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プロローグ
荒涼たる世界
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そこはどこまで見ても荒涼たる月面クレーターのような世界であった。どこまで行っても砲撃で出来たくぼみと雨でぬかるみのようになった大地に炭になりかけた木々。草木も一本も生えない世界。そこはまさに地獄と形容しても差し支えないほどの光景であった。そして、何発もの砲弾の滑空音と銃弾の発射音が開けた大地にこだましていた。その音に交じって兵士たちの叫び声とも悲鳴とも見分けがつかないような声が響きその声に合わせ多くのパラアミド繊維の軍服を着た人々が突撃を仕掛けていた。
ミストル大陸では二つの大国が自らの存亡をかけて、はてなき争いが起きていた。
一方は帝政を引き魔術を使えない人々を抱きかかえながらも、魔術に関わらない機械文明を発展させていた。
もう一方は王政を引き、魔法文明を発展させ、理想郷の建国を称え人々を平和で豊かにしていた。
一見すると両雄とも幸せそうに暮らしていると思えるが、それは互いの差別意識の裏返しでもあった。帝政をひくバルカン帝国は初代皇帝の時代から魔法を忌み嫌う風潮を持っており、魔法を使う人間は容赦なく異端裁判送りにして、火あぶりにされたのであった。
一方の魔法を使うロモイル王国は魔法を使えない人間を人間とみなさず、奴隷階級に落とし、そこで蔑みの扱いを受けて永遠の地獄を味合わされる。
この両者とも互いの矛盾を自分達のことは棚に上げて非難の声を上げて対立を起こしていた。そしてその矛盾が限界に達する事態が起きた。
国境を接する帝国の町でとある少女が周りに袋叩きされて、それに耐えきれず魔法を使ってしまった。それを見た住民はその少女を張り付けにして、火を放とうとした。その時に国境から王国の国境部隊が侵入、火あぶりにしようとした住民をその場で銃殺、逆に火あぶりされかけた少女を救出して連れていくという事件が起きた。
この事件を問題にして帝国は迫害されている魔法の力を持たない人たちの解放と特権階級打破を旗印に王国に侵攻。一方の王国が自らは選ばれた民族であり独裁政権とする帝国に抵抗し祖国防衛を宣言した。
戦いの推移は一進一退を極めた。序盤は帝国の強大な軍事力によって王国のは風前の灯火になると予測されたが。高い科学技術を持つ王国は補給線が伸び切ったところを集中的に断絶させ抵抗を飢餓状態に追い込んだ。帝国軍はこれによって敵につかまるか餓死か体に穴をあけられるかの三者択一の選択を求められた。しかし捕虜にしても王国は魔法能力のない人間をまともに扱うわけでもなく、濃度などの非人間的な扱いをする。それ故に彼ら後者の方を選択するのである。
逆に追い詰められた帝国ではあったが、対魔法兵器の投入によって事態は何とか膠着状態にまで持ち込むことができた。しかしこれによって慢性的な総力戦に陥り両者ともに手詰まりで疲弊しかかっていた。
それは前線に送られた兵士とて同じことであった。彼らはいつやってくるかもしれない死神たちのノックの音に怯えながら、この戦いに駆り出されていた。彼らは疲労しきった体を酷使し、疲れを紛らわせるため軍が支給しているタバコやコンドーム、さらには医療部隊の目を盗んで薬物などで気を紛らせて、自らを鼓舞させていた。
その兵士たちの群れをかき分けるように二台の排気音を立てない二輪の乗り物が突撃を仕掛けてきた。その乗り物はバイクのようではあったが排気音を立てず他の乗り物に乗る兵士たちの兵器軍に比べ静かだった。その乗り物にまたがるのは一八歳くらいの男女であった。男女の容姿は中世の騎士のような美形で髪はプラチナで男はショートヘア、女はセミロングで紫の瞳をしたまるで人形のような容姿をした人物であった。その後を追うように何十台もの排気音をとどろかせる鋼鉄の群れが後に続き銃火器から放たれる鉛玉を敵兵士に容赦なくまき散らした。相手の兵士は体に複数穴をあけてその場で崩れ去る。さらにその後方からは鉄とゴムやキャタピラで構成された鋼鉄の猛獣が敵兵士を踏みつぶし前進していく。
