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本編 5 パンサー影さん編
第五十二話 うなぎパイにつられて
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『SNSの写真みたぞ! あのかぶりもの、なかなか似合ってたじゃないか!』
「それより班長、あのおにぎりはあかんで。顔が隠れへんからて、航空祭でかぶれ言われたんやけど」
『顔は赤く塗れば梅干しだし、ピンクに塗ったらシャケだな!』
「せやから、そういうことやのうて」
その日の夜。とりあえずかぶりものの礼を言っておこうと、青井に電話をかけた。
『なんだよ。それを想定して作ったんだぞ? 俺の力作なんだから、航空祭でちゃんと使えよな!』
「なあ、もしかしてヒマなん?」
『そんなことあるか。新しくライダー候補が何人かきたから大変だよ。ま、俺達は次の異動でさよならだけどさ』
「俺達」というのは、青井と沖田隊長のことだろう。それぞれの引き継ぎが終わり、いよいよ次の任地へと向かうらしい。ということは、そろそろ隊長がバケツシャワーの洗礼を受けるということか。この目で見られないのが残念だ。
『沖田のラスト、くるか?』
「イヤや。行くとなったら定期便やのうて、自分で飛んでいけ言われるし」
それもあるが、本来の防空任務についた以上、そう簡単には飛んでいけないという事情もあった。その点では、マニアさん達のSNS活動は実にありがたい。たいていの基地には一人か二人は熱心に写真を撮っているマニアさんがいて、写真を流しているからだ。
『葛城君が寂しがってるよ。ブルーもずいぶんと静かになったって』
「なんやワイが一人で騒いでたみたいやん」
『騒ぎの中心にいたのは間違いなく影山だろ?』
「わいだけちゃうで」
そこには青井も葛城も、そして隊長もおったんやから。俺だけが一人、騒がしかったわけじゃない。
『ところでさ、そっちの知り合いに聞いたんだけど、築城で記念塗装機の予定があるんだろ?』
「さすが班長、お耳が早うて感心するで」
実は黒豹飛行隊の設立記念で、飛行隊のF-2一機に記念塗装が施されることが決定した。予定は未定だが、今年度と来年度の、近辺の基地で開催される航空祭には参加させる予定になっている。
『それでさ、俺、次は浜松基地の勤務になるんだけど、次の航空祭でそれ、こっちに見せに来いよ』
「えー? 浜松には岐阜からF-2が行くんやろ? こっちのをわざわざ持っていくことないやん」
『だから、記念塗装を見せに来いって言ってるんだよ。別に展示飛行はしなくていいから、駐機して機体の前でニコニコして写真とられてろよ』
「また無茶なこと言うて」
そりゃまあ、記念塗装をした機体が航空祭で飛来すれば、見にきたお客さん達は大喜びだろうが。
「広報が仕事のブルーとちゃって、こっちは機体をあっちこっちに派遣するの、大変なんやで」
『そんなこと言われなくてもわかってるよ。俺だってダテに、ブルーで総括班長してたわけじゃないんだから』
余計な説法だとばかりに、青井が鼻を鳴らす。
「まあ、実際に塗装機になってからの話やけど、司令には伝えとくわ」
『約束だからな!』
「誰が飛ばしていくかは知らんで?」
『そこは影山が来ないと話にならないだろ?』
「なんでやねん」
『うなぎパイ、食いたくないのか?』
「食いたいです」
『なら決まりだよな! じゃあ楽しみにしてるから! あ、これ以上の長電話は嫁に叱られるから! またな!』
そう言うと、青井はこっちの返事を待たずに電話を切った。
「ほんま、かなわんで」
「どうしたの?」
ため息をついた俺の顔を嫁ちゃんがのぞきこんだ。
「んー? ブラックパンサーの記念塗装機、浜松に見せに飛んでこいって。うなぎパイを食いたくないのかって」
「うなぎパイ! あれ、おいしいよね! 最近はちょっと大人の味のも増えたでしょ? あれは食べたいなあ。達矢君、いつ行くの?」
「気ぃ、早すぎや」
「うなぎパイーー?!」
