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本編
第八話 モモニャン
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「桃香、あのシールって大きいのあるのか?」
ある日、いつものように居酒屋とうてつで遅い晩御飯を食べている時にそんなことを嗣治さんに尋ねられた。あのシールとは私が職場の私物につけているピンク色の猫シールのこと。
「ありますよ、一枚ぐらいなら手帳に挟んであるかも……」
そう答えながらカバンの中を探る。最近は携帯や何やらに予定を書き込む人が増えて来たけど私は未だにアナログな手法で手帳を利用している。その表紙のところに挟んであるのはちょっと大きめの通称モモニャンシール大。
「はい、これです」
「ん。ちょっと借りとく」
「何に使うんですか? まさか、とうてつさんのお皿に貼るとかしないですよね? さすがに水に濡れたらボロボロになっちゃうんで」
「そんなことに使うんじゃないから安心しろ」
「じゃあ何に?」
「見てからのお楽しみってやつだ」
「今、教えてもらえないんですか?」
「秘密」
「えー……」
籐子さんと徹也さんの方に視線をやっても意味深にニヤニヤされるだけ。多分聞いても知らないって言われるに決まってる。ご飯を食べている間に何とか聞き出そうと粘ってみたけど結局ははぐらかされてしまった。はあ、私はきっと尋問なんて無理だ、そう考えると一課の芦田さんって凄いよなあ、淡々とした口調のままで取調室で自供させちゃうんだもの。私にはやっぱり研究室での仕事が似合ってる。
そして次の日の朝、いつものように嗣治さんがお店の前に立っていた。手にしているのはいつもよりちょっと大ぶりな手提げ袋。
「今回は二段になってるから。そんなに量は多くないがちゃんと食べろよ」
「分かってますよお。私、作ってもらったお弁当は残さずにちゃんと食べてますもん。誰にもあげてませんよ?」
たまに独身男子におかずを狙われるけど今のところ何とか逃げおおせているのだ。
「今日は早く上がれそうなのか?」
「さあ……日本は平和だとは言いますけど毎日なにかしら事件は起きてますからね。何もなければ定時にあがれると思います」
だけどなかなか思い通りにならないのが現実で、帰宅間際に依頼が飛び込んでくることも多いし。ただそういう時って大体捕まる人ってのは決まっていて、うちの場合だと芦田さんが飛び込んでくるとだいたいは所長が捕まっている。ま、二人が幼馴染みだから仕方がないんだろうけどさ。
「遅くなるようならメールしろよ」
「分かってますって。じゃ、行ってきまーす」
商店街を抜ける途中でお魚屋さんのお兄さんとすれ違った。何やら私の顔をまじまじと見ていた気がするんだけど何だろう、もしかして寝癖でもついてる? 頭に手をやってみるけど髪の毛が跳ねている気配は無いし。菜の花さんの前を通り過ぎる時に奥さんと目があって手を振った。既に朝のモーニングを食べている会社員さん達がいる。今日も盛況みたいだ、良かった。
「うわ、モモニャン、それはもしかしてキャラ弁というやつか?!」
珍しく全員がまともにお昼ご飯の時間を迎えることが出来て、こんな日は珍しいよねって話しながらお弁当箱を取り出した。最初のにはおかずが入っていて、私の大好きな甘い玉子焼きとホウレン草の胡麻和え、そして椎茸の肉詰めが入っていた。そしてプチトマト。トマトはあまり好きじゃないですってうっかり口にしてから毎日のように入っているようになったのは何故? 嗣治さんは嫁というよりお母さん?
そして二段目を開けた時に覗いていた同僚の男の子がさっきの言葉を発したわけ。
「モモニャンだ……」
顔と耳、それと手はおにぎりになっていてご飯はほんのりピンク色。梅の香りがしているからそれで色付けがされているみたい。肉球とか模様なんかはでんぶを乗せて描かれている。しかもお髭まで! そして目は嗣治さんお手製の梅干。口のところは海苔を切ったものがちゃんと乗っていた。嗣治さん芸が細かすぎる~!
