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98.パウパウの夏とタガメ探し 33
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自分のお金で皆にお土産を買うと、笑顔で言うパウパウにハイエルフは胸がふわっと温かくなる。
春先には、他者との関わりが殆ど無かった閉鎖された世界に生きていた子供だ。
話をした魔道人形にさえ繋がりを求めていた子が、他者のためにお土産を買うと言う。
(アギーさん達にお土産を買うって言い出さなくて良かった)
ちゃんと人間の社会に溶け込んでいくパウパウが、ハイエルフには嬉しい。
パウパウの親たちはパウパウにせよ、テレスにせよ、一体どう育てるつもりでいたのだろう。
ふとミッちゃんは不思議に思う。
長子のアーサーが偶々、優秀だったので、同じように育てたつもりなのかもしれないが、状況は全く違う。
アーサーには同年代の子供が多くいたし、本人も積極的に集落の子供たちと関わっていたと記憶している。
テレスは……
(テレスは…なぁ……)
知らずにミッちゃんは息を吐いたのを、腕の中のパウパウが不思議そうに見つめていた。
二人の順番になり店内に入ると、雑貨屋と同じようにカウンターで商品を受け取る形だった。
菓子の焼ける匂いで充ちていて嬉しくなったパウパウの頬に微笑みが浮かぶ。
カウンター上には編篭に入った噂の菓子が並んでいる。
帝国で流行しているという菓子は、パウパウの記憶にあるシナモンロールに似た形の、少し厚みのある物だった。
一人5個までと制限が付いていたので、パウパウが店員に「ぼくも買える?」と尋ねたら、笑って売ってくれた。
それぞれに5つ入れてもらった紙袋を手に店を出て、市が立つ場所があるとミッちゃんに連れて行って貰った広場の隅っこのベンチで、半分こにして味見をする。
外がサックリ中はモッチリした食感で、なかなか食べ応えがある。
ウエールムやカルンカルヴィと柑橘系のピールが加えられた、スコーンとクッキーの中間のような物だった。
少しスパイスの癖があるが、美味しい。
「うん、美味しいね、スパイスが使われているのは流石に帝都だなぁ」
「そうなの?」
「色々な物が、大陸中から集まる場所だからねぇ、スパイスだって地方では手に入りにくいんだよ」
ウネビはミッちゃんの雑貨屋があるので、実は特別なのだ。
「ふぅん…でも、ミッちゃんのお菓子の方が、ぼくは好きだなぁ」
ナイナイ袋から水袋を出そうとしたら、ミッちゃんが収納からパウパウ用のカップに入ったマルスナの果実水を出してくれた。
それを飲みながら座って、市に来ている人達を眺める。
子供連れのヒト族は、何かを買ってと強請る子供を引っ張っている。子供は負けじと親の手を掴んで踏ん張り、買う~買う~と喚いている。
それを、困ったような苦笑で見るのは、木工細工のお店だ。
小さな木の動物や、玩具らしき物が並んでいる。
小柄でガッシリした体躯の髭の人はドワーフ族。小さめの樽を肩に担いでいる。
これから飲むのだろうか、なんだか少し足取りが軽やかに見える。
ギルマスのように大きな、鱗が光る肌のいかにも冒険者な格好の人は何族なのだろう。
顎に手をやって、品定めをしているが、それが奇麗な装飾品の店だから、これからが気になるところだ。
「…いろんな人が、いっぱい」
「帝都だからね、色々な人達が集まるんだよ」
この市に出ている店でパウパウは、ダグラス達に色違いの柔らかいタオルを、フッバーには帝都の近くのワイナリーの白ウィノスを入れた素焼きの小瓶を。
