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〃
「お、ねがい……挿れて……」
「何を? ちゃんと何処に何が欲しいのかを丁寧に言ってごらん」
「んぁッ!」
霧咲は、カリの部分だけを榛名のナカにぐっと押し込んだ。
榛名の両足が空を蹴るように跳ね上がる。
「あ……あぅう……っ」
たったそれだけで、榛名の理性は簡単に崩壊した。
もう霧咲に与えられる快楽のことしか頭に無かった。
「アキ。ちゃんと自分の口で言うんだ」
「き……霧咲さんの硬くて太いペ、ペニスを、俺のお尻に挿れてくださぃっ……!」
自分が言えと言ったのだが、先ほどまであんなに嫌がっていた癖に少し挿れただけで急にいやらしいことを口にした榛名に霧咲は意地の悪い笑みを浮かべた。
快楽に弱すぎる榛名が少し心配にもなったのだが……けど今は、そんなことはどうでもいい。
「挿れるだけでいいの? 他にして欲しいことはないの」
「つ、突いて……俺のナカのきもちいいとこ、いっぱい突いてほしいです……っ!」
「……よく言えました」
ズブブブ……!
「ひあぁっ! あっ、あーっ! ああああぁ」
霧咲自身が榛名のナカに突き進んでくる。
途中で止まらずに、一気に根本まで。
榛名は無意識に霧咲をきゅうきゅうと締め付けていた。
一か月ぶりに与えられるその快楽を、眩暈がしそうなほどに感じて。
「アキ、君のナカはすごくきついのに熱くてトロトロで気持ちいいよ……っ!」
「はぁっ! はぁっ! あ、あうぅ……おれも、きもちいい……っ! きりさきさんのちんぽ、気持ちいいよお」
自身を全て挿入したあと、霧咲は一旦榛名の脚を下ろしてそのまま上から覆い被さるように抱きしめた。
「アキ」
「あんっ、あ、なにっ?」
(はやく、うごいてよぉ……)
そう言いかけたが、それは霧咲の言葉によって遮られた。
「アキ……俺のものになって? いや、君はもう俺のものだよね?」
「え……?」
「君は俺の、運命の相手なんだ」
(……おれが、きりさきさんの……?)
「偶然君に二度も会えるなんて、もうそれ以外考えられないよ」
(もし本当にそうなら、俺の運命のひとが霧咲さんなら……)
「好きだよ」
耳元で甘くそう囁いたあと、霧咲は再び榛名の腰を抱いて激しい律動を開始した。
「あーっ!! あっ! あっ!」
気持ちいい気持ちいい気持ちいい。
ズチュッ!ズチュッ、ヌプッ!
「ひあっ! ァッ! あんっ!」
霧咲に触られているところ、霧咲が挿入っているところ、すべてが気持ちいい。
もっと、もっと欲しい。この男が。
「君が好きなとこは、ココだったっけ?」
「ひっ! そこはだめ、あ、アァッ!」
「ダメじゃなくてイイんだろ? 正直に言ってごらん。そうしたらもっと気持ちよくなれるよ」
(俺があの日ああなったのは、酒のせいじゃない……)
「ぁっ、あっ、イイッ! ソコ、きもちイイのぉッ! 霧咲さんもっと激しく突いて、めちゃくちゃにしてぇ!」
(霧咲さんのせいだ……)
「ッ可愛くおねだりできたねアキ、100点だ。お望みどおり、めちゃくちゃにしてあげる……っ!」
「ァッ、アッ、もっと、もっとぉ……ひぁ、あぁーっ!」
霧咲は腰を大きくグラインドさせ、四つん這いにさせた榛名のナカを何度も何度も強く突き上げた。
状況は違うけれど、あの日と同じように榛名は霧咲に翻弄され、声が枯れそうな程に喘がされている。
きっと、一ヶ月前も同じだった。
霧咲のせいで、榛名はおかしくなったのだ。
「好きだよ、君も俺のことが好きだよね?」
「あうっ、うっ、好きじゃない……」
「アキ、前みたいに正直に言うんだ!ほらっ」
グリグリッ! ズチュッ! バチュッ!
