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魔王編
人間がクズ過ぎる……辛い
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という事で俺はハインツの気配がする方に歩き始める。
取り敢えず、見た目の年齢はちょっと若めにしとくか。
フードを被ったまま、姿を変える。
さあ! 町を散策がてらハインツを探すぞー!
意気揚々と歩き始めた直後に、俺の肩に誰かがぶつかって来たけど。
「いってー! これ肩の骨折れたわ!」
「兄貴大丈夫っすか?あちゃー、これダメっすね。完全に肩の骨バッキバキっすわ!」
いきなり絡まれた。
「おう兄ちゃんどうしてくれんだよ? これじゃ仕事出来ねーよ!」
ここ聖教会最大の支部があるんだよね?
治安悪くね?
「んっ? よそ見していてな……すまんな。どれっ、俺が見てやろう」
グキャッ!
ちょっとイラッとしたから、肩を握りつぶしてやった。
「うぎゃぁぁぁぁ! 肩が! 肩が!」
「確かにこれはバッキバキだな」
「あっ、兄貴?」
チンピラが肩を押さえてのたうち回る。
子分が慌てた様子でチンピラに駆け寄る。
「コラー! お前、何をしておる!」
衛兵が駆け寄って来た。
仕事しろや! とっととチンピラを片付けろ!
取り敢えず衛兵さんに訴えよう!
「いや、なんかこの人がいきなりぶつかってきて肩が折れたとか言い出したんですよ」
「なんだとー? お前何をした!」
俺? えっ? 俺? どう見てもそこのチンピラの方が見た目からして悪人だろ?
「いえ、俺は歩いてただけで……」
「いや、こいつが兄貴の肩を握りつぶしやがった!」
こらゴリラ! おまっ、情けなくねーのか!
「嘘を吐くなお前は、こっちに来い!」
そうだよな……どう見ても細身の少年にこんなマッチョの肩を……んっ? 衛兵さんなんで僕を掴んでるのかな?
そいつだよ? 悪いのは……
***
「ちっ、お前紛らわしい顔してんなよ! 今回は目撃者がイヤイヤながら証言してくれたから釈放してやるが、次は無いと思えよ!」
解せん……
結局詰め所で30分くらい説教されてから解放された……
最悪だ……俺の入国許可所早速マーキングされた……
ドンッ!
パリーン!
「うわっ、お前どこ見てんだよ! あっ! 今日の兄貴への土産の超高級花瓶が割れちまった! おいおいあんちゃんどうしてくれんだよ!」
……はぁ
「あっ?」
詰所出て2秒で絡まれた。
ここ、町の衛兵の詰所の前なんだけど?
この町で城内の次くらいに治安良いんじゃないの?
てか手口が古すぎるだろ?
あまりにムカついたから、全力で威圧を込めて睨んでやった。
「ヒッ……ヒィッ!」
チンピラが股間から湯気を上げて蹲ってる。
ざまぁ見ろ! 相手見て喧嘩売れや!
「なんだこの禍々しいオーラは!」
「どうした? 何があった!」
「あっ、お前は!」
「またお前かー!」
詰め所から衛兵さんが沢山出てきた。
「待てコラー!」
「お前は牢屋に送り込んでやる!」
おいー! 事情くらい聴けよ!つーかもうええわ!
全力で逃げた! マジ走った……脇道やら、店からドンドン衛兵出てくる……
もう無理……助けてカイン……
「魔王様こちらにっ!」
その時横から手を引かれた……
その手の方向に行く……
路地に入った瞬間に見えない壁のようなものが道を塞ぐ。
「どこ行った?」
「まだ遠くに行って無いはずだ!」
「探せ、絶対に逃がすな! 捕まえろ! 殺せ!」
殺せってなんだよ!
つーか、お前らどんだけ俺が嫌いなんだよ!
ふざけんな! マジ人間ふざけんな!
何故かあいつらこの路地が認識出来ないみたいで、みんな素通りしていく。
結構ドキドキする……
「はぁ……助かったよスッピン……」
振り返った先に魔法陣を張ったスッピンが立っていた。
今日は正装か……
全身に白い鎧を纏っている。
こうして見ると本当に男か女か分かんねーな……
しかし魔王の部下の白騎士って聞いたことねーわ!
「魔王様、無茶しすぎです!」
「いや、俺は何もしてないけど?」
スッピンが呆れた様子で叱ってくるが、無実だ!