ほら見ろ。テレビを見ていたチビスケまでが反応したで? 我が家のうなぎパイ好きな二人が大騒ぎだ。
「まだやまだや! 記念塗装はまだ絵柄が決まってへんし、浜松の航空祭はまだまだ先のことなんやから」
「でも毎年十月ごろだったよね? ってことは、今年中にうなぎパイを食べられるってこと? 今から買ってきてもらうの、決めておかなくちゃ!」
ほんま、嫁ちゃん、ちょっと落ち着いてえな。
「ちょい待ち。わいが行くとは決まってへんねんで?」
「青井さんが言ったのなら、間違いなく行くのは達矢君だよね?」
「なんでやねん」
だが俺のツッコミは無視された。目の前では嫁ちゃんとチビスケが、すっかりうなぎパイのことで盛り上がっている。これ、航空祭が中止になったらどないするん? えらいこっちゃやで。
「お取り寄せで我慢してえな」
「お取り寄せでは買えないパイもあるんだもの。それを買ってきてもらうんだからね」
「そんなんあるんや……」
さすが嫁ちゃん、くわしいやん。
「みっくん、楽しみだねー、パパがうなぎパイをおみやげで買ってきてくれるの!」
「たのしみー!!」
……ほんま、えらいこっちゃやで。
+++++
「そんなわけなんやわー。気がはようてかなわんで」
「でも十月なんて、あっという間ですよ? あと三ヶ月もないじゃないですか」
次の日、思わず会議室で愚痴ると、夏目に笑われた。
「そーかー? 三ヶ月も先やん。こっち、まだ記念塗装のデザインすら決まってへんのやろ?」
「でも決まったら、あっという間に塗装は終わりますからね。そしたら、あっちこっちからお呼びがかかって、お披露目飛行ですよ」
「わいは行きたないで」
「いやー、そこは影山さんでしょ」
「なんでやねん」
なんで俺が飛んでいくと、誰も彼もが決めてかかっているのか。ここの飛行隊にはそれなりの人数のパイロットがいる。夏目のように、俺よりも下の若いパイロット達が。それなのになんで俺? そこは若手に経験させるべきでは?
「あ、隊長。影山三佐が青井三佐から、記念塗装機で浜松基地への招待を受けたそうですよー?」
「余計なこと言わんとき!」
部屋に入ってきた杉田隊長に報告する夏目の口をふさぐ。
「記念塗装機を誰が飛ばすかという話なら、司令と俺で話し合って決めた。影山、お前が飛ばせ」
「ちょっとー?」
「若いパイロットには、現場での経験を優先させる。それぞれの基地へのお披露目飛行はお前に任せる」
「えー、それって逆なんちゃうん……」
「司令と俺とで決めた」
隊長が繰り返す。つまり、俺には拒否権は無いということだ。
「なんでやねん」
「影山三佐、各地でのおみやげ、楽しみにしてますね。もちろんうなぎパイも」
夏目がニヤニヤしながら言った。
「あんな、なんでもかんでも乗せられへんねんで、F-2さんには」
「定期便に乗せて送るって手もあるじゃないですか。いやあ、楽しみだなあ、全国の名産品」
夏目はおみやげのことで頭がいっぱいらしく、こっちの話なんて聞きやしない。まったく。困ったもんやで。そんなことをブツブツ言いながら、ふとイヤな予感が頭をよぎった。
「ちょい待ち。ってことは今回は、南から北までわいに飛べいうこと?!」
「もちろん司令も楽しみにしておられる」
「お取り寄せできますやん?!」
最近はなんでもかんでも、インターネットでお買い物ができる世の中だ。別に俺が買わなくても、それぞれ好きなものをお取り寄せできるだろ? なんで俺が買うことになっているんだ?
「やだなー、影山さん。ご当地モノはおみやげとして買ってきてもらうから、嬉しいんじゃないですかー。それに、お取り寄せできないご当地スイーツもたくさんありますからね。今から楽しみだなー、記念塗装機ができあがるの!」
ニコニコしている僚機の顔をジッと見つめる。
「なあ、夏目君や。君、楽しみしてるのは記念塗装機なん? それともおみやげなん?」
「どっちもに決まってるじゃないですか。ねえ、隊長。早めに予定を決めておいた方が良いですよね。おみやげリストを作る都合もありますし!」
リストて。しかも他の連中もうなづいとるし!!