バチュッ!! ドスッ! グチュッ!!
「ひああぁっ! や、やぁっ! すきなんかじゃ、好きなんかじゃないからぁあ……っ!!」
けど、あの日と違ってそこだけは流されるわけにはいかない。
身体の方は、言い訳できないくらい流されていても。
だって、霧咲はもうただの見知らぬ一夜の相手ではない。
『霧咲誠人』という、K大学病院の腎臓外科医だ。
素性も分かっている上に、今後は週に一度は顔を合わすことになる相手なのだから。
簡単に応えるわけにはいかない。
榛名は彼の恋人になる気はないのだ。
「強情だね……ま、今はいいか」
「あっあっあっ、アッ、イクッ!! いっちゃう! きりさきさん! きりさきさ……! ああぁぁああ……っ!!」
「ん、俺もイクよ! アキ……受け止めてくれ!」
榛名と霧咲は男同士。
トラウマになった、偏見の目。
『榛名くんって岩切くんが好きなの!?』
『げーっきもい!』
『やだー、ホモじゃん!』
(男を好きになるなんて、普通じゃない……)
『早く結婚して孫の顔見せんね! あんたは榛名家の長男やっちゃかいね!』
(俺は男なんて、好きにならない……)
「俺は君が好きだよ」
「ンッ、チュ、チュプ……」
(キスに応えることは、できるのに……)
榛名は、しがらみを全部振り切って霧咲に正面から向き合うのが恐かった。
付き合ったところで子供もできないし、親、友達、同僚──誰にも言えず、誰にも祝福してもらえない関係。
きっと『好き』という感情だけで耐えられるようなものじゃない、と思う。
(でも、今だけだから……)
何も考えずに、この温かくて優しい腕に身を任せて包まれていたい。
霧咲の首に腕を巻き付けて舌を絡ませ合いながら、榛名はぼんやりとそう思った。
「何を? ちゃんと何処に何が欲しいのかを丁寧に言ってごらん」
「んぁッ!」
霧咲は、カリの部分だけを榛名のナカにぐっと押し込んだ。
榛名の両足が空を蹴るように跳ね上がる。
「あ……あぅう……っ」
たったそれだけで、榛名の理性は簡単に崩壊した。
もう霧咲に与えられる快楽のことしか頭に無かった。
「アキ。ちゃんと自分の口で言うんだ」
「き……霧咲さんの硬くて太いペ、ペニスを、俺のお尻に挿れてくださぃっ……!」
自分が言えと言ったのだが、先ほどまであんなに嫌がっていた癖に少し挿れただけで急にいやらしいことを口にした榛名に霧咲は意地の悪い笑みを浮かべた。
快楽に弱すぎる榛名が少し心配にもなったのだが……けど今は、そんなことはどうでもいい。
「挿れるだけでいいの? 他にして欲しいことはないの」
「つ、突いて……俺のナカのきもちいいとこ、いっぱい突いてほしいです……っ!」
「……よく言えました」
ズブブブ……!
「ひあぁっ! あっ、あーっ! ああああぁ」
霧咲自身が榛名のナカに突き進んでくる。
途中で止まらずに、一気に根本まで。
榛名は無意識に霧咲をきゅうきゅうと締め付けていた。
一か月ぶりに与えられるその快楽を、眩暈がしそうなほどに感じて。
「アキ、君のナカはすごくきついのに熱くてトロトロで気持ちいいよ……っ!」
「はぁっ! はぁっ! あ、あうぅ……おれも、きもちいい……っ! きりさきさんのちんぽ、気持ちいいよお」
自身を全て挿入したあと、霧咲は一旦榛名の脚を下ろしてそのまま上から覆い被さるように抱きしめた。
「アキ」
「あんっ、あ、なにっ?」
(はやく、うごいてよぉ……)
そう言いかけたが、それは霧咲の言葉によって遮られた。
「アキ……俺のものになって? いや、君はもう俺のものだよね?」
「え……?」
「君は俺の、運命の相手なんだ」
(……おれが、きりさきさんの……?)
