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本編 2
第三話 先輩のアドバイスは手荒い
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「そろそろ戻ってくる時間かなー」
店前の廊下をモップがけしながら、時計を見あげる。そろそろ今日一日の訓練が終わる時間だ。もちろん時間ぴったりに終わることはめったにないけれど、それでもよほどのことがない限り、誰かしらはお店にやってくる。
「みんな、ちゃんとここに戻ってこれたのかな」
今のところ、朝からお店に顔を出したのは、お昼ご飯を買いにきた事務方や幹部の隊員さんばかり。山南さん達と同じ部隊の人が昼休みにチョロッと顔を出しはしたけど、それ以外はまだ誰もここに来ていない。
「コーヒー牛乳切れをおこして、どこかで行き倒れてなきゃいいけど」
ま、なにかあったら山南さん達がなんとかしてくれるだろうけど。
「まさか担いで現われたりして……」
さすがにそれはないかと笑いながら、モップがけを続ける。
モップがけを終え、壁にかかった時計が五時を少し回ったところで、ざわつく気配が廊下の向こうから近づいてくるのがわかった。どうやら今日もなにごともなく、お仕事の時間は終わったようだ。
「足が痛いぃぃぃ」
そして真っ先の聞こえてきたのは、案の定、コーヒー牛乳さんの泣き言だった。無事に戻ってこれたらしい。相変わらず泣き言を言っているけど、その声を聞いてホッとする。
「痛いのは俺のほうだよ。加納、なんだかんだで足裏はノーダメじゃないか」
「けど痛いぃぃぃ、もう歩けないぃぃぃ、明日は筋肉痛で動けないぃぃぃ」
そんな泣き言に、憤慨したような声が続く。
「だったら逆立ちして歩けよ、加納。俺なんて足の裏、皮がベロンベロンなんだからな! 見てみろよ、これ!」
「おい、馬越、こっちに汚い足を向けるな。ていうか、廊下を裸足で歩くなよ。そんなことしたら、洗ったのが意味ないだろ?」
「汚いとはなんだ汚いとは。お前の足だって似たようなもんだろ。それに足裏の皮がベロベロで、いまさら靴下も靴もはけやしねーよ!」
どうやら、靴下に穴があいたレベルの話ではなさそうだ。こういう場合に必要なのは、靴下ではなく絆創膏。そう言えば、普通の絆創膏より高価で傷の治りが早いと書かれた商品が、なぜかいつもよりたくさん、商品棚に並んでいたような。もしかして、この時のためのもの?
―― 慶子さんが仕入れリストに加えてくれていたのかな。あとで確認しておかなくちゃ ――
ここに来て日の浅い私では気づけないような商品は、まだまだたくさんありそうだ。
「とにかく、もう一度ちゃんと洗ってこいよ。絆創膏を貼るにしても、ちゃんと洗って消毒しなきゃダメだって、看護師の新見さんに言われただろ?」
「コンビニに消毒液ぐらいあるだろ? それを買えば問題なし!」
「わざわざ買うのかー? 部屋にまだ使いさしがあったはずじゃ?」
「何本あっても困ることはないだろ? どうせ毎日のように使うんだから」
なぜか、それまでメソメソと声をあげていたコーヒー牛乳さんの声が、ピタリと止まった。
「俺、新見さんに絆創膏はってもらう!」
「だから、加納の足の裏はノーダメだろ?」
「馬越と青柳だけずるい!」
「だから、わざわざ医務室に行く理由がないじゃないか。コンビニで絆創膏を買って、それを貼るだけで終わりだから」
「ぶーぶー」
「ぶーぶーじゃない。とにかく加納はまずはコーヒー牛乳だろ? 空腹で人格が変わる前に飲んだ方がいいぞ?」
人格が変わるって……なに? ビクビクしている私の前を、今の三人を含め、隊員さん達がゾロゾロと列をなして通りすぎていく。
「すみません、ストローもお願いします」
