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第3章 噛み合わない歯車
第17話~贈り物~
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ジャックの顔が近づいてくると、胸の鼓動が一際大きくトクンと音を刻む。何度も唇を合わせた事があるのに、今日は何処か特別な気がした。
互いの睫毛がゆっくりと伏せられていく。吐息が口元を掠めたその時、コンコンっと誰かが扉を叩くその音によって甘い時は終わりを告げた。
「……」
閉じていた目が同時に開き、至近距離で見詰め合う。眉間を寄せた二人の表情が、あと数秒でも遅ければ唇を触れ合わせる事が出来たのにと物語っていた。
「ちょっと待ってて」
ジャックは立ち上がると扉を開ける。そこには大きな紙袋を提げたジュディスが立っていた。
「あの、こちらでよろしいでしょうか?」
地下に入っているテナントはもうとっくに閉店しているというのに、たまたま棚卸でまだ人が残っていた店があって、無理矢理開けて貰ったのだとジュディスは言いながら、買ってきた服が入った大きな紙袋と彼のクレジットカードを差し出した。
「ありがとう、ジュディス。助かったよ」
そう言って扉を早々と閉めようとする彼に、ジュディスが身を乗り出した。
「あの! 打ち合わせ室を開けておりますので、宜しければそこでお着替えを……」
そう言いながらジュディスは余程叶子の存在が気になるのか、立ち塞がるジャックの隙間を縫って社長室の中の様子を窺っていた。
「ありがとうジュディス。君は本当にいい秘書だよ。――でもその必要はないから」
叶子を心配してと言うよりかは、単に興味本位での行動のようにも見て取れる。ジャックはそれを察したのか、ジュディスの提案をあっさり却下すると静かに扉を閉めた。
「あっ! の……、――」
中の様子が気にはなるものの、扉に背を向けその場から立ち去ろうとした。が、再び扉が開く音が聞こえて振り返ってみると、何か思い出したかの様な顔をしたジャックが扉から出てきた。
後ろ手でドアをきっちり閉め、ジュディスに手招きをする。
「やはり打ち合わせ室を使われますか?」
「いや、そうじゃなくて。あのさ、受付の二人、クビにしたから手続きしといてね」
「え!? クビにしたんですか? ど、どうしてですか?」
「人の気持ちがわからない人間がこの会社の顔として働いているなんて考えられないよ。いいかい? ここに来る人はまず最初に彼女達に会うんだ。言わば会社の顔だ。それがあんな対応しか出来ないなんて我が社の恥に等しいね」
「そ、そうですか」
「じゃ、宜しく。――あぁ、君もビルももう帰っていいよ、お疲れ様」
そう言うと、再び扉の向こうへと消えていった。
◇◆◇
ジャックは叶子の隣に座り、紙袋から薄い紙に包まれた服を取り出し叶子に合せると、うんと一つ頷いた。
「なかなかいいんじゃない? 良く似合ってるよ」
「なんだか悪いわ。洗えば済む事なのに」
「いいんだよ。君に贈り物なんてそう言えばしてなかったし」
「チョコ貰ったよ?」
「ああ。そんな事あったね」
ジャックはバレンタインデーの事を思い出して少し照れているのか、叶子から視線を外した。
タグがまだつけられている事に気付いたジャックは、叶子に見られない様に服をくるくると丸めてソファーに置くと、デスクにハサミを取りに向かった。
「? ……っ!」
なんとなく叶子は丸められた服を広げてみると、洋服についているタグの金額にわが目を疑った。
「ち、ちょっと、この服ゼロの数が多すぎるんだけどっ!?」
ハサミを片手に戻ってきたジャックは、少し残念そうに眉根を寄せた。
(ああ、ジュディスは最後の最後にミスをするなぁ)
「ん? ああ、まぁこんなもんでしょ?」
「こんなもんって」
「それよりさ……僕も少し質問していい?」
シャキンシャキンと空を切る音を何回かさせた後、ジャックは服を広げながら伏し目がちにそう言った。
――ついに来た。
一体何を聞かれるのだろうか。今日、自身の身に一体何があったのかと聞かれたら素直に答えるべきなのだろうか。正直に答えたとして、再び険悪なムードになってしまうのを叶子は恐れていた。
ジャックにも聞こえてやいないだろうかと心配するほどに、ドクンドクンと心臓が大きく脈打つ。ジャックも言い出しにくいのか、俯いたままでその重い口を開いた。
「彼を、あの……ケントって子を」
「う、ん」
予想通り健人の名前が出てきて思わず息を呑む。しかしジャックの言葉はそこで途切れ、言葉を選んでいる様な様子だった。
叶子の肩にかかったジャックのコートを取り、叶子のジャケットのボタンを一つ一つ外していく。その邪魔にならない様に、叶子は両手に握り締めていたマグをテーブルに置くと、ジャックの指先を見ながら彼の次の言葉を黙って待っていた。