事実俺は何もしてないじゃないか……
「魔王ってだけで、人間は潜在的に嫌悪感を抱くものなんです!」
えっ? 何それ? 女勇者からも聞いたけど、それ本当だったんだ……辛い
「といか、お前どうやってここに来た? なんでバレてない?」
「ふふっ、私は死人ですから……魔力を消せば私の痕跡は残りませんよ?」
何それズルい!
てか俺も魔力消せるわ。
消しても、魔力出した瞬間にバレるらしいけど……
「で、なんでお前がここにいるの?」
「ちょっと人間に腹が立ったからですが、何か?」
こえーよ! 無表情なミイラこえーよ!
なんかいきなり怒ってるんだけど?
なんで?
「チビコちゃんの家に火を付けた人間をちょっと燃やそうかと……」
こえーよ!
あのとき、俺とカインが感じた悪寒の正体はこいつか。
てか、どんだけ遠くから怒気飛ばしてんだよ。
やべーな、こいつ。
「エリー様から聞きましたわよ? なんでも父上が聖教会に連れていかれたとか?」
「あぁ、それでどこに居るか話を聞こうと思ったんだが、それ以前にこの様だ……」
「それならもう分かってますわ! 行きましょうか」
えっ? なんで知ってんの?
てか、どこか分かるの?
「フフッ……私も元人間ですよ? それも聖教会の」
何それ? 聞いてないんだけど?
っていうか部下の事あんま聞いた事ないもんね俺……
最近までキモくて興味無かったし……
「とっとと行きますよ! 私のイメージを読んでそこに転移で連れてってください!」
俺はアッシーか! なんか、最近転移させられてばっかだな……
魔王辞めて、タクシー業でも始めるかな……
「馬鹿な事考えてないで、早くして頂けませんか?」
顔が赤いミイラって……相当怒ってるねー……でも紅潮するような血液……キミには無いよ?
取りあえず、これ以上ボサっとしてるとスッピンがぶち切れそうなので、スッピンのイメージを読み取って転移する。
ひでぇ……
転移した先は教会支部のようで、牢屋のようなところに出る。
目の前には十字架に磔にされたハインツの姿が……
両目は潰されて、指は全部切り落とされてる……
足の筋も切られてるし、体中に帯状の火傷の跡がある。
相当酷い拷問に合ったのが良く分かる。
なんでこんな事が出来るんだよ……
平和な日本で生きて来た俺には理解できん。
時代劇とか、話でしか聞いた事無いが相当エグいわ……
一度世界の拷問みたいな本読んだが、マジで胸糞悪くなった記憶しかない。
「ああああ……も……かんへん……しへくはい……」
顔も腫れ上がってるし、歯も全部抜かれてる……
やべー、無理だ……怒りが抑えられそうもないわ……
横に居るスッピンの怒気も相当なものだ……
「誰だ!」
ハインツの前に立っていた、手に焼けた鉄を持った拷問官らしき男がこっちを振り返る。
これが、教会の人間のやることだっつーから、碌な女神様じゃねーよな……
「消えろゴミが……」
「あっ………………」
俺は拷問官に向かって手を翳すと一瞬で青白い火が上がり男が灰になる。
スッピンが牢屋の門を片手で弾き飛ばすと、ハインツの元に駆け寄る。
それからハインツに向かって回復魔法を掛ける
全ての傷が一瞬で治っていく……
「うぅぅ……もう勘弁してください……全部話したじゃないですか……何べん治してもらってもこれ以上知らないんです……誓います……女神様に信仰の全てを捧げますから……許してください……」
ブチッ……
ああ……駄目だ……人間クズだわ……
いや、女神がクズなんだな……
治して拷問して、また治して拷問してを繰り返してたのか……許せんな……
「ハインツ……俺だ」
俺の呼びかけに対してハインツが顔を上げる。
それから俺の顔を見て涙を零す……
「すいません魔王様……折角助けていただいたのに……全て喋ってしまった……それに女神に誓って貴方の顔をまた……」
「言うな……よく頑張った……お前は何も悪くない……」
許さん……聖教会……誰に喧嘩売ったか骨の髄まで恐怖とともに叩き込んでやろう!
「なんだ今の音は!」
「誰だお前は!」
牢屋の門を壊した音で人が集まって来た。
白いローブを身にまとった男たちや、騎士の恰好をした奴らだ。
「やはりハインツを助けに来たか邪教徒め!」
「ほらっ、他にも仲間が居ただろ!」
「女神を信じぬクズ共が揃って網に掛かったわ!」
ゴミ虫共が何か喚いてる……
もうダメだ……こいつら殺そう……
取り敢えず、見た目の年齢はちょっと若めにしとくか。
フードを被ったまま、姿を変える。
さあ! 町を散策がてらハインツを探すぞー!