ミッちゃんが持たせてくれた銀貨と銅貨をナイナイ袋に入れて、自分で支払いをした。
(十進法でよかった……)パウパウの記憶の中にある知識だと、十進法が分かりやすい。
十二進法とか六十進法でなくて、ホッとした。
初めての買い物だ。
ガルデンには量り売りの蒸留酒を錫スキットルに入れたのを、ミッちゃんに好みを教えてもらって選んだ。
装飾は無い、シンプルな地金の物だ。
スズメの飾りを探したけれど、無かったのだ。
「あんまり、いっぱい買えなかった」
思ったよりも蒸留酒が高価だった。
「飲んだ後、スキットルは使ってもらえるからね、パウパウからってだけで、すごく喜ぶよ」
ウェスお爺さんの所には、魚と海の刺繍が入ったランチョンマットを見つけたので、それにした。
色違いの6枚組だったので、日替わりで使ってもらえると嬉しい。
マールちゃんとグー姉様へのお土産でパウパウは悩む。
「どうしたの?」
「ミッちゃん、グー姉様とマールちゃんのお土産だけど、どうしよう」
料理も菓子も、ミッちゃんの物のほうが遥かに美味しい。
そして、二人とも何でも持っているのだ。
何を喜んでくれるか、全然、わからない。
「二人はパウパウが元気で、どんな事をしたのか話してあげるだけで喜ぶよ」
「そうなの?」
「うん。絶対にそう」
お昼はダスツさんが紹介してくれたお店で、肉団子の入ったパスタと野菜のスープを食べた。
これもダスツメモによると、帝都で流行っているらしい。
待たされるかと思ったが、ダスツの紹介と言うと、あっさり店内の個室に案内されたので、ハイエルフはダスツが何者なのかと、改めて不思議に思う。
(……ま、いいか。ダスツはダスツだ。また何かで礼をしよう)
流石、脳筋、8秒くらいで考えるのを止めた。
「ミッちゃん、美味しいね……でも、ミッちゃんの作った御飯のほうが、ずっと美味しい」
「おぉ、それは嬉しいな、でも、これも美味しいよ」
「ねぇ、皇帝陛下のお城って何処にあるの?」
「あぁ、こっちからだと見えにくいかな。帝都を見下ろす丘の上にあるんだ。だから、ここは城下町?っていうのかな」
「そっかぁ、牛のお爺ちゃん、ここに住んでないんだね」
残念そうなパウパウには悪いが、ミッちゃんとしては会いたくもない。
どうせ、ウミヘビ退治に駆り出されたり、牛とか豚を生け捕りして来いとか無体な事を言いだすのだ。
冗談ではない。
とはいえ、一応、トゥールイウガの峠ルートについては、ばぁちゃんを通して伝えておこうとは思う。
まぁ、既に知っている可能性は高いが。
最後に折角、帝都に来たのだからと、温室のトヒルとギンちゃんに会いに行くために、建物の陰から転移をした。
亀の甲羅のようなガラスの建築物の前で、そういえばとパウパウは思い出す。
「ミッちゃん、温室の工事でガルデンおじちゃんとか忙しいんじゃないの?リヨスアルヴァに行っててだいじょぶ?」
「うん。今はね、材料とかの準備をしているそうだよ。設計は終わっているから、少しは手が空いているらしいね」
【関係者以外立ち入り禁止】と掛かっているのを無視して転移をしてみると、なにやら人の気配や声、いや、歌声が聞こえてくる。
「にぎやか」
「変だねぇ、今は作業をしていないから、それほど人の出入りは無いって聞いてたけれど」
そう言ってミッちゃんは、ギンちゃんの近くに立つ木の陰に、もう一度転移をした。
パラディシの木の陰だ。
ミッちゃんは、まだパラディシの実を取りに行っていない事をチラっと思い出す。
そうっと伺い見ると、ギンちゃんの周りを囲むオッサンと学生たち。
……なにこれ?
