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157 恋人が可愛い*
ゆっくりと榛名の肉壁が自身に絡みつき、ぎゅうぎゅうと締め付けてくるので、霧咲は思わず腹に力が籠った。
気を抜いたら達してしまいそうだった。
榛名が珍しく積極的だとからかったが、そんな恋人の姿にあてられている自分のほうが我慢がきかなくなりそうで必死なのだ。
もうしばらくは、この可愛い恋人が自分を必死に求めるさまを眺めていたいのに――。
「んあぁ……っ! あ、は、んぅ……」
「暁哉、大丈夫かい? 久しぶりだから少しキツイのかな、ゆっくりでいいんだよ、息を吐いて」
「だい、じょうぶ……ですよ、んっ……」
こどものように頬を火照らせて、キュッと眉根を寄せながら、それでも自分に微笑んでくれる恋人が愛しくてたまらない。
霧咲は榛名がシーツで膝をすべらせたり、急に力が抜けてしまっても崩れ落ちないように、しっかりとその細腰を両手で支えた。
一気に奥まで挿れてしまっても彼の身体は大丈夫だと思うが、今日はひどく疲れただろうし、とびきり優しく抱いてあげたい。
否……抱き合いたい。
「ご、めんなさい。誠人さん、つらいですよね……」
「そんなことはない。ゆっくりと君の中に入っていくのが気持ちいいよ」
「もうすぐ全部、はいるから……っ、ンン……」
その言葉どおり霧咲のものを根元までしっかり自分のナカに収めると、榛名は嬉しそうにふにゃっと笑って『全部入った……』と言い、安心しきった態度で霧咲の首に腕を絡め、ぎゅっと抱きついてきた。
霧咲は榛名の一連の動作の破壊力に思わず天を仰いだ。
恋人が可愛すぎてまたイきそうになったが、なんとか耐え抜いた。
「……きみって、ほんと……」
「え、なに?」
「かわいいな、大好きだ」
「なんですか急に」
いきなり霧咲が大真面目な顔でそんなことを言いだしたので、榛名は思わず噴き出しそうになった。
セックスの最中なのに。
「かわいすぎて、頭がおかしくなりそうだよ」
「今更……俺が可愛く見えるってことは、もうおかしくなってるでしょう」
「いや、かわいいのは純然たる事実だよ。ほら、今日はきみが動いてくれるんだろう?」
榛名は不思議そうな顔で霧咲を見つめていたが、動くよう促されると霧咲の両肩に手をついて、ゆっくりと抜き差しを始めた。
「あっ……んんっ……」
榛名は、実は騎乗位が少し苦手だった。
霧咲は自分のきもちいいところをすぐに当ててくれるのに、何故か自分ではそれができないからだ。
こうして抜き差しをしていても、気持ちいいのかよく分からない。せめて霧咲は気持ちよくなってくれていればいいのだけど――。
「暁哉、」
「あ、はい……?」
「君のイイトコロは、そこじゃないだろ?」
「え……あぁっ!」
霧咲がいきなりズン、と突き上げてきたので思わず榛名は仰け反った。
自分では探り当てられなかったらイイトコロを一発で当てられて、そのまま全てを委ねてしまいたくなる。
しかし。
「もっと腰を落として、俺のことはいいから自分が気持ちいいように動いてごらん? きみが気持ちいいと俺も気持ちいいんだから」
「んん……っ」
霧咲はそのまま榛名を激しく攻め立ててはくれなかった。
(このままなし崩しに、めちゃくちゃにされたかったのに……)
少し口を尖らせて、潤んだ瞳で睨んでくる榛名の思いが伝わってきて霧咲は苦笑した。
自分が優位に立ってガンガン攻め立ててやりたいのは山々だが、そうすると早く終わってしまうし、明日立てなくなるくらいに激しくしてしまいそうなのだ。
明日は観光をするのでそれは避けたいし、榛名が騎乗位に苦手意識を持っているのを知っているので、克服するのにいい機会かもしれない、などと思っていた。
それに……
「っふ……んんっ……ぁ…っ!」