「夏目君、きみ、絶対におみやげのことしか頭にないやろ?」
「そんなことないですよー。影山さんが飛んで行ってる間は、ちゃんと俺が穴埋めで任務に就きますから、俺のおみやげだけは忘れないでくださいね!」
絶対におみやげのことしか考えてへんし!!
「それより班長、あのおにぎりはあかんで。顔が隠れへんからて、航空祭でかぶれ言われたんやけど」
『顔は赤く塗れば梅干しだし、ピンクに塗ったらシャケだな!』
「せやから、そういうことやのうて」
その日の夜。とりあえずかぶりものの礼を言っておこうと、青井に電話をかけた。
『なんだよ。それを想定して作ったんだぞ? 俺の力作なんだから、航空祭でちゃんと使えよな!』
「なあ、もしかしてヒマなん?」
『そんなことあるか。新しくライダー候補が何人かきたから大変だよ。ま、俺達は次の異動でさよならだけどさ』
「俺達」というのは、青井と沖田隊長のことだろう。それぞれの引き継ぎが終わり、いよいよ次の任地へと向かうらしい。ということは、そろそろ隊長がバケツシャワーの洗礼を受けるということか。この目で見られないのが残念だ。
『沖田のラスト、くるか?』
「イヤや。行くとなったら定期便やのうて、自分で飛んでいけ言われるし」
それもあるが、本来の防空任務についた以上、そう簡単には飛んでいけないという事情もあった。その点では、マニアさん達のSNS活動は実にありがたい。たいていの基地には一人か二人は熱心に写真を撮っているマニアさんがいて、写真を流しているからだ。
『葛城君が寂しがってるよ。ブルーもずいぶんと静かになったって』
「なんやワイが一人で騒いでたみたいやん」
『騒ぎの中心にいたのは間違いなく影山だろ?』
「わいだけちゃうで」
そこには青井も葛城も、そして隊長もおったんやから。俺だけが一人、騒がしかったわけじゃない。
『ところでさ、そっちの知り合いに聞いたんだけど、築城で記念塗装機の予定があるんだろ?』
「さすが班長、お耳が早うて感心するで」
実は黒豹飛行隊の設立記念で、飛行隊のF-2一機に記念塗装が施されることが決定した。予定は未定だが、今年度と来年度の、近辺の基地で開催される航空祭には参加させる予定になっている。
『それでさ、俺、次は浜松基地の勤務になるんだけど、次の航空祭でそれ、こっちに見せに来いよ』
「えー? 浜松には岐阜からF-2が行くんやろ? こっちのをわざわざ持っていくことないやん」
『だから、記念塗装を見せに来いって言ってるんだよ。別に展示飛行はしなくていいから、駐機して機体の前でニコニコして写真とられてろよ』
「また無茶なこと言うて」
そりゃまあ、記念塗装をした機体が航空祭で飛来すれば、見にきたお客さん達は大喜びだろうが。
「広報が仕事のブルーとちゃって、こっちは機体をあっちこっちに派遣するの、大変なんやで」
『そんなこと言われなくてもわかってるよ。俺だってダテに、ブルーで総括班長してたわけじゃないんだから』
余計な説法だとばかりに、青井が鼻を鳴らす。
「まあ、実際に塗装機になってからの話やけど、司令には伝えとくわ」
『約束だからな!』
「誰が飛ばしていくかは知らんで?」
『そこは影山が来ないと話にならないだろ?』
「なんでやねん」
『うなぎパイ、食いたくないのか?』
「食いたいです」
『なら決まりだよな! じゃあ楽しみにしてるから! あ、これ以上の長電話は嫁に叱られるから! またな!』
そう言うと、青井はこっちの返事を待たずに電話を切った。
「ほんま、かなわんで」
「どうしたの?」
ため息をついた俺の顔を嫁ちゃんがのぞきこんだ。
「んー? ブラックパンサーの記念塗装機、浜松に見せに飛んでこいって。うなぎパイを食いたくないのかって」
「うなぎパイ! あれ、おいしいよね! 最近はちょっと大人の味のも増えたでしょ? あれは食べたいなあ。達矢君、いつ行くの?」
「気ぃ、早すぎや」
「うなぎパイーー?!」
ほら見ろ。テレビを見ていたチビスケまでが反応したで? 我が家のうなぎパイ好きな二人が大騒ぎだ。
「まだやまだや! 記念塗装はまだ絵柄が決まってへんし、浜松の航空祭はまだまだ先のことなんやから」