何が起っているのか分からない二人は、顔を見合わせる。
真剣な顔をしたフレーケン教授と学生達がギンちゃんの下に置かれた植木鉢やプランターを覗き込んでいる。
パウパウがお手伝いで取って来たギンちゃんのお友達──カルペディエムの種──が埋まっている植木鉢だ。
「諸君!次は北方部族に伝わる、植物の成長を促す歌と踊りだっ!転調に気を付けて」
「はいっ!教授」
誰もが真剣な顔で見つめている。
何やらメモを取っている学生もいる。
フレーケン教授が、サッと両手を空に掲げると、学生たちも同じように空に両手を上げた。
厳粛な空気が辺りに漂い、ハイエルフも息を吞んだ。
その一瞬
ほんちゃらめけめけへぇ~と、フレーケン教授がいきなり、奇妙な節で歌いながら両手をふりふりしてギンちゃんの周りを回りだす。
ほんにゃらめけめけはぁ~と、学生たちが続いて両手をふりふりしながらギンちゃんの周りを回る。
心なしかギンちゃんの葉が、しんなりとして見える。
トヒルは?と、上を見ると密林に逃げ込まずに、律儀にギンちゃんに付き合っているが、上の枝でグンナリしていた。
青いシッポが力なく枝から垂れ下がっている。
「どうかねっ!トヒル殿。効果の方は⁈」
顔を上げたフレーケン教授は、笑ってトヒルに感想を聞く。
光る汗がうっとおしい。
「毒蛇先生!」
「ト…トヒる先生!」
「これでギンちゃんの友達、早く育ちますかね!」
すごく頑張ってトヒルの名を呼ぶ学生達も、汗をかいている。
一体、今まで何周していたのだろう。
「『……お主ら全員、出禁』」
力弱く尻尾をシャリシャリシャカシャカと振って、ついでに念話も付けた、いつもの響く低音でトヒルが答えた。
「なんでぇぇぇ⁈」
「そんなぁ!」「先生!毒蛇先生っ!」ワァワァと学生が訴える。
「……ミッちゃん……色々な人がいっぱいだね」
「あ~、うん、帝都だからねぇ……」
トヒルを見捨てるように二人は、こっそりとプタフォタンの屋敷に転移で戻った。
春先には、他者との関わりが殆ど無かった閉鎖された世界に生きていた子供だ。
話をした魔道人形にさえ繋がりを求めていた子が、他者のためにお土産を買うと言う。
(アギーさん達にお土産を買うって言い出さなくて良かった)
ちゃんと人間の社会に溶け込んでいくパウパウが、ハイエルフには嬉しい。
パウパウの親たちはパウパウにせよ、テレスにせよ、一体どう育てるつもりでいたのだろう。
ふとミッちゃんは不思議に思う。
長子のアーサーが偶々、優秀だったので、同じように育てたつもりなのかもしれないが、状況は全く違う。
アーサーには同年代の子供が多くいたし、本人も積極的に集落の子供たちと関わっていたと記憶している。
テレスは……
(テレスは…なぁ……)
知らずにミッちゃんは息を吐いたのを、腕の中のパウパウが不思議そうに見つめていた。
二人の順番になり店内に入ると、雑貨屋と同じようにカウンターで商品を受け取る形だった。
菓子の焼ける匂いで充ちていて嬉しくなったパウパウの頬に微笑みが浮かぶ。
カウンター上には編篭に入った噂の菓子が並んでいる。
帝国で流行しているという菓子は、パウパウの記憶にあるシナモンロールに似た形の、少し厚みのある物だった。
一人5個までと制限が付いていたので、パウパウが店員に「ぼくも買える?」と尋ねたら、笑って売ってくれた。
それぞれに5つ入れてもらった紙袋を手に店を出て、市が立つ場所があるとミッちゃんに連れて行って貰った広場の隅っこのベンチで、半分こにして味見をする。
外がサックリ中はモッチリした食感で、なかなか食べ応えがある。