「偶然君に二度も会えるなんて、もうそれ以外考えられないよ」
(もし本当にそうなら、俺の運命のひとが霧咲さんなら……)
「好きだよ」
耳元で甘くそう囁いたあと、霧咲は再び榛名の腰を抱いて激しい律動を開始した。
「あーっ!! あっ! あっ!」
気持ちいい気持ちいい気持ちいい。
ズチュッ!ズチュッ、ヌプッ!
「ひあっ! ァッ! あんっ!」
霧咲に触られているところ、霧咲が挿入っているところ、すべてが気持ちいい。
もっと、もっと欲しい。この男が。
「君が好きなとこは、ココだったっけ?」
「ひっ! そこはだめ、あ、アァッ!」
「ダメじゃなくてイイんだろ? 正直に言ってごらん。そうしたらもっと気持ちよくなれるよ」
(俺があの日ああなったのは、酒のせいじゃない……)
「ぁっ、あっ、イイッ! ソコ、きもちイイのぉッ! 霧咲さんもっと激しく突いて、めちゃくちゃにしてぇ!」
(霧咲さんのせいだ……)
「ッ可愛くおねだりできたねアキ、100点だ。お望みどおり、めちゃくちゃにしてあげる……っ!」
「ァッ、アッ、もっと、もっとぉ……ひぁ、あぁーっ!」
霧咲は腰を大きくグラインドさせ、四つん這いにさせた榛名のナカを何度も何度も強く突き上げた。
状況は違うけれど、あの日と同じように榛名は霧咲に翻弄され、声が枯れそうな程に喘がされている。
きっと、一ヶ月前も同じだった。
霧咲のせいで、榛名はおかしくなったのだ。
「好きだよ、君も俺のことが好きだよね?」
「あうっ、うっ、好きじゃない……」
「アキ、前みたいに正直に言うんだ!ほらっ」
グリグリッ! ズチュッ! バチュッ!
バチュッ!! ドスッ! グチュッ!!
「ひああぁっ! や、やぁっ! すきなんかじゃ、好きなんかじゃないからぁあ……っ!!」
けど、あの日と違ってそこだけは流されるわけにはいかない。
身体の方は、言い訳できないくらい流されていても。
だって、霧咲はもうただの見知らぬ一夜の相手ではない。
『霧咲誠人』という、K大学病院の腎臓外科医だ。
素性も分かっている上に、今後は週に一度は顔を合わすことになる相手なのだから。
簡単に応えるわけにはいかない。
榛名は彼の恋人になる気はないのだ。
「強情だね……ま、今はいいか」
「あっあっあっ、アッ、イクッ!! いっちゃう! きりさきさん! きりさきさ……! ああぁぁああ……っ!!」
「ん、俺もイクよ! アキ……受け止めてくれ!」
榛名と霧咲は男同士。
トラウマになった、偏見の目。
『榛名くんって岩切くんが好きなの!?』
『げーっきもい!』
『やだー、ホモじゃん!』
(男を好きになるなんて、普通じゃない……)
『早く結婚して孫の顔見せんね! あんたは榛名家の長男やっちゃかいね!』
(俺は男なんて、好きにならない……)
「俺は君が好きだよ」
「ンッ、チュ、チュプ……」
(キスに応えることは、できるのに……)
榛名は、しがらみを全部振り切って霧咲に正面から向き合うのが恐かった。
付き合ったところで子供もできないし、親、友達、同僚──誰にも言えず、誰にも祝福してもらえない関係。
きっと『好き』という感情だけで耐えられるようなものじゃない、と思う。
(でも、今だけだから……)
何も考えずに、この温かくて優しい腕に身を任せて包まれていたい。
霧咲の首に腕を巻き付けて舌を絡ませ合いながら、榛名はぼんやりとそう思った。
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