「まずいぞ、奴らだ。」
「機械化機動師団だ。」
敵の間からどよめきと悲鳴が聞こえる。彼らにとってこの部隊はまさに悪魔の使いに等しかったのである。機械化機動師団はバルカン帝国が機械化部隊の中で機動力を重視した部隊である。その高い機動性と火力でミストル大陸全土にその名をっ轟かしたのである。
その中で最も恐れられたのが先陣を切って突撃を仕掛けた二人であった。
二台のバイクはすさまじいスピードで敵の戦車に近づいてくる。燃料を人間の魔力に頼るその装甲車両は早く攻撃体制に移行しようとして体力を消耗させている。二人は四角の形をした、特殊な物体を片手に装甲車両の車体に向かって投げつけた。それは大量の魔法エネルギーをバーストさせる特殊装置であった。二人はそれをタールなどで張り付きやすいように塗って、それを投げつけたのである。
戦車は貼り付けた装置を中心にエネルギーの過負荷が起きて、すさまじい勢いで戦車を内部から青いエネルギーを吹き出し破裂した。
当然中の搭乗員もエネルギーの過負荷に巻き込まれて肉片も焼かれて消滅してしまう。その中には上半身だけ吹き飛ばされて恥ずるように移動したり、ハッチを開けて焼かれながらのたうち回る者もいた。
この一連の惨劇は彼らが突撃を開始してわずか数分の出来事であった。彼らの突撃によって混乱を起こした王国の機甲師団は帝国の火砲類の格好の的となり、王国の誇る機動力と装甲技術と魔法動力の結晶はスクラップ場でリサイクルする以外に使い道のない鉄の塊に成り下がっていった。
一方突撃を開始して、勲章がもらえるほどの活躍を見せた二人は新たな危機に陥った。それは塹壕で十字砲火になるよう設置された魔力で動かす機関銃座であった。二人は突撃をして思わず火線の中に入ったのである。二人はとっさに肩に担いでいたサブマシンガンを取り出し、互いに十字線に光の壁を作ろうとした塹壕に鉛玉を放った。しかし、バイクと塹壕との距離はライフルの弾丸でないと届かないほど離れていた。拳銃弾を使用するサブマシンガンは塹壕での接近戦では有利でも、狙撃には全く向かなかった。弾丸は空しく魔法重機関銃の発射準備をする数人の兵士たちのこめかみや塹壕の土嚢をかすめて落下する。敵はいつ命中するかもわからない弾丸を恐れているみたいで、必死になって発射準備をしていた。その刹那、ライフルの発砲音が聞こえたかと思うと、発射準備をしていた兵士の一人の頭部を吹き飛ばした。兵士たちは突然の事態にパニックに落ちいった。それに続けて2回3回と発砲音が連続して響き次々と倒れていく。その間に二人はそれぞれの方向に向いた。そしてバイクをアクセルを回し、サブマシンガンを片手に突撃を開始した機関銃座に居座っていた兵士たちはからの放つ弾丸に次々となぎ倒されていく。最後に銃座が据え付けられている塹壕に到着するやいなや手榴弾を放り込未その場を離れる。その五秒後手榴弾はさく裂し、死傷した兵士たちの体を吹き飛ばして銃座を使い物にならないようにした。二人は一旦合流すると持っていた信号弾を天に突き上げ引き金を引いた。銃口から光の球がさらに天へと上り鉛色の空から降りた小さな光のように照らした。
それを確認した兵士たちは両手にボルトアクション式セミオート式等の銃剣をつけたライフルを持った兵士たちが爆音を背に全速力で駆け出しだしてきた。その顔はまるで鬼気迫る勢いで子供がその光景を見れば泣き出すような表情で突き進んでいく。一方の二人の男女と機械化機動師団は塹壕に張り巡らされた有刺鉄線や血と泥にまみれた死体の山を踏みつぶして敵の奥深くに侵入していく。
