
うわ、緊張する。実家で少し手伝ったこともあるが、父の目があるととても緊張する。
「あらー、べっぴんさんやと思っていたけれど。お父様も男前、お父様に似たんじゃろか、美湖先生」
渋めの映画俳優のようだと、志津が持て囃しても、父は少し微笑むだけ。
もう、やりにくいなー。すっごい眼力で美湖が患者に接する一挙一動、一言一句を監視されているようで気になって仕方がない。
志津と芳子が帰って、次も地区と地区の端境、密柑山にお住まいの西川おじいちゃんとお嫁さんが診察室に入ってくる。
こちらも『先生のお父さん?』と驚かれたが、父が静かに黙って一礼をするだけで控えているので、美湖もいつも通りに診察をする。
こちらのお舅さんは、足が痛いとよくやってくる。ご高齢の方にはよくあることで、美湖もレントゲンなどをこまめに観察しているが、いまのところ薬を渡したりして経過観察中だった。
本当ならば、島外、市街の専門医にまめに通ってほしいが、ご高齢で足が痛いとなれば外出も億劫になりがちだし、お舅さんのご機嫌を見ながら付きそうお嫁さんやご家族が大変だろうと、ひとまず診療所と港病院でなんとかしている状況。
今日も薬を出す以外、なにもしてあげられることがなかった。たまに膝に水がたまるようなので処置をするものの、そう頻繁ではないので重度ではないと思いたい。
「美湖、カルテをみせてもらっていいか」
父に言われ、美湖も手書きのカルテのほうを素直に渡した。何故なら、父の専門は整形外科だから。
「レントゲンもあるか。できれば間近のもの、なければいま撮影してくれないか」
おじいちゃんとお嫁さんが急に動き出した父を見て戸惑っていた。
「父は整形外科医なんです」
「ほうかいな。ええんかいな。診てもらっちゃって」
こんな時に父がやっとにっこりと笑顔を見せる。
「せっかくここまで来ましたからね。仕事ではないとはいえ、診ないなんて医師が廃るというものです」
「あら、助かるわ。ずっと美湖先生に市街の専門医に一度行くようにと言われていたけれど、なかなかそれが出来なくて……」
お薬でずっと抑えてきた生活と行動に移したいジレンマがご家族にもあったようだった。
「美湖、レントゲンを撮ってくれ。ここと、このあたりだ」
「はい。相良先生」
「愛美さんもお願いします」
「はい。相良先生!」
そばに控えていた愛美も、動き出した父の指示に素直に従ってくれる。
レントゲン写真の結果が出るまで、西川おじいちゃんとお嫁さんには待合室で待機してもらう。
出来上がったレントゲン写真を、ライト発光板のシャーカッセンに貼り付け、父と眺めた。
「五月に初めて診察した時も、それから一ヶ月に一度撮影していたけれど、特になにも私には見つけられなかったの。お父さんから見てどう」
正直、助かると美湖も思ってしまった。診療所は初期診察を行い、専門病院へ案内する役割があるが、島ではそうはいかないことが多々あるため、専門以外の知識があれば……と美湖も頭を悩ますことがある。専門医の父が、しかもベテランの医師が診てくれるのは心強いことだった。
「症状はいつから起きているか聴いているか」
「一年ぐらい前からだって。その前からも違和感があったけれど、外出が億劫になったり、大好きだった磯釣りにでかけなくなったのも今年に入ってからだって。おじいちゃんもストレス溜まっているみたい。不機嫌になると怖いとお嫁さんがちらっと言っていたから……。本当は専門医にかかってほしかったんだけれど」
「なるほどな……。まあ典型的な関節リュウマチだと思うが。処方した薬は飲み始めてどれぐらいだ」
「港病院で処方されていたものを、いまはそのまま……。でも、あまり効果がないように思えて、次に効果がある薬を処方するのにやはり専門医に診てもらいたいと、島外診察の説得をしようか迷っていたところ」
父に再度、カルテを渡し処方している薬を確認してもらう。
「いまはもっといい新しい薬が出ている。それを試したらどうだろうか。それで三ヶ月様子を見て、効果がなければ人工関節の手術を検討してもらいたいところだな」
美湖もそうなりそうだと見通しをつけていた通りの父の診断だったが、専門医でない部分で不安もあったが、これで確信が持てた。
「ありがとう、お父さん……。ううん、相良先生。島には整形外科医がいないので助かりました」
珍しく、父が戸惑っていた。そして照れくさそうに娘から目線を逸らした。
それを愛美がまた微笑ましそうに見守ってくれている。
「親子診断、見れちゃいました。待合室のおじいちゃん、おばあちゃんたちも、美湖先生のパパさんに早く会いたいってお待ちですよ~」
「いや、そんな見せ物みたいになっているだなんて……」
「美湖先生とそっくりだって、もう夕方には島中に知れ渡っているかも!」
「愛美さん、このお薬の手配をお願いしたいのですけれどね」
「はい。お父さん先生! パパ先生!」
愛美がカルテを受け取る時にそう言うと、父が面食らっていた。
愛美がいつもの快活さで場を和ませてくれると、父がますます困った顔になるから美湖も父の背中の影でそっと笑ってしまう。
威厳あるベテラン医師の風貌が効いているのか、父の説明で西川おじいちゃんとお嫁さんも納得してくれたようだった。新薬を試してみて効果がなければ人工関節の手術を検討する心積もりを整えてくれるとのことだった。
「来週、新薬を処方しよう。その時も私が診察しよう」
え、なんですって? 美湖は眉をひそめた。
お父さん、一週間後もここにいる気満々なんですけれど!?
