小さな人形の物語

カール

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第一章

旅立ち

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アメリカにある住宅街にある家に1人の30代くらいの男性がカバンと一緒に持っている木でできたデッサン人形を持って灯りが付いてある家に向かっている。
ドアの前に来るとドアが開く音がした。彼の奥さんのようだ。どうやら2人は夫婦だった。奥さんはにっこりした笑顔で「おかえり、あなた。」と優しく微笑んだ。すると男性は同じく「ただいま。」と返した。男性は袋を見せると息子のために仕事の帰りにおもちゃ屋さんに寄って買ってきた。と自慢げにいい、奥さんはそうなのね。と笑顔で少し笑った。
そのあと、2人は家の中に入って靴を脱いだ。すると、リビングから小さい男の子が父親に向かって走り出した。「おかえりパパ!」と小さい男の子は父親を抱きしめた。どうやら息子である。父親は息子に「ただいま、ジョン。ママと一緒に良い子にしていた?」と息子ジョンを抱いた。
息子のジョンは笑顔で「うん、いい子にしていたよ。」と答えた
父親はそうか。と柔らかく返事した。父親は袋からある物を出した。それはおもちゃだった。そのおもちゃは木でできたデッサン人形みたいな人形で見た目と外見は漫画で使う画材道具みたいだったが、父親は手本を見せるかのように手足をくねってすると色んなポーズをする事ができる。
父親はその人形を見せて「ジョン。今日お前の6歳の誕生日だろ?父さんお前のために仕事の帰りに寄っておもちゃ屋さんで買って来た。」それを見て聞いたジョンは、幸せそうで輝かしい笑顔になった。嬉しい表情をしたジョンはその人形を貰い「本当にこれを僕に貰っていいの?嬉しい。ありがとうパパ!」とジョンは嬉しそうな顔をして手に取った人形を持ち上げた「今日から君の名前はロリーだ。僕の友達だ。よろしくねロリー。」ロリーと名付けたデッサン人形を手にしたままジョンはおもちゃ箱から怪獣の人形と乗り物のおもちゃを取り出して座った。ジョンは輝かしくて幸せそうな笑顔をしながらさっそくそのロリーと遊んだ。「ブーン、ガオーっ!どおりゃー!怪獣め!このロリーが退治するぞー!」ジョンは無邪気で楽しく遊んでいた。その時の当時のロリーはかなり嬉しい気持ちでジョンと一緒にいる時間が何よりも幸せだった。ジョンの表情はかなり幸せに満ち溢れていた。



それから年月という時間が流れ、12年後。大人になったジョンは日本という異国の地で仕事が見つかり、そこへ彼は移り住むこととなった。彼は今まで自分を育ててきた最愛の両親と別れを惜しんでいた。彼は笑顔で行ってきますと言い残してタクシーに乗って空港まで行った。彼の両親は大粒の涙を流して異国の地に旅立つ我が子を手を振って見送った。父親は妻の肩を優しく手を置いて抱きしめた。
窓で親友を見送る様にのぞいている1人がいた。デッサン人形のロリーだ。ロリーは悲しい表情をしてそっと旅立つジョンを見つめた。その時ロリーの顔から綺麗な透明な一粒の涙が出て、涙は流れるように落ちて床に落ちた。

その夜、ジョンの部屋だった部屋はそのままだったがおもちゃ箱はクローゼットの中に収納されて入れていた。中はかなり暗かった。その時、1人の人形が起き上がり、ゆっくり登っておもちゃ箱から出てきた。ロリーだ。
ロリーはおもちゃ箱から飛び上がり、床に着地した。ロリーは迷わずクローゼットの戸を開けた。
ロリーはクローゼットから出てきて胸を張った「・・・あの日から僕は決めたんだ。あの日から僕は。・・・・・・ジョンを。親友ジョンにまた会いに行こうって。日本に行ったジョンにもう一度会いたい。待っててねジョン。また君に会いに行くから。」とロリーはジョンにまた会いに行くと決めた。
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