ウエールムやカルンカルヴィと柑橘系のピールが加えられた、スコーンとクッキーの中間のような物だった。
少しスパイスの癖があるが、美味しい。
「うん、美味しいね、スパイスが使われているのは流石に帝都だなぁ」
「そうなの?」
「色々な物が、大陸中から集まる場所だからねぇ、スパイスだって地方では手に入りにくいんだよ」
ウネビはミッちゃんの雑貨屋があるので、実は特別なのだ。
「ふぅん…でも、ミッちゃんのお菓子の方が、ぼくは好きだなぁ」
ナイナイ袋から水袋を出そうとしたら、ミッちゃんが収納からパウパウ用のカップに入ったマルスナの果実水を出してくれた。
それを飲みながら座って、市に来ている人達を眺める。
子供連れのヒト族は、何かを買ってと強請る子供を引っ張っている。子供は負けじと親の手を掴んで踏ん張り、買う~買う~と喚いている。
それを、困ったような苦笑で見るのは、木工細工のお店だ。
小さな木の動物や、玩具らしき物が並んでいる。
小柄でガッシリした体躯の髭の人はドワーフ族。小さめの樽を肩に担いでいる。
これから飲むのだろうか、なんだか少し足取りが軽やかに見える。
ギルマスのように大きな、鱗が光る肌のいかにも冒険者な格好の人は何族なのだろう。
顎に手をやって、品定めをしているが、それが奇麗な装飾品の店だから、これからが気になるところだ。
「…いろんな人が、いっぱい」
「帝都だからね、色々な人達が集まるんだよ」
この市に出ている店でパウパウは、ダグラス達に色違いの柔らかいタオルを、フッバーには帝都の近くのワイナリーの白ウィノスを入れた素焼きの小瓶を。
ミッちゃんが持たせてくれた銀貨と銅貨をナイナイ袋に入れて、自分で支払いをした。
(十進法でよかった……)パウパウの記憶の中にある知識だと、十進法が分かりやすい。
十二進法とか六十進法でなくて、ホッとした。
初めての買い物だ。
ガルデンには量り売りの蒸留酒を錫スキットルに入れたのを、ミッちゃんに好みを教えてもらって選んだ。
装飾は無い、シンプルな地金の物だ。
スズメの飾りを探したけれど、無かったのだ。
「あんまり、いっぱい買えなかった」
思ったよりも蒸留酒が高価だった。
「飲んだ後、スキットルは使ってもらえるからね、パウパウからってだけで、すごく喜ぶよ」
ウェスお爺さんの所には、魚と海の刺繍が入ったランチョンマットを見つけたので、それにした。
色違いの6枚組だったので、日替わりで使ってもらえると嬉しい。
マールちゃんとグー姉様へのお土産でパウパウは悩む。
「どうしたの?」
「ミッちゃん、グー姉様とマールちゃんのお土産だけど、どうしよう」
料理も菓子も、ミッちゃんの物のほうが遥かに美味しい。
そして、二人とも何でも持っているのだ。
何を喜んでくれるか、全然、わからない。
「二人はパウパウが元気で、どんな事をしたのか話してあげるだけで喜ぶよ」
「そうなの?」
「うん。絶対にそう」
お昼はダスツさんが紹介してくれたお店で、肉団子の入ったパスタと野菜のスープを食べた。
これもダスツメモによると、帝都で流行っているらしい。
待たされるかと思ったが、ダスツの紹介と言うと、あっさり店内の個室に案内されたので、ハイエルフはダスツが何者なのかと、改めて不思議に思う。
(……ま、いいか。ダスツはダスツだ。また何かで礼をしよう)
流石、脳筋、8秒くらいで考えるのを止めた。
「ミッちゃん、美味しいね……でも、ミッちゃんの作った御飯のほうが、ずっと美味しい」
「おぉ、それは嬉しいな、でも、これも美味しいよ」
「ねぇ、皇帝陛下のお城って何処にあるの?」
「あぁ、こっちからだと見えにくいかな。帝都を見下ろす丘の上にあるんだ。だから、ここは城下町?っていうのかな」