しかし美湖が診察に自信を持てなかった整形外科系の診察を、父が何人かきちんと見てくれてほっとしたのは否めなかった。
「美湖、他にも整形外科の診断がいる患者いるのか。次の診察はいつだ」
「いま、確認しますね。相良先生……」
だめだ、こりゃ。診療所で受け持っている患者をすべてチェックする気だ。
しばらく父と生活決定、早々に帰ってくれる願いを美湖は諦めた。
美湖はいつもの二階の部屋に。父はリビングで寝起きをしてもらった。
それでも美湖は翌日も仕事。支度をして白衣を羽織って診療所の診療開始。
本日も朝一からお年寄りを中心とした島民が診察へと集まってくる。
今日は岡家の志津と娘の芳子が定期的な検診に来ていた。熱中症以来、体調はきちんと管理されているようで、志津の顔色もよい。
「先生。今日はね、わたし、夏みかんのマーマレードを持ってきたんよ。今年最後の一瓶なんよ、よろしかったら召し上がって」
「もう、お母ちゃん。美湖先生はお仕事しとるんやけん、そういう田舎の感覚でなんでも持っていっちゃ駄目て……。いつも言うのですけれど、美湖先生、ごめんなさいね」
志津はいつも美湖になにかしら手土産を持ってきてくれる。松山銘菓や果物、そしてわりと洒落た焼き菓子もだった。先日はご高齢なお婆ちゃまなのに『マフィン』を焼いてきてくれて、美湖が泣いて喜んだので、マーマレードを持ってきてくれたようだった。
「いいのですよ、芳子さん。ここが大学病院だったら怒られちゃうんですけれど。……実は、楽しみにしているんです。ごめんなさい。もらっちゃいます。すっごい楽しみ」
志津からマーマレードの瓶を受け取ると、母娘が嬉しそうに顔を見合わせる。
「先生。昨日、お客様が来られていたみたいですね。ハル君がうちに訪ねてきて、うまい地酒があったら譲って欲しいてきたもんやから」
芳子からそうきいて、晴紀が親しいご近所へ奔走してくれたことを知る。
「このまえも、若い眼鏡の先生、来とったわいね。美湖先生、まさか……、大学病院のお偉いさんからなにか言われてるの? まだ、ここにおってくれるよね」
志津が泣きそうな顔で美湖の腕にすがってきた。
「まだ五月に来たばかりですよ。そんなすぐに帰りませんから」
「そやけど……、一年二年して。先生、帰ってしまうんやろ。お医者さんとしてのキャリア積むためにはここじゃいかんのやろ。安心できる女医さんが来てくれて、気兼ねなく見てもらえるようになったのに……」
「お母ちゃん。いまそれ言ってもしかたないやろ。また、その時な、考えよ。きっと町内会でもなんとかしてくれるよ」
そんなふうに言われると、美湖もわけもなく切なくなったりした。
島は……、ほんとうに蜜柑の花そのもの。甘い香りで包んでくれて、心地よい。忘れていた感覚を掘り起こし、目覚めさせ、美湖の心を揺り動かす。
待合室が少しざわめいた気がした。
「美湖、お父さんも手伝おう」
白衣を羽織った父が診察室に現れたので、美湖は目を丸くする。
血圧を測っていた志津も驚いて、美湖と父の顔を交互に見つめている。
「美湖先生? お父さんなの?」
芳子もびっくりして固まっている。
美湖も苦笑いしか浮かべられない。
「はい。父です」
「相良です。おじゃまいたしますね」
美湖のデスクのすぐそばにパイプ椅子を置いて、父が白衣姿でどっかり座った。
うわ、緊張する。実家で少し手伝ったこともあるが、父の目があるととても緊張する。
「あらー、べっぴんさんやと思っていたけれど。お父様も男前、お父様に似たんじゃろか、美湖先生」
渋めの映画俳優のようだと、志津が持て囃しても、父は少し微笑むだけ。
もう、やりにくいなー。すっごい眼力で美湖が患者に接する一挙一動、一言一句を監視されているようで気になって仕方がない。
志津と芳子が帰って、次も地区と地区の端境、密柑山にお住まいの西川おじいちゃんとお嫁さんが診察室に入ってくる。
こちらも『先生のお父さん?』と驚かれたが、父が静かに黙って一礼をするだけで控えているので、美湖もいつも通りに診察をする。
こちらのお舅さんは、足が痛いとよくやってくる。ご高齢の方にはよくあることで、美湖もレントゲンなどをこまめに観察しているが、いまのところ薬を渡したりして経過観察中だった。
本当ならば、島外、市街の専門医にまめに通ってほしいが、ご高齢で足が痛いとなれば外出も億劫になりがちだし、お舅さんのご機嫌を見ながら付きそうお嫁さんやご家族が大変だろうと、ひとまず診療所と港病院でなんとかしている状況。
今日も薬を出す以外、なにもしてあげられることがなかった。たまに膝に水がたまるようなので処置をするものの、そう頻繁ではないので重度ではないと思いたい。
