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しおりを挟むそんなつもりじゃなかったのに。。。
なんでこうなったんだろう。。
______________________________
松本 友里恵(マツモト ユリエ)22歳
最近、なにを目標にすればいいのか
分からずいた。
"夢"というのも出来たことがない。
つまらない人生を歩んでるなと思うこの頃。
「あぁぁー!!
なんでこんな暑いの!!!」
今日は休日、久しぶりの休みだから友人と
ランチして楽しみたい♪って気分で
待ち合わせに向かってるけど
けどさぁぁ!
この暑さどーにかならないの?!!
ここ最近暑すぎて体調崩れるわ最悪
なんですけど...はあぁぁ。
そんなこと考えていると
「友里恵! その死んだ顔どうにかならない? せっかくの休みなんだからさ」
待ち合わせの場所に着いていた友人が
そう言いながら友里恵にアイスティーを
くれた。
さっすが!私の友!!
「ありがとぉ~~!!!!!」ゴクゴクゴク
「ぷふぁぁ~生き返る~~♪♪」
「温泉上がりのオジサンみたいなこと
いわないの!!!
まぁ、生き返ってよかったわね」
一息ついてから、電車に乗って
お昼ご飯を食べようとなり向かいだした。
「最近どうなの?」
友人が前を向きながら聞いてきた
「なにが?」
「ほら...あの人とはどうなの?」
そこで何を問われたのかわかった
「あれからね、別れたよ」
「あ~、やっぱりそうなったのね」
「うん。やっぱり好きってよくわからない」
半年前、友人の紹介で知り合った男性と付き合っていたが、友里恵はあまり気乗りしなく
友人の紹介というのもあり告白をなかなか
断れず半端強引に付き合う事になっていた
「恋愛感情ないって言ってたもんね」
「そうなんだよね、相手にも言ってたから
知ってるはずだったんだけどね」
最後の最後にはキレられ軽く頬を
叩かれたけど。。。
「次は、好きな人と付き合えるといいね」
頭を撫でながら友人は微笑んだ
「うん♪♪」
______________________________
それから友人とお昼ご飯たべて久しぶり
だったこともあり色んな話をして満喫して
家に帰ろうとなり友人と途中で別れ歩いて
帰っていた
ボーン キャハハ
子供の声
帰り道にある公園で
男の子達4人組がサッカーボールを
蹴りながら遊んでいた。
楽しく遊んでいるなあ~と
眺めていたら
ある男の子が
なかなかボールが相手の方にいかなくて
イライラしたのか
思いっきりボールを蹴った
その弾みでボールは
公園の外にでていってしまった
「あーー!
なにやってるんだよ!!!」
「やべぇー!
とってくるわー」
思いっきり蹴りすぎだよ
友里恵はその光景を見ながら笑っていた
だが、
ボールは蹴った力が思ったより強かったのか
道路にまで出てしまった
「ああ!!」
友里恵はそれまで笑っていたが
前後から車が近づいていることに気づいた!
「そこの子!!
道路に出ちゃダメ!!」
「 え? 」
そう叫んだが、
すでに道路に出でしまって
男の子は車が近づいていることに
気づいたものの体が動かないようだった
それに気づいた友里恵は
「やばいやばいやばい!!」
急反射的に体が男の子の所へ向かう
男の子を抱き上げる
ブッブーーーーー!!!!!
車はスピードを落とさず向かってきたが
危機一髪といったところだろうか
車と衝突せず無事男の子も助けられた。
そのまま車は去っていき
「おねえちゃぁぁん!!!
うわぁぁ!!」
男の子は最初は驚いてか固まっていたが
状況を理解したのだろう
怖かったのと助かったのとで
涙が溢れて泣いてしまった
「大丈夫大丈夫。」
そう言いながら男の子の頭を撫でながら
友里恵は、
....いや、本当に危なかった!!!!
これ私も死んだかと思ったわ!!!
あ~、生きてる~ハァァ。。
心の中で安堵していた
「おねえちゃぁぁん!!
ありがとうぉぉ...グズゥ」
「いいの、無事だったんだから。
でも!!ボール取りに行く時
ちゃんと車がきてないか確かめないと
ダメでしょ?!!」
そう言いながら男の子の手を掴み
目を見ていうと男の子は頷きながら
「ごめんなさぁぁい!!グズゥ」
そのまま友里恵の腕の中に抱きついた
「おいい!!!」
「大丈夫かぁ!!!」
「ケガ...ない...?」
一緒に遊んでいた男の子達も
いきなりのことで固まっていたが
急いで友里恵と男の子のところへ
駆け寄ってきた
「君たちもボール遊びする時は
気をつけなさい!!」
そう友里恵が駆け寄ってきた
男の子達にも言う
「「「ご、ごめんなさい。。。」」」シュン
反省した様子もあり安心した友里恵は
「うん!よろしい♪ ...フフフ」
その男の子達にもさっきの子みたいに
頭を撫でた
男の子達は照れていたが
それまで抱きついていた男の子は男の子達が来たことで自然と離れ、泣いていた顔から友達が来て嬉しかったのか笑顔に変わっていた
「今日はこのまま帰りなさい」
「はぁ~い」
「気をつけて帰るのよ!!」
「おねえちゃん、ありがとう!」
さっきまで怖い思いしたこともあり
友里恵の言葉に男の子達は従った
男の子達が帰る姿を見ながら
よし!帰るか!!
公園を離れ
そのまま家に帰ろう~
ドン!!
グサッッッ
あれ?帰ろうとしてたはずなんだよね、
なのになんでこうなったの?
え?どうなってるの???
友里恵は困惑していた
いきなりで驚きすぎているというのもある
だがそれにしてもいきなりであった
まさか刃物で刺されるなんて...
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