運命のひと~生真面目な看護師は意地悪イケメン医師に溺愛される~

すずなりたま

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(本当にこいつ、可愛すぎる……)

 喘ぐ声も、無意識に抱きついてきて甘えるような仕草も、全部が腰にクる。
 既に二宮自身はまたギンギンに勃起し、早くナカに入りたいと望んでいる。

(まだ、我慢、我慢……)

 グチュッ、グリッ、グリッ!

「あっ! あっ! やぁあ!」
「指、増やすぞ……」
「ひうぅっ、あっ! あうっ!」

 指を増やして、ジュポジュポと抜き差しする。まるでもうセックスしているみたいだ。
 これから本当にするのだけど――二宮はしみじみと思った。(また今更であるが)
 堂島と、セックスする。
 前に一度したらしいのだけど、何故自分は覚えていないのだろうか。

(本当、悪い癖だな……)

 内心悔しく思いながら、二宮は堂島のナカをまさぐる指を3本に増やした。

(でも、あの悪癖が出なかったらこいつとは今こんな関係になっていないんだよな……)

 3本の指を抜き差しするたびに、ローションと堂島の我慢汁と腸液のような何かが混ざり、グチュグチュと卑猥な水音が部屋中に響いている。
 それと、堂島の甘く痺れるような声。

(こいつ、俺の事が前から好きだったって言ってたけど、それはいまいち信憑性ねぇな……)

 まあ、そんなことはどうでもいいのだけど。
 前から好きでも、さっき好きになったとしても、好きな気持ちには変わりないのだから。

(あー……早く挿れてぇ……)

 自分のはサイズが他人よりも比較的大きいため――温泉などの公共施設で見る限りだが――まだ挿れるのは早いだろう、と思いギリギリのところで耐えている。
 前回の罪滅ぼしというか、今回は絶対に痛みを与えたくない、と思っているのだ。
 余裕なくガっついているのは否めないが、セックスの最中なのだから当然だろ、と開き直った。

「お前、今までどれくらい慣らしてたんだ? もしかしてオナニーもここ使ってた?」
「あっ、あっ、少しっ……! でも、」
「でも?」
「じ、自分の指じゃ、きもちよくなくて……」
「……今、こんなになってんのに?」

 そう言って、グッと根本まで指を突っ込み指をバラバラに動かした。

「ぁあっっ!!」
「っ、ほら……」

(視覚的にもヤべェな……)

 前立腺が気持ちいいというのは噂で知っているし、堂島の反応を見てその噂は本当だったのだと知る。
 そしてゲイではないのにこの穴を使ってオナニー、つまりアナニーをする連中もいるらしく、俄には信じられなかったが――目の前の恋人が一人でここを弄っているのを想像すると激しく興奮した。

「……っそりゃ、先輩の指だからでしょ! 言わせたいだけ、じゃないっすか……!」
「まあな」

(あー、かわいい……)

 堂島の反応が面白くて、ついからかってしまう。今まで恋人に対して、こんな感情は持ったことがなかった。
 相手に話を合わせて、ひたすら優しくして……、でもいつも何かを見落としていて、最終的に二宮が振られるのだけど。

 でも、結局恋愛とはそういうものだと思っていた。

(変わったな、俺……)

 それがいいことなのか、悪いことなのか。
 いいことだと思うことにしよう、と二宮は思った。
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