「美湖、カルテをみせてもらっていいか」
父に言われ、美湖も手書きのカルテのほうを素直に渡した。何故なら、父の専門は整形外科だから。
「レントゲンもあるか。できれば間近のもの、なければいま撮影してくれないか」
おじいちゃんとお嫁さんが急に動き出した父を見て戸惑っていた。
「父は整形外科医なんです」
「ほうかいな。ええんかいな。診てもらっちゃって」
こんな時に父がやっとにっこりと笑顔を見せる。
「せっかくここまで来ましたからね。仕事ではないとはいえ、診ないなんて医師が廃るというものです」
「あら、助かるわ。ずっと美湖先生に市街の専門医に一度行くようにと言われていたけれど、なかなかそれが出来なくて……」
お薬でずっと抑えてきた生活と行動に移したいジレンマがご家族にもあったようだった。
「美湖、レントゲンを撮ってくれ。ここと、このあたりだ」
「はい。相良先生」
「愛美さんもお願いします」
「はい。相良先生!」
そばに控えていた愛美も、動き出した父の指示に素直に従ってくれる。
レントゲン写真の結果が出るまで、西川おじいちゃんとお嫁さんには待合室で待機してもらう。
出来上がったレントゲン写真を、ライト発光板のシャーカッセンに貼り付け、父と眺めた。
「五月に初めて診察した時も、それから一ヶ月に一度撮影していたけれど、特になにも私には見つけられなかったの。お父さんから見てどう」
正直、助かると美湖も思ってしまった。診療所は初期診察を行い、専門病院へ案内する役割があるが、島ではそうはいかないことが多々あるため、専門以外の知識があれば……と美湖も頭を悩ますことがある。専門医の父が、しかもベテランの医師が診てくれるのは心強いことだった。
「症状はいつから起きているか聴いているか」
「一年ぐらい前からだって。その前からも違和感があったけれど、外出が億劫になったり、大好きだった磯釣りにでかけなくなったのも今年に入ってからだって。おじいちゃんもストレス溜まっているみたい。不機嫌になると怖いとお嫁さんがちらっと言っていたから……。本当は専門医にかかってほしかったんだけれど」
「なるほどな……。まあ典型的な関節リュウマチだと思うが。処方した薬は飲み始めてどれぐらいだ」
「港病院で処方されていたものを、いまはそのまま……。でも、あまり効果がないように思えて、次に効果がある薬を処方するのにやはり専門医に診てもらいたいと、島外診察の説得をしようか迷っていたところ」
父に再度、カルテを渡し処方している薬を確認してもらう。
「いまはもっといい新しい薬が出ている。それを試したらどうだろうか。それで三ヶ月様子を見て、効果がなければ人工関節の手術を検討してもらいたいところだな」
美湖もそうなりそうだと見通しをつけていた通りの父の診断だったが、専門医でない部分で不安もあったが、これで確信が持てた。
「ありがとう、お父さん……。ううん、相良先生。島には整形外科医がいないので助かりました」
珍しく、父が戸惑っていた。そして照れくさそうに娘から目線を逸らした。
それを愛美がまた微笑ましそうに見守ってくれている。
「親子診断、見れちゃいました。待合室のおじいちゃん、おばあちゃんたちも、美湖先生のパパさんに早く会いたいってお待ちですよ~」
「いや、そんな見せ物みたいになっているだなんて……」
「美湖先生とそっくりだって、もう夕方には島中に知れ渡っているかも!」
「愛美さん、このお薬の手配をお願いしたいのですけれどね」
「はい。お父さん先生! パパ先生!」
愛美がカルテを受け取る時にそう言うと、父が面食らっていた。
愛美がいつもの快活さで場を和ませてくれると、父がますます困った顔になるから美湖も父の背中の影でそっと笑ってしまう。
威厳あるベテラン医師の風貌が効いているのか、父の説明で西川おじいちゃんとお嫁さんも納得してくれたようだった。新薬を試してみて効果がなければ人工関節の手術を検討する心積もりを整えてくれるとのことだった。
「来週、新薬を処方しよう。その時も私が診察しよう」
え、なんですって? 美湖は眉をひそめた。
お父さん、一週間後もここにいる気満々なんですけれど!?
しかし美湖が診察に自信を持てなかった整形外科系の診察を、父が何人かきちんと見てくれてほっとしたのは否めなかった。
「美湖、他にも整形外科の診断がいる患者いるのか。次の診察はいつだ」
「いま、確認しますね。相良先生……」
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