4 / 74
第1章:仮冒険者と魔王様、冒険者になる!~エンの場合~
第3話:ようこそ湖の町レイクポートへ
しおりを挟む
いまいちカナタさんの理屈に納得は出来てないけれど、取り合えずものはためしだという事で角ウサギの角を持っていくことで話は纏まった。
「じゃあ、俺はこの子を逃がしてくるからちょっと待ってて」
カナタさんはそう言うと、森の中を踏み入っていく。
うん……ここで逃がしてもいいんじゃないかな?
そんな怪しい行動に、付いて行こうとしたときに声を掛けられる。
「あっ、付いてこようとしても気配で分かるから」
ですよねー……忘れてたけど。
にしても怪しい、どうしても気になる。
けどどうしようも出来ないか。
それから少しして、カナタさんが戻って来る。
相変わらず、爽やかなスマイルを携えているが何をしてきたか凄く気になる。
「あの……普通に逃がしたんですよね?」
「うん、そうだよ」
ニコニコと何もないかのように答える彼に、余計に怪しさを覚えつつも諦めるしかないか。
「じゃあ、行こうか」
「ええ……」
うー……気になる。
けど、彼のスマイルは全くもって、付け入るスキがない。
それから、しばらくチラチラとカナタさんに目をやりながら森を進むと、一気に視界が開ける。
「道だ!」
「うん、ここを真っすぐ歩く人の気配がポツポツとしてたからね」
そうですか……僕には分かりませんけど。
それから、暫く何事も無く森の中の道を真っすぐ進むと、目の前に森スライムが飛び込んでくる。
が、こっちを見るとすぐに興味を無くしたかのように、森に戻って行った。
終始、こんな状況でちょいちょい低級の魔物が出てくるけれど、すぐに森に返っていく。
どっちかというと、何かを確認しに来ているかのようだ。
なんでかって?
皆、カナタさんの方をチラッと見てから慌てて森に帰って行ったからね。
絶対、この人凄い人だよなー……
森を40分程歩くと、森の出口に出る。
ここからは、平原を丘に向かってちょっと上ると、僕が拠点にしている町が見えてくる。
大きな湖を中心に、人口約5000人が住む中規模の町だ。
滞在中の冒険者や行商人、観光客を含めると、おおよそ6000人近くの人がここには居る。
「はー、どうにか生きて帰れる」
僕は、森の出口で大きく深呼吸をして空を見上げる。
うん、もう星が出始めてるよ。
でも、どうにか夜は宿で泊まれそうで良かった。
「ふーん……あの先に町があるんだ」
となりで、ボソッとつぶやいたカナタさんはどこか楽しそうだ。
まあ、今まで何をしていたのか聞きそびれたが、久しぶりに町に行くんだろうな。
取りあえず歩こう。
「ここからは、僕が案内しますよ」
「っていっても、一本道だけどね」
……
なんか、ちょいちょい悪意を感じる発言があるのは気のせいだろう。
それにしても、一般人ぽい恰好の割には体力が凄いよな。
全然疲れた様子も見えないし、何より服も靴も汚れてないし本人も涼しい顔をしているから、とてもじゃないが森を歩いてきたなんて誰も思わないだろうな。
本当にこの人何者?
「えっと……カナタさんは、身分証明書とか持ってます? 冒険者では無さそうですけど、商業ギルドや魔法ギルドの発行する身分証でも良いのですが」
「えっ? それってどんなやつ?」
どんなやつって言われても、困るんだけど。
もしかして、身分証自体知らないのかな。
本当に。東の大陸から迷って来た人かもしれないな……
「えっと、これです」
そう言って、僕が自分の冒険者証を見せると手を伸ばしてくる。
まあ、仕方が無いか。
慌てて、その手を避けるように手をあげると、彼が一瞬驚いた表情をする。
というより、なんでって顔ですねそれ。
「ダメですよ! ギルドの発行するものには、本人の詳しい情報やステータスが乗ってますので、無暗に見てはいけないんですから」
「えっ? そうなの? じゃあ、仕方が無いか」
そう言って、彼が何かをこっちに差し出してくる。
ブッ!
えっ? なんで?
ふと自分の手を見ると、そこには何もない。
あの、一瞬で取られたの?
っていうか、確実に避けたよね?
どうやって?