コーヒー牛乳を手に真っ先にレジの前に来たのは、たぶん青柳と呼ばれた隊員さんだ。そしてもう一人の馬越さんという人は、雑貨の棚の前で消毒液を手にしたまま、絆創膏を物色している。
「おい、青柳! この絆創膏、ジャンボサイズってのがあるぞ! これなら足の裏全体に貼れる大きさだ!」
商品を手にしてこっちに向ける。
「それ、高いつやだろ? もっと手頃のがあるじゃないか」
「大きいのはこれしかない! 俺はこれにする! これなら明日には足の裏の皮も復活してるだろうし!」
「いや、いくらなんでもそこまで早く復活しないと思う……」
コーヒー牛乳の値段を言うと、その人は電子マネーのカードを提示して、それをカードリーダーにタッチする。残金表示を見て、あっと声をあげた。
「馬越、俺のカード、もう残金が150円しかない。絆創膏代、あとで返すから一緒に頼む」
「だったら俺と同じジャンボサイズで決まりな。選ぶ権利は俺にあるから」
「えー、なんでだよー」
絆創膏と消毒液を手に戻ってきた隊員さんがニヤリと笑う。
「それ、切らないとダメだろ。幅がありすぎ」
「コンビニにはハサミも売ってるぞ」
「それだけのために買うのもったいないだろ? いい加減にしないと、部屋に物があふれて大変なことになる」
「ハサミぐらいだったら、貸しますよ? 文房具のハサミなので、切りにくいかもしれませんけど」
声をかけると、二人はこっちを見て頭をさげた。
「ありがとうございます! お借りします!」
「いえいえ。いつもご利用ありがとうございます」
引き出しからハサミを出して渡す。ハサミを受け取ると、絆創膏と消毒液のお会計をすませ、三人はお店前に並べてある長椅子のところへと向かった。
「おっわーーー、しみる、しみすぎる!!」
「がまんしろって」
「あとで覚えてろ、お前の足の裏もきっちり消毒してやるからな! あー、皮を無理やりはがすなー!!」
コーヒー牛乳を飲んでご機嫌になっている人、足がしみると騒いでいる人、その人達をお世話している人。皆さんそれぞれ個性的だ。なんとなく三人が仲良くかたまっているのがわかる気がする。にぎやかな三人を気にしつつ、他の隊員さん達のお会計をしていく。仰木さんが言った通り、甘い系の飲みものとチョコレートがたくさん出た。
「御厨さん、ただいまー」
斎藤さん、尾形さん、山南さんが遅れてやってきた。
「お疲れさまですー。今日は候補生さん達の付き添いだったんですよね? どうでした?」
「脱落者はなしだよ」
「ま、ここで脱落したら、35キロ行進とかどうなちゃうんだよって話なんだけどね」
「というか、脱落させないので」
「コーヒー牛乳さんはどうでした?」
つい気になって質問してしまった。山南さん達は顔を見合わせながらクスクス笑っている。
「いやあ、加納の件、山南の読みは当たるかもね」
「だなー。俺もビックリだ」
「どういう?」
どういうこと?と山南さんの顔を見あげた。
「いつものように終始ピーピー泣き言はつぶやいていたけど、最初から最後まで歩くスピードは一定で、追い抜かれることなく、ずっと先頭を歩いていたってことですね」
「それってすごいことなんですよね?」
「もちろん。ただ、先頭がずっと泣き言を言っているのは考えものだけど」
アハハと三人が笑う。
「どうやらコーヒー牛乳さん、足の裏はノーダメらしいですよ?」
「らしいね。どんなインソールを入れているのか、気になるところだよな。ちょっと聞いてくる」
そう言いながら、尾形さんは三人のところへと行ってしまった。
「で、なんですけど」
尾形さんのせいで、三人が挙動不審になっているのを横目で見ながら、言葉を続ける。
「ん?」
「山南さんが肩にかけている荷物はなんですか?」
そう言いながら私は、山南さんが肩にかけている大きな荷物を指でさした。山南さんは「ああ、これね」と笑う。