「シール、これを作るためだったんだあ」
食べる前に写メしておかなくちゃ。そしたら横から他の子までが携帯で写真を撮っていた。
「モモニャンの奥さんって凄い器用だね、めちゃくちゃ可愛い♪ なんだか食べるの勿体なくない?」
「食べなきゃ怒られるし……それと奥さんじゃないし……」
「毎日こんなふうに作ってもらっていたら、そりゃお肌の調子も良くなるわ、このリア充めっ」
ブニッって頬を掴まれてしまった。
「もうさ、いっそのこと恋人とかすっ飛ばして嫁に貰っちゃいなよ」
「嫁に貰うって……」
「だってこんなお弁当を作ってくれるお嫁さん、そうそういないよ?」
「だから嫁じゃなくて……」
うちの職場、完全に嗣治さんの呼び名が『嫁』で定着してしまっているよ。
「ねえモモニャン、これ何?」
お弁当と一緒に入っていたアルミホイルで包まれた薄っぺらいもの。何だろう。なんだか気になるのでお弁当に手をつける前にホイルを剥がして中身を取り出してみた。
「わあ……キーボ君のクッキーだ」
「キーボ君?」
「うちの商店街のユルキャラでね、こんな水色じゃなくて真っ青な色のこういうの」
前に包丁を買いに行った先で面白い抜型を見つけたからいつか作ってやるなって話はしていたけど、まさかコレのこと? アイシングで水色に着色されていて、あの何処か良からぬことを考えていそうな目までちゃんとついている。あっ、つついたら目が取れて不気味な白目にっっっ! 慌てて落ちた黒目を元の位置に戻した。
「本当に器用だねえ、モモニャンのお嫁さん……」
これも写メしておこうと皆でパシャリ。
「完全に胃袋を掴まれてるでしょ?」
「…うん、最近では食生活まで管理されてます。あ、でもね、たまにご飯作るのとか手伝わせてもらってるんですよ。この前は初めてアジをさばいてなめろうを作りました」
「おお、モモニャンが料理する日が来るなんて」
「失礼な。お料理ぐらいできます。……本を見ながらだけど」
「ん? お料理手伝ったってことはお嫁さんの自宅に行ったの?」
「……うん、行きました。それから嫁じゃなく……」
「もしかしてお泊まり?!」
皆なんでそんな根掘り葉掘りな状態で食いついてくるの?! せっかくのお昼ご飯がゆっくり食べれる貴重な時間だよ? 私のことはいいから食べようよ……。
「あぅ、まあ、お泊まりしましたけど……」
「ってことは、とうとうモモニャンにも本当の春が来たってこと?!」
「もう夏ですけどね……」
もう外野のことは放置することに決めて、耳の部分のご飯を摘まんでパクリ。あ、酢飯になってるよ美味しい~。お礼に美味しいケーキでも買って帰ったら喜んでくれるかなあ……。
ある日、いつものように居酒屋とうてつで遅い晩御飯を食べている時にそんなことを嗣治さんに尋ねられた。あのシールとは私が職場の私物につけているピンク色の猫シールのこと。
「ありますよ、一枚ぐらいなら手帳に挟んであるかも……」
そう答えながらカバンの中を探る。最近は携帯や何やらに予定を書き込む人が増えて来たけど私は未だにアナログな手法で手帳を利用している。その表紙のところに挟んであるのはちょっと大きめの通称モモニャンシール大。
「はい、これです」
「ん。ちょっと借りとく」
「何に使うんですか? まさか、とうてつさんのお皿に貼るとかしないですよね? さすがに水に濡れたらボロボロになっちゃうんで」
「そんなことに使うんじゃないから安心しろ」
「じゃあ何に?」
「見てからのお楽しみってやつだ」
「今、教えてもらえないんですか?」
「秘密」
「えー……」
籐子さんと徹也さんの方に視線をやっても意味深にニヤニヤされるだけ。多分聞いても知らないって言われるに決まってる。ご飯を食べている間に何とか聞き出そうと粘ってみたけど結局ははぐらかされてしまった。はあ、私はきっと尋問なんて無理だ、そう考えると一課の芦田さんって凄いよなあ、淡々とした口調のままで取調室で自供させちゃうんだもの。私にはやっぱり研究室での仕事が似合ってる。
そして次の日の朝、いつものように嗣治さんがお店の前に立っていた。手にしているのはいつもよりちょっと大ぶりな手提げ袋。
「今回は二段になってるから。そんなに量は多くないがちゃんと食べろよ」
「分かってますよお。私、作ってもらったお弁当は残さずにちゃんと食べてますもん。誰にもあげてませんよ?」
たまに独身男子におかずを狙われるけど今のところ何とか逃げおおせているのだ。
「今日は早く上がれそうなのか?」