意気揚々と歩き始めた直後に、俺の肩に誰かがぶつかって来たけど。
「いってー! これ肩の骨折れたわ!」
「兄貴大丈夫っすか?あちゃー、これダメっすね。完全に肩の骨バッキバキっすわ!」
いきなり絡まれた。
「おう兄ちゃんどうしてくれんだよ? これじゃ仕事出来ねーよ!」
ここ聖教会最大の支部があるんだよね?
治安悪くね?
「んっ? よそ見していてな……すまんな。どれっ、俺が見てやろう」
グキャッ!
ちょっとイラッとしたから、肩を握りつぶしてやった。
「うぎゃぁぁぁぁ! 肩が! 肩が!」
「確かにこれはバッキバキだな」
「あっ、兄貴?」
チンピラが肩を押さえてのたうち回る。
子分が慌てた様子でチンピラに駆け寄る。
「コラー! お前、何をしておる!」
衛兵が駆け寄って来た。
仕事しろや! とっととチンピラを片付けろ!
取り敢えず衛兵さんに訴えよう!
「いや、なんかこの人がいきなりぶつかってきて肩が折れたとか言い出したんですよ」
「なんだとー? お前何をした!」
俺? えっ? 俺? どう見てもそこのチンピラの方が見た目からして悪人だろ?
「いえ、俺は歩いてただけで……」
「いや、こいつが兄貴の肩を握りつぶしやがった!」
こらゴリラ! おまっ、情けなくねーのか!
「嘘を吐くなお前は、こっちに来い!」
そうだよな……どう見ても細身の少年にこんなマッチョの肩を……んっ? 衛兵さんなんで僕を掴んでるのかな?
そいつだよ? 悪いのは……
***
「ちっ、お前紛らわしい顔してんなよ! 今回は目撃者がイヤイヤながら証言してくれたから釈放してやるが、次は無いと思えよ!」
解せん……
結局詰め所で30分くらい説教されてから解放された……
最悪だ……俺の入国許可所早速マーキングされた……
ドンッ!
パリーン!
「うわっ、お前どこ見てんだよ! あっ! 今日の兄貴への土産の超高級花瓶が割れちまった! おいおいあんちゃんどうしてくれんだよ!」
……はぁ
「あっ?」
詰所出て2秒で絡まれた。
ここ、町の衛兵の詰所の前なんだけど?
この町で城内の次くらいに治安良いんじゃないの?
てか手口が古すぎるだろ?
あまりにムカついたから、全力で威圧を込めて睨んでやった。
「ヒッ……ヒィッ!」
チンピラが股間から湯気を上げて蹲ってる。
ざまぁ見ろ! 相手見て喧嘩売れや!
「なんだこの禍々しいオーラは!」
「どうした? 何があった!」
「あっ、お前は!」
「またお前かー!」
詰め所から衛兵さんが沢山出てきた。
「待てコラー!」
「お前は牢屋に送り込んでやる!」
おいー! 事情くらい聴けよ!つーかもうええわ!
全力で逃げた! マジ走った……脇道やら、店からドンドン衛兵出てくる……
もう無理……助けてカイン……
「魔王様こちらにっ!」
その時横から手を引かれた……
その手の方向に行く……
路地に入った瞬間に見えない壁のようなものが道を塞ぐ。
「どこ行った?」
「まだ遠くに行って無いはずだ!」
「探せ、絶対に逃がすな! 捕まえろ! 殺せ!」
殺せってなんだよ!
つーか、お前らどんだけ俺が嫌いなんだよ!
ふざけんな! マジ人間ふざけんな!
何故かあいつらこの路地が認識出来ないみたいで、みんな素通りしていく。
結構ドキドキする……
「はぁ……助かったよスッピン……」
振り返った先に魔法陣を張ったスッピンが立っていた。
今日は正装か……
全身に白い鎧を纏っている。
こうして見ると本当に男か女か分かんねーな……
しかし魔王の部下の白騎士って聞いたことねーわ!
「魔王様、無茶しすぎです!」
「いや、俺は何もしてないけど?」
スッピンが呆れた様子で叱ってくるが、無実だ!