「でも毎年十月ごろだったよね? ってことは、今年中にうなぎパイを食べられるってこと? 今から買ってきてもらうの、決めておかなくちゃ!」
ほんま、嫁ちゃん、ちょっと落ち着いてえな。
「ちょい待ち。わいが行くとは決まってへんねんで?」
「青井さんが言ったのなら、間違いなく行くのは達矢君だよね?」
「なんでやねん」
だが俺のツッコミは無視された。目の前では嫁ちゃんとチビスケが、すっかりうなぎパイのことで盛り上がっている。これ、航空祭が中止になったらどないするん? えらいこっちゃやで。
「お取り寄せで我慢してえな」
「お取り寄せでは買えないパイもあるんだもの。それを買ってきてもらうんだからね」
「そんなんあるんや……」
さすが嫁ちゃん、くわしいやん。
「みっくん、楽しみだねー、パパがうなぎパイをおみやげで買ってきてくれるの!」
「たのしみー!!」
……ほんま、えらいこっちゃやで。
+++++
「そんなわけなんやわー。気がはようてかなわんで」
「でも十月なんて、あっという間ですよ? あと三ヶ月もないじゃないですか」
次の日、思わず会議室で愚痴ると、夏目に笑われた。
「そーかー? 三ヶ月も先やん。こっち、まだ記念塗装のデザインすら決まってへんのやろ?」
「でも決まったら、あっという間に塗装は終わりますからね。そしたら、あっちこっちからお呼びがかかって、お披露目飛行ですよ」
「わいは行きたないで」
「いやー、そこは影山さんでしょ」
「なんでやねん」
なんで俺が飛んでいくと、誰も彼もが決めてかかっているのか。ここの飛行隊にはそれなりの人数のパイロットがいる。夏目のように、俺よりも下の若いパイロット達が。それなのになんで俺? そこは若手に経験させるべきでは?
「あ、隊長。影山三佐が青井三佐から、記念塗装機で浜松基地への招待を受けたそうですよー?」
「余計なこと言わんとき!」
部屋に入ってきた杉田隊長に報告する夏目の口をふさぐ。
「記念塗装機を誰が飛ばすかという話なら、司令と俺で話し合って決めた。影山、お前が飛ばせ」
「ちょっとー?」
「若いパイロットには、現場での経験を優先させる。それぞれの基地へのお披露目飛行はお前に任せる」
「えー、それって逆なんちゃうん……」
「司令と俺とで決めた」
隊長が繰り返す。つまり、俺には拒否権は無いということだ。
「なんでやねん」
「影山三佐、各地でのおみやげ、楽しみにしてますね。もちろんうなぎパイも」
夏目がニヤニヤしながら言った。
「あんな、なんでもかんでも乗せられへんねんで、F-2さんには」
「定期便に乗せて送るって手もあるじゃないですか。いやあ、楽しみだなあ、全国の名産品」
夏目はおみやげのことで頭がいっぱいらしく、こっちの話なんて聞きやしない。まったく。困ったもんやで。そんなことをブツブツ言いながら、ふとイヤな予感が頭をよぎった。
「ちょい待ち。ってことは今回は、南から北までわいに飛べいうこと?!」
「もちろん司令も楽しみにしておられる」
「お取り寄せできますやん?!」
最近はなんでもかんでも、インターネットでお買い物ができる世の中だ。別に俺が買わなくても、それぞれ好きなものをお取り寄せできるだろ? なんで俺が買うことになっているんだ?
「やだなー、影山さん。ご当地モノはおみやげとして買ってきてもらうから、嬉しいんじゃないですかー。それに、お取り寄せできないご当地スイーツもたくさんありますからね。今から楽しみだなー、記念塗装機ができあがるの!」
ニコニコしている僚機の顔をジッと見つめる。
「なあ、夏目君や。君、楽しみしてるのは記念塗装機なん? それともおみやげなん?」
「どっちもに決まってるじゃないですか。ねえ、隊長。早めに予定を決めておいた方が良いですよね。おみやげリストを作る都合もありますし!」
リストて。しかも他の連中もうなづいとるし!!
「夏目君、きみ、絶対におみやげのことしか頭にないやろ?」
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