「ほら、御厨さん、彼らのことを心配してたでしょ? だからきっと、どんな荷物を背負って歩いているか気になっているだろうと思って、実物を持ってきました。さすがに小銃は持ってこれなかったけど」
「え、私に背負えと?」
「え? 背負ってみたくないですか?」
「みたいです」
それが痛い目をみる結果になろうとも、好奇心には勝てない。
「じゃあ今のお客さんが途切れたら、試させてください」
「了解しました」
山南さんは荷物を肩にかけたまま、斎藤さんと一緒に店内の飲みものの棚へと向かった。見た感じ、そこまで重たそうな荷物には見えない。だけどそれは、山南さんが軽々と肩にかけているからであって、実際はかなり重たいに違いないのだ。
尾形さんは、コーヒー牛乳さん達となにやら話し込んでいる。コーヒー牛乳さん達の顔つきからして、きっと先輩隊員として、あれこれとアドバイスをしているに違いない。
―― 山南さん達も、入りたての頃はあんな感じだったのかな ――
ただ、メソメソと泣き言を言っているところなんて想像がつかない。こっちの三人は、最初から豪快に笑いながら訓練にのぞんでいたような気がする。もちろんこれは、あくまでも私の想像なんだけど。
「あーーーーっ!」
いきなり、青柳さんという隊員さんが悲鳴をあげた。目の前に立っている尾形さんは、一方の手で青柳さんの足首をつかみ、もう一方の手で消毒液を容赦なく足の裏にかけている。
「こういう時は思いっきりが大事なんだよ。そんなソロソロかけてたら時間がもったいないだろ」
「わかりました! わかりましたから、もうけっこ、あーーーーっ! しみるーーーーっ!!」
「……なんだか楽しそう?」
先輩のアドバイスはなかなか手荒そうだ。
店前の廊下をモップがけしながら、時計を見あげる。そろそろ今日一日の訓練が終わる時間だ。もちろん時間ぴったりに終わることはめったにないけれど、それでもよほどのことがない限り、誰かしらはお店にやってくる。
「みんな、ちゃんとここに戻ってこれたのかな」
今のところ、朝からお店に顔を出したのは、お昼ご飯を買いにきた事務方や幹部の隊員さんばかり。山南さん達と同じ部隊の人が昼休みにチョロッと顔を出しはしたけど、それ以外はまだ誰もここに来ていない。
「コーヒー牛乳切れをおこして、どこかで行き倒れてなきゃいいけど」
ま、なにかあったら山南さん達がなんとかしてくれるだろうけど。
「まさか担いで現われたりして……」
さすがにそれはないかと笑いながら、モップがけを続ける。
モップがけを終え、壁にかかった時計が五時を少し回ったところで、ざわつく気配が廊下の向こうから近づいてくるのがわかった。どうやら今日もなにごともなく、お仕事の時間は終わったようだ。
「足が痛いぃぃぃ」
そして真っ先の聞こえてきたのは、案の定、コーヒー牛乳さんの泣き言だった。無事に戻ってこれたらしい。相変わらず泣き言を言っているけど、その声を聞いてホッとする。
「痛いのは俺のほうだよ。加納、なんだかんだで足裏はノーダメじゃないか」
「けど痛いぃぃぃ、もう歩けないぃぃぃ、明日は筋肉痛で動けないぃぃぃ」
そんな泣き言に、憤慨したような声が続く。
「だったら逆立ちして歩けよ、加納。俺なんて足の裏、皮がベロンベロンなんだからな! 見てみろよ、これ!」
「おい、馬越、こっちに汚い足を向けるな。ていうか、廊下を裸足で歩くなよ。そんなことしたら、洗ったのが意味ないだろ?」
「汚いとはなんだ汚いとは。お前の足だって似たようなもんだろ。それに足裏の皮がベロベロで、いまさら靴下も靴もはけやしねーよ!」
どうやら、靴下に穴があいたレベルの話ではなさそうだ。こういう場合に必要なのは、靴下ではなく絆創膏。そう言えば、普通の絆創膏より高価で傷の治りが早いと書かれた商品が、なぜかいつもよりたくさん、商品棚に並んでいたような。もしかして、この時のためのもの?
