運命のひと~生真面目な看護師は意地悪イケメン医師に溺愛される~

すずなりたま

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「アキ、そんなに締め付けたら動けないよ……!」
「あんっ、そのまま、そのままグリグリしてっ!! 突いてぇッ!! 奥、もっと奥に欲しいからぁっ……!!」
「くッ、しょうがないな……! 俺としては思いっきり君のナカを突きたいんだけどね!」
「んあぁっ!! はっ、ぁあん!」

 グリグリッ! ズチュッ! ズブッ! グリュリュッ!!

   霧咲が大きく腰を動かし、榛名のナカを強く抉る。
 カリ首がナカのイイトコロを刺激して、榛名は目の前がチカチカしてきた。

「も、イク……っ!」
「っもう?」
「イキたいっ! あァッ、イカせてっ!」
「じゃあ、ちょっと腕緩めて?」

   激しい呼吸を繰り返し、気持ちよすぎて生理的な涙を流しながらも、榛名は霧咲に従って腕の力を少緩めて顔を見合わせた。
 お互いの吐息が激しく混じりあい、二人は数秒間見つめあった。
   イキそうな寸前で腰の動きを止められて、榛名は寸止めを食らった気分だった。
 けれど霧咲が少し困ったような顔で自分を見つめてきたので、困惑しながらもちゃんとその目を見つめ返した。

「っ……きりさき、さん……?」
「本当に君は……奇跡みたいに可愛いね」

   じっと見てると思ったら、そんなこと。
 自分を可愛いなんていうのはこの人くらいのもので、とにかく今は至極どうでもよくて……それよりも早くイカせてほしかった。

「クスッ、腰が揺れてるよ。いやらしいな」
「だって早くイきたっ……あ、ァァッ!!」

 ズチュン!!

   いきなり突き上げられて、脚が跳ねた。

「あ……あ……っ」
「君が好きだよ」
「あ……っおれも、俺も貴方が好き……!」

(あ……好き、って初めてまともに言った気がする)

「……今度は流されてないよね」
「ひぁっ、あっ! んあぁっ!!」

 パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! ドチュッ! ドチュッ!

(違う、初めてじゃない。前にも言った。霧咲さんが好きだって……初めて会った夜、同じように抱かれながら)

   ギリギリまで引き抜かれて、一気に突き上げられる動作を繰り返される。
 霧咲もそろそろイキそうでラストスパートをかけていた。
 榛名は……既に、霧咲の腹に白濁を吐き出していた。

 霧咲はあの日の夜、榛名が『好き』と言ったのは単に流されて言ったのだと思っている。
 榛名も以前突っ込まれて、そう霧咲に言い訳していた。しかし本当は違う。
   霧咲が榛名に一目惚れしたと同じように、榛名だってそうだったのだ。
 だからあの日べろべろに酔っていたとはいえ、一切抵抗せずに霧咲に付いて行き、そして抱かれた。
 けど榛名は同時に、ひどく悲しかった。
 もう二度と霧咲に会えないと思っていたから。

 こんなに好きなのに。
 やっと好きな人に初めて『好きだ』と言えたのに。
 自分の中の空虚な部分が、満たされた気がしていたのに。
 榛名はあの日、まるで失恋したような気持ちで霧咲に抱かれていたのだ。

「アキ、出すよッ……! くッ!!」
「きてッ! 出して、きりさきさ……あッ! ああ――ッ!! ……うっ……ヒック……すきっ、霧咲さん、好き……ッ!」
「ハァッ、はァッ……ん……?」

 霧咲も榛名のナカに精を吐き出して、二人で息を整えていた。
 すると繋がったまま、榛名が突然泣きながらそんなことを言い出したのだ。
 霧咲は少し驚いたが表情には出さず、顔を優しく撫でた。

「どうしたの? いきなり泣き出して。好きって言ってくれるのは嬉しいけど」
「好きっ……好きなんです……っ」
「俺も、君がとても好きだよ」
「ううっ……」

 あの日のことを思い出して、榛名は泣いていた。
 あの時、素直に『また会いたい』と言ったところで霧咲が会ってくれる保証もなかったし、何より霧咲にハマるのも断られるのも恐かった。
 だから榛名は蓋をしたのだ。
 霧咲のことが好きという気持ちに。
   もう二度と会うことはないのだと、何度も自分に言い聞かせて……。

「すき、好きです……っ、霧咲さん」

 そして今、その蓋がこじ開けられて一気に溢れ出した。
 榛名は泣きながら、霧咲に『好き』と健気に繰り返した。
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