「君はどういう風に思ってるの?」
叶子のジャケットを脱がせソファーの背にかける。そのまま両手を彼女の腰に持って行くとカットソーの裾をつまんだ。
「別に……単なるお調子者の後輩ってだけで、貴方が勘違いする様な事は何も」
ジャックがカットソーを捲り上げようと持ち上げた時、
「はい、バンザイして」
そう言われて、何の抵抗もなく言うとおりに腕を上げた。スポンッとカットソーが脱がされキャミソール姿になる。叶子の脱いだカットソーを丁寧にたたみながらまたソファーの背にかけた。
「じゃあ、何もないんだね?」
「う、ん」
何も無いかと問われたらそうでは無い。ジャックと会えなかった時期は健人に優しくされて少し気持ちが揺れた事はある。だが、そこから先へ進もうとは一切思えなかった。
「わかった」
それだけ言うと、ジャックは立ち上がり叶子に両手を差し出す。
「立てる?」
その手に自分の手を重ねゆっくりと立ち上がる。ジャックは叶子の腰に手を置きスカートのジッパーを探した。
前から抱きしめるような形で両手を後ろに回し、叶子の背中の上から覗き込むようにしてスカートの後ろにあるホックに手を掛ける。邪魔にならないようにと極々自然に叶子は腕を浮かせた。
「あの、他は? 他には何も聞かないの?」
「聞いて欲しいなら聞くけど?」
「いえ、結構です」
耳元で彼がくすりと笑う。そして、スカートのホックを外し終えると次はジッパーを降ろし始めた。
ジジジジッとジッパーが下ろされる音が聞こえ、お腹周りがふっと緩む。一番下まで下げられた時、そこで何故かジャックの動きがピタリと止まった。
「……僕、君に何て聞こうか、何て答えが返ってくるのか、って思うと凄く動揺してて気付かなかったんだけど」
「う、うん」
「今、凄い事しちゃってるよね」
「え?」
ストンと叶子の足元にスカートが落ち、足元を囲うように溜まる。
叶子も同じく頭が混乱していてジャックにされるがままであったが、よくよく考えるとまるで着替えを手伝ってもらっている小さな子供の様だ。彼に服を一枚ずつ脱がされ、今ではキャミソール姿。ジャックは自分を抱きしめる形で動きが止まっていて、ほんの少し身体を動かせばすぐにでも体温を感じる事が出来る距離にいるという事に二人は今更ながら気づいたのであった。
すぐ横には屈みこんでいるジャックの顔がある。急に意識してしまったせいで心臓が激しく鼓動を刻みだした。
薄暗いこの部屋はビル群の明かりが良く映えている。このシチュエーションと今の自分の状態を考えると、彼の職場にいるというのに急に体が火照りはじめたのがわかった。
互いの睫毛がゆっくりと伏せられていく。吐息が口元を掠めたその時、コンコンっと誰かが扉を叩くその音によって甘い時は終わりを告げた。
「……」
閉じていた目が同時に開き、至近距離で見詰め合う。眉間を寄せた二人の表情が、あと数秒でも遅ければ唇を触れ合わせる事が出来たのにと物語っていた。
「ちょっと待ってて」
ジャックは立ち上がると扉を開ける。そこには大きな紙袋を提げたジュディスが立っていた。
「あの、こちらでよろしいでしょうか?」
地下に入っているテナントはもうとっくに閉店しているというのに、たまたま棚卸でまだ人が残っていた店があって、無理矢理開けて貰ったのだとジュディスは言いながら、買ってきた服が入った大きな紙袋と彼のクレジットカードを差し出した。
「ありがとう、ジュディス。助かったよ」
そう言って扉を早々と閉めようとする彼に、ジュディスが身を乗り出した。
「あの! 打ち合わせ室を開けておりますので、宜しければそこでお着替えを……」
そう言いながらジュディスは余程叶子の存在が気になるのか、立ち塞がるジャックの隙間を縫って社長室の中の様子を窺っていた。
「ありがとうジュディス。君は本当にいい秘書だよ。――でもその必要はないから」
叶子を心配してと言うよりかは、単に興味本位での行動のようにも見て取れる。ジャックはそれを察したのか、ジュディスの提案をあっさり却下すると静かに扉を閉めた。
「あっ! の……、――」
中の様子が気にはなるものの、扉に背を向けその場から立ち去ろうとした。が、再び扉が開く音が聞こえて振り返ってみると、何か思い出したかの様な顔をしたジャックが扉から出てきた。
後ろ手でドアをきっちり閉め、ジュディスに手招きをする。
「やはり打ち合わせ室を使われますか?」
「いや、そうじゃなくて。あのさ、受付の二人、クビにしたから手続きしといてね」
「え!? クビにしたんですか? ど、どうしてですか?」
「人の気持ちがわからない人間がこの会社の顔として働いているなんて考えられないよ。いいかい? ここに来る人はまず最初に彼女達に会うんだ。言わば会社の顔だ。それがあんな対応しか出来ないなんて我が社の恥に等しいね」