―― 慶子さんが仕入れリストに加えてくれていたのかな。あとで確認しておかなくちゃ ――
ここに来て日の浅い私では気づけないような商品は、まだまだたくさんありそうだ。
「とにかく、もう一度ちゃんと洗ってこいよ。絆創膏を貼るにしても、ちゃんと洗って消毒しなきゃダメだって、看護師の新見さんに言われただろ?」
「コンビニに消毒液ぐらいあるだろ? それを買えば問題なし!」
「わざわざ買うのかー? 部屋にまだ使いさしがあったはずじゃ?」
「何本あっても困ることはないだろ? どうせ毎日のように使うんだから」
なぜか、それまでメソメソと声をあげていたコーヒー牛乳さんの声が、ピタリと止まった。
「俺、新見さんに絆創膏はってもらう!」
「だから、加納の足の裏はノーダメだろ?」
「馬越と青柳だけずるい!」
「だから、わざわざ医務室に行く理由がないじゃないか。コンビニで絆創膏を買って、それを貼るだけで終わりだから」
「ぶーぶー」
「ぶーぶーじゃない。とにかく加納はまずはコーヒー牛乳だろ? 空腹で人格が変わる前に飲んだ方がいいぞ?」
人格が変わるって……なに? ビクビクしている私の前を、今の三人を含め、隊員さん達がゾロゾロと列をなして通りすぎていく。
「すみません、ストローもお願いします」
コーヒー牛乳を手に真っ先にレジの前に来たのは、たぶん青柳と呼ばれた隊員さんだ。そしてもう一人の馬越さんという人は、雑貨の棚の前で消毒液を手にしたまま、絆創膏を物色している。
「おい、青柳! この絆創膏、ジャンボサイズってのがあるぞ! これなら足の裏全体に貼れる大きさだ!」
商品を手にしてこっちに向ける。
「それ、高いつやだろ? もっと手頃のがあるじゃないか」
「大きいのはこれしかない! 俺はこれにする! これなら明日には足の裏の皮も復活してるだろうし!」
「いや、いくらなんでもそこまで早く復活しないと思う……」
コーヒー牛乳の値段を言うと、その人は電子マネーのカードを提示して、それをカードリーダーにタッチする。残金表示を見て、あっと声をあげた。
「馬越、俺のカード、もう残金が150円しかない。絆創膏代、あとで返すから一緒に頼む」
「だったら俺と同じジャンボサイズで決まりな。選ぶ権利は俺にあるから」
「えー、なんでだよー」
絆創膏と消毒液を手に戻ってきた隊員さんがニヤリと笑う。
「それ、切らないとダメだろ。幅がありすぎ」
「コンビニにはハサミも売ってるぞ」
「それだけのために買うのもったいないだろ? いい加減にしないと、部屋に物があふれて大変なことになる」
「ハサミぐらいだったら、貸しますよ? 文房具のハサミなので、切りにくいかもしれませんけど」
声をかけると、二人はこっちを見て頭をさげた。
「ありがとうございます! お借りします!」
「いえいえ。いつもご利用ありがとうございます」
引き出しからハサミを出して渡す。ハサミを受け取ると、絆創膏と消毒液のお会計をすませ、三人はお店前に並べてある長椅子のところへと向かった。
「おっわーーー、しみる、しみすぎる!!」
「がまんしろって」
「あとで覚えてろ、お前の足の裏もきっちり消毒してやるからな! あー、皮を無理やりはがすなー!!」
コーヒー牛乳を飲んでご機嫌になっている人、足がしみると騒いでいる人、その人達をお世話している人。皆さんそれぞれ個性的だ。なんとなく三人が仲良くかたまっているのがわかる気がする。にぎやかな三人を気にしつつ、他の隊員さん達のお会計をしていく。仰木さんが言った通り、甘い系の飲みものとチョコレートがたくさん出た。
