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お見合い相手と私の事情について
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ゆったりした長椅子に寄るとお母様の優しい香水の香りがして、ホッとしました
ショールを膝に掛けて長椅子に腰かけると、お母様は頭を撫でて下さいました
溢れる優しい魔力が心地よくて、瞼を伏せた
「事前には話したけど、お見合いは貴女の将来の為なの。だけど…若い貴女には辛い事が続くから心配だわ」
「お母様の時も大変でした?」
「私は元々魔力が安定していて、古代魔法の師匠が幼い時に共感感知を封印してくれた影響で、おぼろげな夢だったの。年の近い従姉の伯爵令嬢が王家に嫁いだばかりだったのもあって、縁談は必然的に上位貴族の方々と神殿からは枢機卿のおひとりだったわ」
(あー、方々って濁したな。やっぱり複数多発テロにしか感じないよ。この連投お見合い)
更に、お母様には年の離れた妹と弟がいて、なるべくなら(裕福な)4大公爵家の縁談を希望されたそうです
(優しくて大好きな母方のお祖父様達。お母様の小さい頃より魔力が強い私を怖がらずに可愛がってくれていたし、あの楽しい幼少期のお陰で、我儘なご令息やご令嬢を気にしないおおらかな性格になったと思える)
結果から言うと、お母様の古代魔法(御雷)と相性のいい神聖魔法(光)を使えるお父様と話がまとまったそうですが…
(可愛い系美人妻のお母様が頬を染めて、私の手を取ってますよ、はい可愛いって正義♪)
「決まるまでは、少しでも休息は取るようになさい」
夢見が悪いと体力と精神力がガリガリ削れるからですって解るだけに【必殺、お嬢様版苦笑い】をして頷いた
「お母様も、その…夢見が?」
「ええ。貴女のお父様ったらあの頃は大人げなくて…お会いした日に色々あったの」
パッチリした目元を赤らめたお母様も似たような夢をみることをお祖母様に教えられたそうだ
「おぼろげに見てしまう私でさえ、あまりに刺激が強くて…しばらく体調が悪くなったわ」
確かに、女性が見るにしては刺激が強いと感じたが意外と冷静なのは、転生前の男の記憶があるからかもしれない
(無修正AVを高性能VRで見てるような感覚だったもんなぁ)
「日程も遠慮なく変更出来るから、我慢も無理もしないこと」
「あ、あの…やはり、皆様にお会いしなければいけませんか?」
小さく握った手を胸の前で重ねて、こてんと首を傾げてお母様を見上げると、綺麗にカールした睫毛が菫色の瞳に影を落とした
「お父様とも長い間話し合って、貴女の今後の為にと決めたお見合いだけど、貴女は聖霊の御子ですものね」
もしかしたら、聖霊の…
「「導きがあるかも?」」
その導きはいつになるのか、神でさえ知らないだろうし、正直に話す事も恥ずかしくて出来ない淫夢現状を打開するには…彼らと話すしかないのですね
「ディークハルト様はお元気そうでしたわ」
「そう。実は基礎を教えたのはルイ様だったから、気になってて。…まだちゃんと話せない赤ちゃんのときから神聖魔法の相性も良すぎるとか言って、世間知らずの枢機卿たちが困っていたんだけど、七つの祝賀の儀で安定した魔力の力が特別って判ると周りから妬まれてたのよ」
「大人げない人達ですわ」
「本当よ。まったく箱入りもいい所だわ」
だから、かしら。と納得したくなったのは(夢で)私を孕ませる為にと処女を受胎させた鬼畜イケメンが彼でしたわね
孤独な少年がたどった寒々しい独身時代に抱いたあたたかい家庭を手にする唯一の手段が、妻の妊娠なのだったら
私はあの方の手を取るに足りるのかしら
柔らかな少女の手のひらを見つめ、剣で何度も潰れて硬くなった厚い手のひらを思い出していた
ショールを膝に掛けて長椅子に腰かけると、お母様は頭を撫でて下さいました
溢れる優しい魔力が心地よくて、瞼を伏せた
「事前には話したけど、お見合いは貴女の将来の為なの。だけど…若い貴女には辛い事が続くから心配だわ」
「お母様の時も大変でした?」
「私は元々魔力が安定していて、古代魔法の師匠が幼い時に共感感知を封印してくれた影響で、おぼろげな夢だったの。年の近い従姉の伯爵令嬢が王家に嫁いだばかりだったのもあって、縁談は必然的に上位貴族の方々と神殿からは枢機卿のおひとりだったわ」
(あー、方々って濁したな。やっぱり複数多発テロにしか感じないよ。この連投お見合い)
更に、お母様には年の離れた妹と弟がいて、なるべくなら(裕福な)4大公爵家の縁談を希望されたそうです
(優しくて大好きな母方のお祖父様達。お母様の小さい頃より魔力が強い私を怖がらずに可愛がってくれていたし、あの楽しい幼少期のお陰で、我儘なご令息やご令嬢を気にしないおおらかな性格になったと思える)
結果から言うと、お母様の古代魔法(御雷)と相性のいい神聖魔法(光)を使えるお父様と話がまとまったそうですが…
(可愛い系美人妻のお母様が頬を染めて、私の手を取ってますよ、はい可愛いって正義♪)
「決まるまでは、少しでも休息は取るようになさい」
夢見が悪いと体力と精神力がガリガリ削れるからですって解るだけに【必殺、お嬢様版苦笑い】をして頷いた
「お母様も、その…夢見が?」
「ええ。貴女のお父様ったらあの頃は大人げなくて…お会いした日に色々あったの」
パッチリした目元を赤らめたお母様も似たような夢をみることをお祖母様に教えられたそうだ
「おぼろげに見てしまう私でさえ、あまりに刺激が強くて…しばらく体調が悪くなったわ」
確かに、女性が見るにしては刺激が強いと感じたが意外と冷静なのは、転生前の男の記憶があるからかもしれない
(無修正AVを高性能VRで見てるような感覚だったもんなぁ)
「日程も遠慮なく変更出来るから、我慢も無理もしないこと」
「あ、あの…やはり、皆様にお会いしなければいけませんか?」
小さく握った手を胸の前で重ねて、こてんと首を傾げてお母様を見上げると、綺麗にカールした睫毛が菫色の瞳に影を落とした
「お父様とも長い間話し合って、貴女の今後の為にと決めたお見合いだけど、貴女は聖霊の御子ですものね」
もしかしたら、聖霊の…
「「導きがあるかも?」」
その導きはいつになるのか、神でさえ知らないだろうし、正直に話す事も恥ずかしくて出来ない淫夢現状を打開するには…彼らと話すしかないのですね
「ディークハルト様はお元気そうでしたわ」
「そう。実は基礎を教えたのはルイ様だったから、気になってて。…まだちゃんと話せない赤ちゃんのときから神聖魔法の相性も良すぎるとか言って、世間知らずの枢機卿たちが困っていたんだけど、七つの祝賀の儀で安定した魔力の力が特別って判ると周りから妬まれてたのよ」
「大人げない人達ですわ」
「本当よ。まったく箱入りもいい所だわ」
だから、かしら。と納得したくなったのは(夢で)私を孕ませる為にと処女を受胎させた鬼畜イケメンが彼でしたわね
孤独な少年がたどった寒々しい独身時代に抱いたあたたかい家庭を手にする唯一の手段が、妻の妊娠なのだったら
私はあの方の手を取るに足りるのかしら
柔らかな少女の手のひらを見つめ、剣で何度も潰れて硬くなった厚い手のひらを思い出していた
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