事実俺は何もしてないじゃないか……
「魔王ってだけで、人間は潜在的に嫌悪感を抱くものなんです!」
えっ? 何それ? 女勇者からも聞いたけど、それ本当だったんだ……辛い
「といか、お前どうやってここに来た? なんでバレてない?」
「ふふっ、私は死人ですから……魔力を消せば私の痕跡は残りませんよ?」
何それズルい!
てか俺も魔力消せるわ。
消しても、魔力出した瞬間にバレるらしいけど……
「で、なんでお前がここにいるの?」
「ちょっと人間に腹が立ったからですが、何か?」
こえーよ! 無表情なミイラこえーよ!
なんかいきなり怒ってるんだけど?
なんで?
「チビコちゃんの家に火を付けた人間をちょっと燃やそうかと……」
こえーよ!
あのとき、俺とカインが感じた悪寒の正体はこいつか。
てか、どんだけ遠くから怒気飛ばしてんだよ。
やべーな、こいつ。
「エリー様から聞きましたわよ? なんでも父上が聖教会に連れていかれたとか?」
「あぁ、それでどこに居るか話を聞こうと思ったんだが、それ以前にこの様だ……」
「それならもう分かってますわ! 行きましょうか」
えっ? なんで知ってんの?
てか、どこか分かるの?
「フフッ……私も元人間ですよ? それも聖教会の」
何それ? 聞いてないんだけど?
っていうか部下の事あんま聞いた事ないもんね俺……
最近までキモくて興味無かったし……
「とっとと行きますよ! 私のイメージを読んでそこに転移で連れてってください!」
俺はアッシーか! なんか、最近転移させられてばっかだな……
魔王辞めて、タクシー業でも始めるかな……
「馬鹿な事考えてないで、早くして頂けませんか?」
顔が赤いミイラって……相当怒ってるねー……でも紅潮するような血液……キミには無いよ?
取りあえず、これ以上ボサっとしてるとスッピンがぶち切れそうなので、スッピンのイメージを読み取って転移する。
ひでぇ……
転移した先は教会支部のようで、牢屋のようなところに出る。
目の前には十字架に磔にされたハインツの姿が……
両目は潰されて、指は全部切り落とされてる……
足の筋も切られてるし、体中に帯状の火傷の跡がある。
相当酷い拷問に合ったのが良く分かる。
なんでこんな事が出来るんだよ……
平和な日本で生きて来た俺には理解できん。
時代劇とか、話でしか聞いた事無いが相当エグいわ……
一度世界の拷問みたいな本読んだが、マジで胸糞悪くなった記憶しかない。
「ああああ……も……かんへん……しへくはい……」
顔も腫れ上がってるし、歯も全部抜かれてる……
やべー、無理だ……怒りが抑えられそうもないわ……
横に居るスッピンの怒気も相当なものだ……
「誰だ!」
ハインツの前に立っていた、手に焼けた鉄を持った拷問官らしき男がこっちを振り返る。
これが、教会の人間のやることだっつーから、碌な女神様じゃねーよな……
「消えろゴミが……」
「あっ………………」
俺は拷問官に向かって手を翳すと一瞬で青白い火が上がり男が灰になる。
スッピンが牢屋の門を片手で弾き飛ばすと、ハインツの元に駆け寄る。
それからハインツに向かって回復魔法を掛ける
全ての傷が一瞬で治っていく……
「うぅぅ……もう勘弁してください……全部話したじゃないですか……何べん治してもらってもこれ以上知らないんです……誓います……女神様に信仰の全てを捧げますから……許してください……」
ブチッ……
ああ……駄目だ……人間クズだわ……
いや、女神がクズなんだな……
治して拷問して、また治して拷問してを繰り返してたのか……許せんな……
「ハインツ……俺だ」
俺の呼びかけに対してハインツが顔を上げる。
それから俺の顔を見て涙を零す……
「すいません魔王様……折角助けていただいたのに……全て喋ってしまった……それに女神に誓って貴方の顔をまた……」
「言うな……よく頑張った……お前は何も悪くない……」
許さん……聖教会……誰に喧嘩売ったか骨の髄まで恐怖とともに叩き込んでやろう!
「なんだ今の音は!」
「誰だお前は!」
牢屋の門を壊した音で人が集まって来た。
白いローブを身にまとった男たちや、騎士の恰好をした奴らだ。
「やはりハインツを助けに来たか邪教徒め!」
「ほらっ、他にも仲間が居ただろ!」
「女神を信じぬクズ共が揃って網に掛かったわ!」
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