「ん? 見ちゃいけないんだろ? 返すよ」
「え、あっ……はい」
僕は、そう言ってカナタさんから自分の冒険者証を受け取る。
この人戦闘系は苦手って言ってたけど、絶対嘘だよね。
だって、直接戦闘でも全く勝てる気しないし。
「はあ……気を付けてくださいね! 体重や年齢が乗ってますから、うかつに女性の冒険者証を覗いた日には殺されたってしょうがないですよ!」
「それは怖いねー」
うん、全然怖がってないですね。
あまり緊張感の無い返事に、気が抜けてくる。
もういいや、ちょっと慣れて来たし。
それから、また歩くのを再開する。
そして、20分後……どうにか、レイクポートの町の門の前に辿り着く。
門の両脇には松明が大量に掲げられていて道を広範囲に渡って照らしている。
門の外にも、数本並べてある。
この街は、夜も人の出入りがあるから広範囲に渡って明かりで照らして、門の上から常に衛兵が交代で見張っている。
そして、門の両脇にも二人の衛兵が立っている。
魔物襲撃や、怪しい集団が近付いてきたときは、門の上の衛兵が警鐘を鳴らしすぐに門を閉められるようにしているのだ。
「止まれ! ってなんだ、エンか」
「ああ、こんばんわガンツさん」
僕に声を掛けて来たのは、頬に十文字傷のあるかなりおでこの広い40代の男性だ。
それなりに実力のある兵士だったらしいけど、年齢的に前線で戦うのがきつくなったらしく門兵に志願したらしい。
といっても、それでもC級冒険者の戦士職よりは強いらしい。
「随分遅かったな……出たの朝だっただろ? 何かあったか?」
「いえ、ちょっと珍しい獲物が居たので追っかけたらちょっと迷ってしまって」
「おいおい……森の中には入るなって、ギルドで習うだろ?」
僕の言葉に、ガンツさんはちょっと呆れ気味だ。
「まあ、冒険者だもんな……そこに、珍しいものがあれば冒険もしたくなるか。無事で良かったな!」
すぐにニカっと笑うと、背中をバシバシと叩いてくる。
いくら皮鎧を着てるからって、ちょっと痛いです。
苦笑いをしつつその手をかわすと、ガンツさんはん? っとした表情を浮かべたあと、すぐに僕の背後に視線を移す。
「それで、後ろの男性は?」
「ああ、こちらはカナタさんという方で、森で迷っていた僕を拾ってくださった方です」
僕の言葉に一瞬驚いたガンツさんだったが、すぐに何かに納得したかのようにうんうんと首を縦に振る。
それから、カナタさんの方に話しかける。
「ああ、うちのルーキーを助けてくれてありがとうな。ところで見ない顔……というより、見ない人種だがイースタンか?」
「イースタンになるんでしょうね。カナタと言います。まあ、俺としては東洋人って言われた方がピンと来るけど」
ガンツさんの質問に、相変わらず飄々とした様子でカナタさんが受けごたえする。
それから、身分証を持っていない事を話すと、門の裏にある詰め所に案内される。
「さてと、街の滞在許可証を発行するから、まずはこちらの用紙に記入してくれるか?」
ガンツさんが差し出した紙を見て、カナタさんが首を傾げる。
ああ、そうかイースタンだから、文字が分からないのかな?
いや、そんな事は無いだろう。
たしか、イースタンの人達はこっちの文字を使ってるって聞いたけど。
「ああ、読めるし書けるのか……この辺はテンプレだな」
また、何やら意味の分からない呟きが聞こえる。
テンプレってなんだろう?
すぐにサラサラと羽ペンで内容を埋めていく。
「そうだ、こいつの身元保証人はお前で良いのかエン? 身元保証人が要れば、このまま発行して終わりだが」
「ええ、命の恩人でもありますし……なんとなくですが、信用に値する人だと思いますよ」
身元保証人が居ない場合は、基本的にこの詰め所の横の宿泊施設に3日間は押し込まれる。
布団も何もないただの石造りの建物で、外出の際は衛兵が1人付いてくる。
しかも、制限時間は30分だ。
とはいえ、このシステムが発動したのを余り見たことが無い。
大体が身元保証人が居るか、そもそも身分証を持っていない人なんてほとんどいない。
無くした人も、すぐに自分の町で再発行してもらうし、知り合いが身元保証してくれるからね。
例外は、こちらに来たばかりのイースタンがたまにここにお世話になるって事くらいで、それも数年に1度のレベルだからね。
すぐに身分証を発行してもらうことが出来たので、簡単に町に入る事が出来た。
門を潜ると、目の前に石畳が敷かれた大通りに直面している。
そして、その両脇は商店がひしめき合っている。
当然、もう夜なので閉まっているお店も多いが、飲食関係はまだまだ開いている。
「ようこそ、レイクポートへ!」
ガンツさんがそう言って、カナタさんを通す。
「うん、素晴らしいな」
カナタさんは目をキラキラさせて、町の様子を見ている。
うん、取り合えず僕はいつまでこの人に付き合ったら良いんだろう……
「じゃあ、俺はこの子を逃がしてくるからちょっと待ってて」
カナタさんはそう言うと、森の中を踏み入っていく。
うん……ここで逃がしてもいいんじゃないかな?