二人はその人混みの中を合わせて駆け出していくが、彼らを見る人間の多くの視線は冷たく豚や猿と同一視している印象を与えていた。だが少なくとも全ての人間がそうだというわけでもないらしく、中にはねぎらいの言葉をかける若手兵士たちもいた。恐らく彼らのことをよく思っている人物なのであろう。
二人は互いに屈指のない笑みを作って彼らに対する返事とした後、エンジンを回して人混みの中に紛れ込んでいくのだった。
ミストル大陸では二つの大国が自らの存亡をかけて、はてなき争いが起きていた。
一方は帝政を引き魔術を使えない人々を抱きかかえながらも、魔術に関わらない機械文明を発展させていた。
もう一方は王政を引き、魔法文明を発展させ、理想郷の建国を称え人々を平和で豊かにしていた。
一見すると両雄とも幸せそうに暮らしていると思えるが、それは互いの差別意識の裏返しでもあった。帝政をひくバルカン帝国は初代皇帝の時代から魔法を忌み嫌う風潮を持っており、魔法を使う人間は容赦なく異端裁判送りにして、火あぶりにされたのであった。
一方の魔法を使うロモイル王国は魔法を使えない人間を人間とみなさず、奴隷階級に落とし、そこで蔑みの扱いを受けて永遠の地獄を味合わされる。
この両者とも互いの矛盾を自分達のことは棚に上げて非難の声を上げて対立を起こしていた。そしてその矛盾が限界に達する事態が起きた。
国境を接する帝国の町でとある少女が周りに袋叩きされて、それに耐えきれず魔法を使ってしまった。それを見た住民はその少女を張り付けにして、火を放とうとした。その時に国境から王国の国境部隊が侵入、火あぶりにしようとした住民をその場で銃殺、逆に火あぶりされかけた少女を救出して連れていくという事件が起きた。
この事件を問題にして帝国は迫害されている魔法の力を持たない人たちの解放と特権階級打破を旗印に王国に侵攻。一方の王国が自らは選ばれた民族であり独裁政権とする帝国に抵抗し祖国防衛を宣言した。
戦いの推移は一進一退を極めた。序盤は帝国の強大な軍事力によって王国のは風前の灯火になると予測されたが。高い科学技術を持つ王国は補給線が伸び切ったところを集中的に断絶させ抵抗を飢餓状態に追い込んだ。帝国軍はこれによって敵につかまるか餓死か体に穴をあけられるかの三者択一の選択を求められた。しかし捕虜にしても王国は魔法能力のない人間をまともに扱うわけでもなく、濃度などの非人間的な扱いをする。それ故に彼ら後者の方を選択するのである。
逆に追い詰められた帝国ではあったが、対魔法兵器の投入によって事態は何とか膠着状態にまで持ち込むことができた。しかしこれによって慢性的な総力戦に陥り両者ともに手詰まりで疲弊しかかっていた。
それは前線に送られた兵士とて同じことであった。彼らはいつやってくるかもしれない死神たちのノックの音に怯えながら、この戦いに駆り出されていた。彼らは疲労しきった体を酷使し、疲れを紛らわせるため軍が支給しているタバコやコンドーム、さらには医療部隊の目を盗んで薬物などで気を紛らせて、自らを鼓舞させていた。
その兵士たちの群れをかき分けるように二台の排気音を立てない二輪の乗り物が突撃を仕掛けてきた。その乗り物はバイクのようではあったが排気音を立てず他の乗り物に乗る兵士たちの兵器軍に比べ静かだった。その乗り物にまたがるのは一八歳くらいの男女であった。男女の容姿は中世の騎士のような美形で髪はプラチナで男はショートヘア、女はセミロングで紫の瞳をしたまるで人形のような容姿をした人物であった。その後を追うように何十台もの排気音をとどろかせる鋼鉄の群れが後に続き銃火器から放たれる鉛玉を敵兵士に容赦なくまき散らした。相手の兵士は体に複数穴をあけてその場で崩れ去る。さらにその後方からは鉄とゴムやキャタピラで構成された鋼鉄の猛獣が敵兵士を踏みつぶし前進していく。
「まずいぞ、奴らだ。」
「機械化機動師団だ。」