「御厨さん、ただいまー」
斎藤さん、尾形さん、山南さんが遅れてやってきた。
「お疲れさまですー。今日は候補生さん達の付き添いだったんですよね? どうでした?」
「脱落者はなしだよ」
「ま、ここで脱落したら、35キロ行進とかどうなちゃうんだよって話なんだけどね」
「というか、脱落させないので」
「コーヒー牛乳さんはどうでした?」
つい気になって質問してしまった。山南さん達は顔を見合わせながらクスクス笑っている。
「いやあ、加納の件、山南の読みは当たるかもね」
「だなー。俺もビックリだ」
「どういう?」
どういうこと?と山南さんの顔を見あげた。
「いつものように終始ピーピー泣き言はつぶやいていたけど、最初から最後まで歩くスピードは一定で、追い抜かれることなく、ずっと先頭を歩いていたってことですね」
「それってすごいことなんですよね?」
「もちろん。ただ、先頭がずっと泣き言を言っているのは考えものだけど」
アハハと三人が笑う。
「どうやらコーヒー牛乳さん、足の裏はノーダメらしいですよ?」
「らしいね。どんなインソールを入れているのか、気になるところだよな。ちょっと聞いてくる」
そう言いながら、尾形さんは三人のところへと行ってしまった。
「で、なんですけど」
尾形さんのせいで、三人が挙動不審になっているのを横目で見ながら、言葉を続ける。
「ん?」
「山南さんが肩にかけている荷物はなんですか?」
そう言いながら私は、山南さんが肩にかけている大きな荷物を指でさした。山南さんは「ああ、これね」と笑う。
「ほら、御厨さん、彼らのことを心配してたでしょ? だからきっと、どんな荷物を背負って歩いているか気になっているだろうと思って、実物を持ってきました。さすがに小銃は持ってこれなかったけど」
「え、私に背負えと?」
「え? 背負ってみたくないですか?」
「みたいです」
それが痛い目をみる結果になろうとも、好奇心には勝てない。
「じゃあ今のお客さんが途切れたら、試させてください」
「了解しました」
山南さんは荷物を肩にかけたまま、斎藤さんと一緒に店内の飲みものの棚へと向かった。見た感じ、そこまで重たそうな荷物には見えない。だけどそれは、山南さんが軽々と肩にかけているからであって、実際はかなり重たいに違いないのだ。
尾形さんは、コーヒー牛乳さん達となにやら話し込んでいる。コーヒー牛乳さん達の顔つきからして、きっと先輩隊員として、あれこれとアドバイスをしているに違いない。
―― 山南さん達も、入りたての頃はあんな感じだったのかな ――
ただ、メソメソと泣き言を言っているところなんて想像がつかない。こっちの三人は、最初から豪快に笑いながら訓練にのぞんでいたような気がする。もちろんこれは、あくまでも私の想像なんだけど。
「あーーーーっ!」
いきなり、青柳さんという隊員さんが悲鳴をあげた。目の前に立っている尾形さんは、一方の手で青柳さんの足首をつかみ、もう一方の手で消毒液を容赦なく足の裏にかけている。
「こういう時は思いっきりが大事なんだよ。そんなソロソロかけてたら時間がもったいないだろ」
「わかりました! わかりましたから、もうけっこ、あーーーーっ! しみるーーーーっ!!」
「……なんだか楽しそう?」
先輩のアドバイスはなかなか手荒そうだ。
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