「そっかぁ、牛のお爺ちゃん、ここに住んでないんだね」
残念そうなパウパウには悪いが、ミッちゃんとしては会いたくもない。
どうせ、ウミヘビ退治に駆り出されたり、牛とか豚を生け捕りして来いとか無体な事を言いだすのだ。
冗談ではない。
とはいえ、一応、トゥールイウガの峠ルートについては、ばぁちゃんを通して伝えておこうとは思う。
まぁ、既に知っている可能性は高いが。
最後に折角、帝都に来たのだからと、温室のトヒルとギンちゃんに会いに行くために、建物の陰から転移をした。
亀の甲羅のようなガラスの建築物の前で、そういえばとパウパウは思い出す。
「ミッちゃん、温室の工事でガルデンおじちゃんとか忙しいんじゃないの?リヨスアルヴァに行っててだいじょぶ?」
「うん。今はね、材料とかの準備をしているそうだよ。設計は終わっているから、少しは手が空いているらしいね」
【関係者以外立ち入り禁止】と掛かっているのを無視して転移をしてみると、なにやら人の気配や声、いや、歌声が聞こえてくる。
「にぎやか」
「変だねぇ、今は作業をしていないから、それほど人の出入りは無いって聞いてたけれど」
そう言ってミッちゃんは、ギンちゃんの近くに立つ木の陰に、もう一度転移をした。
パラディシの木の陰だ。
ミッちゃんは、まだパラディシの実を取りに行っていない事をチラっと思い出す。
そうっと伺い見ると、ギンちゃんの周りを囲むオッサンと学生たち。
……なにこれ?
何が起っているのか分からない二人は、顔を見合わせる。
真剣な顔をしたフレーケン教授と学生達がギンちゃんの下に置かれた植木鉢やプランターを覗き込んでいる。
パウパウがお手伝いで取って来たギンちゃんのお友達──カルペディエムの種──が埋まっている植木鉢だ。
「諸君!次は北方部族に伝わる、植物の成長を促す歌と踊りだっ!転調に気を付けて」
「はいっ!教授」
誰もが真剣な顔で見つめている。
何やらメモを取っている学生もいる。
フレーケン教授が、サッと両手を空に掲げると、学生たちも同じように空に両手を上げた。
厳粛な空気が辺りに漂い、ハイエルフも息を吞んだ。
その一瞬
ほんちゃらめけめけへぇ~と、フレーケン教授がいきなり、奇妙な節で歌いながら両手をふりふりしてギンちゃんの周りを回りだす。
ほんにゃらめけめけはぁ~と、学生たちが続いて両手をふりふりしながらギンちゃんの周りを回る。
心なしかギンちゃんの葉が、しんなりとして見える。
トヒルは?と、上を見ると密林に逃げ込まずに、律儀にギンちゃんに付き合っているが、上の枝でグンナリしていた。
青いシッポが力なく枝から垂れ下がっている。
「どうかねっ!トヒル殿。効果の方は⁈」
顔を上げたフレーケン教授は、笑ってトヒルに感想を聞く。
光る汗がうっとおしい。
「毒蛇先生!」
「ト…トヒる先生!」
「これでギンちゃんの友達、早く育ちますかね!」
すごく頑張ってトヒルの名を呼ぶ学生達も、汗をかいている。
一体、今まで何周していたのだろう。
「『……お主ら全員、出禁』」
力弱く尻尾をシャリシャリシャカシャカと振って、ついでに念話も付けた、いつもの響く低音でトヒルが答えた。
「なんでぇぇぇ⁈」
「そんなぁ!」「先生!毒蛇先生っ!」ワァワァと学生が訴える。
「……ミッちゃん……色々な人がいっぱいだね」
「あ~、うん、帝都だからねぇ……」
トヒルを見捨てるように二人は、こっそりとプタフォタンの屋敷に転移で戻った。
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