「さあ……日本は平和だとは言いますけど毎日なにかしら事件は起きてますからね。何もなければ定時にあがれると思います」
だけどなかなか思い通りにならないのが現実で、帰宅間際に依頼が飛び込んでくることも多いし。ただそういう時って大体捕まる人ってのは決まっていて、うちの場合だと芦田さんが飛び込んでくるとだいたいは所長が捕まっている。ま、二人が幼馴染みだから仕方がないんだろうけどさ。
「遅くなるようならメールしろよ」
「分かってますって。じゃ、行ってきまーす」
商店街を抜ける途中でお魚屋さんのお兄さんとすれ違った。何やら私の顔をまじまじと見ていた気がするんだけど何だろう、もしかして寝癖でもついてる? 頭に手をやってみるけど髪の毛が跳ねている気配は無いし。菜の花さんの前を通り過ぎる時に奥さんと目があって手を振った。既に朝のモーニングを食べている会社員さん達がいる。今日も盛況みたいだ、良かった。
「うわ、モモニャン、それはもしかしてキャラ弁というやつか?!」
珍しく全員がまともにお昼ご飯の時間を迎えることが出来て、こんな日は珍しいよねって話しながらお弁当箱を取り出した。最初のにはおかずが入っていて、私の大好きな甘い玉子焼きとホウレン草の胡麻和え、そして椎茸の肉詰めが入っていた。そしてプチトマト。トマトはあまり好きじゃないですってうっかり口にしてから毎日のように入っているようになったのは何故? 嗣治さんは嫁というよりお母さん?
そして二段目を開けた時に覗いていた同僚の男の子がさっきの言葉を発したわけ。
「モモニャンだ……」
顔と耳、それと手はおにぎりになっていてご飯はほんのりピンク色。梅の香りがしているからそれで色付けがされているみたい。肉球とか模様なんかはでんぶを乗せて描かれている。しかもお髭まで! そして目は嗣治さんお手製の梅干。口のところは海苔を切ったものがちゃんと乗っていた。嗣治さん芸が細かすぎる~!
「シール、これを作るためだったんだあ」
食べる前に写メしておかなくちゃ。そしたら横から他の子までが携帯で写真を撮っていた。
「モモニャンの奥さんって凄い器用だね、めちゃくちゃ可愛い♪ なんだか食べるの勿体なくない?」
「食べなきゃ怒られるし……それと奥さんじゃないし……」
「毎日こんなふうに作ってもらっていたら、そりゃお肌の調子も良くなるわ、このリア充めっ」
ブニッって頬を掴まれてしまった。
「もうさ、いっそのこと恋人とかすっ飛ばして嫁に貰っちゃいなよ」
「嫁に貰うって……」
「だってこんなお弁当を作ってくれるお嫁さん、そうそういないよ?」
「だから嫁じゃなくて……」
うちの職場、完全に嗣治さんの呼び名が『嫁』で定着してしまっているよ。
「ねえモモニャン、これ何?」
お弁当と一緒に入っていたアルミホイルで包まれた薄っぺらいもの。何だろう。なんだか気になるのでお弁当に手をつける前にホイルを剥がして中身を取り出してみた。
「わあ……キーボ君のクッキーだ」
「キーボ君?」
「うちの商店街のユルキャラでね、こんな水色じゃなくて真っ青な色のこういうの」
前に包丁を買いに行った先で面白い抜型を見つけたからいつか作ってやるなって話はしていたけど、まさかコレのこと? アイシングで水色に着色されていて、あの何処か良からぬことを考えていそうな目までちゃんとついている。あっ、つついたら目が取れて不気味な白目にっっっ! 慌てて落ちた黒目を元の位置に戻した。
「本当に器用だねえ、モモニャンのお嫁さん……」
これも写メしておこうと皆でパシャリ。
「完全に胃袋を掴まれてるでしょ?」
「…うん、最近では食生活まで管理されてます。あ、でもね、たまにご飯作るのとか手伝わせてもらってるんですよ。この前は初めてアジをさばいてなめろうを作りました」
「おお、モモニャンが料理する日が来るなんて」
「失礼な。お料理ぐらいできます。……本を見ながらだけど」
「ん? お料理手伝ったってことはお嫁さんの自宅に行ったの?」
「……うん、行きました。それから嫁じゃなく……」
「もしかしてお泊まり?!」
皆なんでそんな根掘り葉掘りな状態で食いついてくるの?! せっかくのお昼ご飯がゆっくり食べれる貴重な時間だよ? 私のことはいいから食べようよ……。
「あぅ、まあ、お泊まりしましたけど……」
「ってことは、とうとうモモニャンにも本当の春が来たってこと?!」
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