社畜の漫才台本

小学生

A「なぁ、暇やしドッジボールでもせん？」

B「小学生かよ、あと暇つぶしなら2人でできること提案してこい」

A「じゃあ公園でも行かん？」

B「小学生かよ、大人は暇な時とりあえず外出ようとはならんのよ」

A「あ、お前に書いてもらいたいもんあるんやった」

B「なに？」

A「プロフィール帳」

B「小学生女子やん、今更俺の詳細知ってどうするつもりや」

A「好きなタイプだけでも教えてや」

B「そら巨乳よ、お前は？」

A「足早くてー」

B「(食い気味に) だから女子小学生やん」

A「面白い人」

B「関西の女子小学生やった…」

B「てか男二人がしらふで好きなタイプの話は狂気の沙汰すぎる」

A「小学生の時はあんなにワクワクした話も大人になったら出来なくなるんか」

B「急に悲しいこと言うな、それが大人やと思って乗り切るんや」

A「小学生の時暇でだべってたのは今となってはいい思い出やけど、二十年後の俺はこの時間をいい思い出やと思えるやろか」

B「どこでスイッチ切り替わった、どんな形の躁鬱やねん」

A「そもそも暇な時間に小学生の頃と同じことをしている時点で俺たちは成長していると言えるのだろうか、歳を重ねることと大人になることは違うと言われるが、それを言っている大人もハッキリと定義など分かっていないはず、つまり…あ、頭が…」

B「お、おい大丈夫か」

A「とりあえず駄菓子屋いかん？」

B「あかん、こいつの中の何かが答えまで辿り着けないようにしてる」