敵の間からどよめきと悲鳴が聞こえる。彼らにとってこの部隊はまさに悪魔の使いに等しかったのである。機械化機動師団はバルカン帝国が機械化部隊の中で機動力を重視した部隊である。その高い機動性と火力でミストル大陸全土にその名をっ轟かしたのである。
その中で最も恐れられたのが先陣を切って突撃を仕掛けた二人であった。
二台のバイクはすさまじいスピードで敵の戦車に近づいてくる。燃料を人間の魔力に頼るその装甲車両は早く攻撃体制に移行しようとして体力を消耗させている。二人は四角の形をした、特殊な物体を片手に装甲車両の車体に向かって投げつけた。それは大量の魔法エネルギーをバーストさせる特殊装置であった。二人はそれをタールなどで張り付きやすいように塗って、それを投げつけたのである。
戦車は貼り付けた装置を中心にエネルギーの過負荷が起きて、すさまじい勢いで戦車を内部から青いエネルギーを吹き出し破裂した。
当然中の搭乗員もエネルギーの過負荷に巻き込まれて肉片も焼かれて消滅してしまう。その中には上半身だけ吹き飛ばされて恥ずるように移動したり、ハッチを開けて焼かれながらのたうち回る者もいた。
この一連の惨劇は彼らが突撃を開始してわずか数分の出来事であった。彼らの突撃によって混乱を起こした王国の機甲師団は帝国の火砲類の格好の的となり、王国の誇る機動力と装甲技術と魔法動力の結晶はスクラップ場でリサイクルする以外に使い道のない鉄の塊に成り下がっていった。
一方突撃を開始して、勲章がもらえるほどの活躍を見せた二人は新たな危機に陥った。それは塹壕で十字砲火になるよう設置された魔力で動かす機関銃座であった。二人は突撃をして思わず火線の中に入ったのである。二人はとっさに肩に担いでいたサブマシンガンを取り出し、互いに十字線に光の壁を作ろうとした塹壕に鉛玉を放った。しかし、バイクと塹壕との距離はライフルの弾丸でないと届かないほど離れていた。拳銃弾を使用するサブマシンガンは塹壕での接近戦では有利でも、狙撃には全く向かなかった。弾丸は空しく魔法重機関銃の発射準備をする数人の兵士たちのこめかみや塹壕の土嚢をかすめて落下する。敵はいつ命中するかもわからない弾丸を恐れているみたいで、必死になって発射準備をしていた。その刹那、ライフルの発砲音が聞こえたかと思うと、発射準備をしていた兵士の一人の頭部を吹き飛ばした。兵士たちは突然の事態にパニックに落ちいった。それに続けて2回3回と発砲音が連続して響き次々と倒れていく。その間に二人はそれぞれの方向に向いた。そしてバイクをアクセルを回し、サブマシンガンを片手に突撃を開始した機関銃座に居座っていた兵士たちはからの放つ弾丸に次々となぎ倒されていく。最後に銃座が据え付けられている塹壕に到着するやいなや手榴弾を放り込未その場を離れる。その五秒後手榴弾はさく裂し、死傷した兵士たちの体を吹き飛ばして銃座を使い物にならないようにした。二人は一旦合流すると持っていた信号弾を天に突き上げ引き金を引いた。銃口から光の球がさらに天へと上り鉛色の空から降りた小さな光のように照らした。
それを確認した兵士たちは両手にボルトアクション式セミオート式等の銃剣をつけたライフルを持った兵士たちが爆音を背に全速力で駆け出しだしてきた。その顔はまるで鬼気迫る勢いで子供がその光景を見れば泣き出すような表情で突き進んでいく。一方の二人の男女と機械化機動師団は塹壕に張り巡らされた有刺鉄線や血と泥にまみれた死体の山を踏みつぶして敵の奥深くに侵入していく。
二人はその人混みの中を合わせて駆け出していくが、彼らを見る人間の多くの視線は冷たく豚や猿と同一視している印象を与えていた。だが少なくとも全ての人間がそうだというわけでもないらしく、中にはねぎらいの言葉をかける若手兵士たちもいた。恐らく彼らのことをよく思っている人物なのであろう。
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