「そ、そうですか」
「じゃ、宜しく。――あぁ、君もビルももう帰っていいよ、お疲れ様」
そう言うと、再び扉の向こうへと消えていった。
◇◆◇
ジャックは叶子の隣に座り、紙袋から薄い紙に包まれた服を取り出し叶子に合せると、うんと一つ頷いた。
「なかなかいいんじゃない? 良く似合ってるよ」
「なんだか悪いわ。洗えば済む事なのに」
「いいんだよ。君に贈り物なんてそう言えばしてなかったし」
「チョコ貰ったよ?」
「ああ。そんな事あったね」
ジャックはバレンタインデーの事を思い出して少し照れているのか、叶子から視線を外した。
タグがまだつけられている事に気付いたジャックは、叶子に見られない様に服をくるくると丸めてソファーに置くと、デスクにハサミを取りに向かった。
「? ……っ!」
なんとなく叶子は丸められた服を広げてみると、洋服についているタグの金額にわが目を疑った。
「ち、ちょっと、この服ゼロの数が多すぎるんだけどっ!?」
ハサミを片手に戻ってきたジャックは、少し残念そうに眉根を寄せた。
(ああ、ジュディスは最後の最後にミスをするなぁ)
「ん? ああ、まぁこんなもんでしょ?」
「こんなもんって」
「それよりさ……僕も少し質問していい?」
シャキンシャキンと空を切る音を何回かさせた後、ジャックは服を広げながら伏し目がちにそう言った。
――ついに来た。
一体何を聞かれるのだろうか。今日、自身の身に一体何があったのかと聞かれたら素直に答えるべきなのだろうか。正直に答えたとして、再び険悪なムードになってしまうのを叶子は恐れていた。
ジャックにも聞こえてやいないだろうかと心配するほどに、ドクンドクンと心臓が大きく脈打つ。ジャックも言い出しにくいのか、俯いたままでその重い口を開いた。
「彼を、あの……ケントって子を」
「う、ん」
予想通り健人の名前が出てきて思わず息を呑む。しかしジャックの言葉はそこで途切れ、言葉を選んでいる様な様子だった。
叶子の肩にかかったジャックのコートを取り、叶子のジャケットのボタンを一つ一つ外していく。その邪魔にならない様に、叶子は両手に握り締めていたマグをテーブルに置くと、ジャックの指先を見ながら彼の次の言葉を黙って待っていた。
「君はどういう風に思ってるの?」
叶子のジャケットを脱がせソファーの背にかける。そのまま両手を彼女の腰に持って行くとカットソーの裾をつまんだ。
「別に……単なるお調子者の後輩ってだけで、貴方が勘違いする様な事は何も」
ジャックがカットソーを捲り上げようと持ち上げた時、
「はい、バンザイして」
そう言われて、何の抵抗もなく言うとおりに腕を上げた。スポンッとカットソーが脱がされキャミソール姿になる。叶子の脱いだカットソーを丁寧にたたみながらまたソファーの背にかけた。
「じゃあ、何もないんだね?」
「う、ん」
何も無いかと問われたらそうでは無い。ジャックと会えなかった時期は健人に優しくされて少し気持ちが揺れた事はある。だが、そこから先へ進もうとは一切思えなかった。
「わかった」
それだけ言うと、ジャックは立ち上がり叶子に両手を差し出す。
「立てる?」
その手に自分の手を重ねゆっくりと立ち上がる。ジャックは叶子の腰に手を置きスカートのジッパーを探した。
前から抱きしめるような形で両手を後ろに回し、叶子の背中の上から覗き込むようにしてスカートの後ろにあるホックに手を掛ける。邪魔にならないようにと極々自然に叶子は腕を浮かせた。
「あの、他は? 他には何も聞かないの?」
「聞いて欲しいなら聞くけど?」
「いえ、結構です」
耳元で彼がくすりと笑う。そして、スカートのホックを外し終えると次はジッパーを降ろし始めた。
ジジジジッとジッパーが下ろされる音が聞こえ、お腹周りがふっと緩む。一番下まで下げられた時、そこで何故かジャックの動きがピタリと止まった。
「……僕、君に何て聞こうか、何て答えが返ってくるのか、って思うと凄く動揺してて気付かなかったんだけど」
「う、うん」
「今、凄い事しちゃってるよね」
「え?」
ストンと叶子の足元にスカートが落ち、足元を囲うように溜まる。
叶子も同じく頭が混乱していてジャックにされるがままであったが、よくよく考えるとまるで着替えを手伝ってもらっている小さな子供の様だ。彼に服を一枚ずつ脱がされ、今ではキャミソール姿。ジャックは自分を抱きしめる形で動きが止まっていて、ほんの少し身体を動かせばすぐにでも体温を感じる事が出来る距離にいるという事に二人は今更ながら気づいたのであった。
すぐ横には屈みこんでいるジャックの顔がある。急に意識してしまったせいで心臓が激しく鼓動を刻みだした。
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