自分の上に乗って悩ましげな顔で腰をくねらす恋人を、もう少しだけこの特等席から観察していたい。
気を抜いたら達してしまいそうだった。
榛名が珍しく積極的だとからかったが、そんな恋人の姿にあてられている自分のほうが我慢がきかなくなりそうで必死なのだ。
もうしばらくは、この可愛い恋人が自分を必死に求めるさまを眺めていたいのに――。
「んあぁ……っ! あ、は、んぅ……」
「暁哉、大丈夫かい? 久しぶりだから少しキツイのかな、ゆっくりでいいんだよ、息を吐いて」
「だい、じょうぶ……ですよ、んっ……」
こどものように頬を火照らせて、キュッと眉根を寄せながら、それでも自分に微笑んでくれる恋人が愛しくてたまらない。
霧咲は榛名がシーツで膝をすべらせたり、急に力が抜けてしまっても崩れ落ちないように、しっかりとその細腰を両手で支えた。
一気に奥まで挿れてしまっても彼の身体は大丈夫だと思うが、今日はひどく疲れただろうし、とびきり優しく抱いてあげたい。
否……抱き合いたい。
「ご、めんなさい。誠人さん、つらいですよね……」
「そんなことはない。ゆっくりと君の中に入っていくのが気持ちいいよ」
「もうすぐ全部、はいるから……っ、ンン……」
その言葉どおり霧咲のものを根元までしっかり自分のナカに収めると、榛名は嬉しそうにふにゃっと笑って『全部入った……』と言い、安心しきった態度で霧咲の首に腕を絡め、ぎゅっと抱きついてきた。
霧咲は榛名の一連の動作の破壊力に思わず天を仰いだ。
恋人が可愛すぎてまたイきそうになったが、なんとか耐え抜いた。
「……きみって、ほんと……」
「え、なに?」
「かわいいな、大好きだ」
「なんですか急に」
いきなり霧咲が大真面目な顔でそんなことを言いだしたので、榛名は思わず噴き出しそうになった。
セックスの最中なのに。
「かわいすぎて、頭がおかしくなりそうだよ」
「今更……俺が可愛く見えるってことは、もうおかしくなってるでしょう」
「いや、かわいいのは純然たる事実だよ。ほら、今日はきみが動いてくれるんだろう?」
榛名は不思議そうな顔で霧咲を見つめていたが、動くよう促されると霧咲の両肩に手をついて、ゆっくりと抜き差しを始めた。
「あっ……んんっ……」
榛名は、実は騎乗位が少し苦手だった。
霧咲は自分のきもちいいところをすぐに当ててくれるのに、何故か自分ではそれができないからだ。
こうして抜き差しをしていても、気持ちいいのかよく分からない。せめて霧咲は気持ちよくなってくれていればいいのだけど――。
「暁哉、」
「あ、はい……?」
「君のイイトコロは、そこじゃないだろ?」
「え……あぁっ!」
霧咲がいきなりズン、と突き上げてきたので思わず榛名は仰け反った。
自分では探り当てられなかったらイイトコロを一発で当てられて、そのまま全てを委ねてしまいたくなる。
しかし。
「もっと腰を落として、俺のことはいいから自分が気持ちいいように動いてごらん? きみが気持ちいいと俺も気持ちいいんだから」
「んん……っ」
霧咲はそのまま榛名を激しく攻め立ててはくれなかった。
(このままなし崩しに、めちゃくちゃにされたかったのに……)
少し口を尖らせて、潤んだ瞳で睨んでくる榛名の思いが伝わってきて霧咲は苦笑した。
自分が優位に立ってガンガン攻め立ててやりたいのは山々だが、そうすると早く終わってしまうし、明日立てなくなるくらいに激しくしてしまいそうなのだ。
明日は観光をするのでそれは避けたいし、榛名が騎乗位に苦手意識を持っているのを知っているので、克服するのにいい機会かもしれない、などと思っていた。
それに……
「っふ……んんっ……ぁ…っ!」
自分の上に乗って悩ましげな顔で腰をくねらす恋人を、もう少しだけこの特等席から観察していたい。
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