そんな怪しい行動に、付いて行こうとしたときに声を掛けられる。
「あっ、付いてこようとしても気配で分かるから」
ですよねー……忘れてたけど。
にしても怪しい、どうしても気になる。
けどどうしようも出来ないか。
それから少しして、カナタさんが戻って来る。
相変わらず、爽やかなスマイルを携えているが何をしてきたか凄く気になる。
「あの……普通に逃がしたんですよね?」
「うん、そうだよ」
ニコニコと何もないかのように答える彼に、余計に怪しさを覚えつつも諦めるしかないか。
「じゃあ、行こうか」
「ええ……」
うー……気になる。
けど、彼のスマイルは全くもって、付け入るスキがない。
それから、しばらくチラチラとカナタさんに目をやりながら森を進むと、一気に視界が開ける。
「道だ!」
「うん、ここを真っすぐ歩く人の気配がポツポツとしてたからね」
そうですか……僕には分かりませんけど。
それから、暫く何事も無く森の中の道を真っすぐ進むと、目の前に森スライムが飛び込んでくる。
が、こっちを見るとすぐに興味を無くしたかのように、森に戻って行った。
終始、こんな状況でちょいちょい低級の魔物が出てくるけれど、すぐに森に返っていく。
どっちかというと、何かを確認しに来ているかのようだ。
なんでかって?
皆、カナタさんの方をチラッと見てから慌てて森に帰って行ったからね。
絶対、この人凄い人だよなー……
森を40分程歩くと、森の出口に出る。
ここからは、平原を丘に向かってちょっと上ると、僕が拠点にしている町が見えてくる。
大きな湖を中心に、人口約5000人が住む中規模の町だ。
滞在中の冒険者や行商人、観光客を含めると、おおよそ6000人近くの人がここには居る。
「はー、どうにか生きて帰れる」
僕は、森の出口で大きく深呼吸をして空を見上げる。
うん、もう星が出始めてるよ。
でも、どうにか夜は宿で泊まれそうで良かった。
「ふーん……あの先に町があるんだ」
となりで、ボソッとつぶやいたカナタさんはどこか楽しそうだ。
まあ、今まで何をしていたのか聞きそびれたが、久しぶりに町に行くんだろうな。
取りあえず歩こう。
「ここからは、僕が案内しますよ」
「っていっても、一本道だけどね」
……
なんか、ちょいちょい悪意を感じる発言があるのは気のせいだろう。
それにしても、一般人ぽい恰好の割には体力が凄いよな。
全然疲れた様子も見えないし、何より服も靴も汚れてないし本人も涼しい顔をしているから、とてもじゃないが森を歩いてきたなんて誰も思わないだろうな。
本当にこの人何者?
「えっと……カナタさんは、身分証明書とか持ってます? 冒険者では無さそうですけど、商業ギルドや魔法ギルドの発行する身分証でも良いのですが」
「えっ? それってどんなやつ?」
どんなやつって言われても、困るんだけど。
もしかして、身分証自体知らないのかな。
本当に。東の大陸から迷って来た人かもしれないな……
「えっと、これです」
そう言って、僕が自分の冒険者証を見せると手を伸ばしてくる。
まあ、仕方が無いか。
慌てて、その手を避けるように手をあげると、彼が一瞬驚いた表情をする。
というより、なんでって顔ですねそれ。
「ダメですよ! ギルドの発行するものには、本人の詳しい情報やステータスが乗ってますので、無暗に見てはいけないんですから」
「えっ? そうなの? じゃあ、仕方が無いか」
そう言って、彼が何かをこっちに差し出してくる。
ブッ!
えっ? なんで?
ふと自分の手を見ると、そこには何もない。
あの、一瞬で取られたの?
っていうか、確実に避けたよね?
どうやって?
「ん? 見ちゃいけないんだろ? 返すよ」
「え、あっ……はい」
僕は、そう言ってカナタさんから自分の冒険者証を受け取る。
この人戦闘系は苦手って言ってたけど、絶対嘘だよね。
だって、直接戦闘でも全く勝てる気しないし。
「はあ……気を付けてくださいね! 体重や年齢が乗ってますから、うかつに女性の冒険者証を覗いた日には殺されたってしょうがないですよ!」
「それは怖いねー」
うん、全然怖がってないですね。
あまり緊張感の無い返事に、気が抜けてくる。
もういいや、ちょっと慣れて来たし。
それから、また歩くのを再開する。
そして、20分後……どうにか、レイクポートの町の門の前に辿り着く。
門の両脇には松明が大量に掲げられていて道を広範囲に渡って照らしている。
門の外にも、数本並べてある。
この街は、夜も人の出入りがあるから広範囲に渡って明かりで照らして、門の上から常に衛兵が交代で見張っている。
そして、門の両脇にも二人の衛兵が立っている。
魔物襲撃や、怪しい集団が近付いてきたときは、門の上の衛兵が警鐘を鳴らしすぐに門を閉められるようにしているのだ。
「止まれ! ってなんだ、エンか」
「ああ、こんばんわガンツさん」
僕に声を掛けて来たのは、頬に十文字傷のあるかなりおでこの広い40代の男性だ。
それなりに実力のある兵士だったらしいけど、年齢的に前線で戦うのがきつくなったらしく門兵に志願したらしい。
といっても、それでもC級冒険者の戦士職よりは強いらしい。
「随分遅かったな……出たの朝だっただろ? 何かあったか?」
「いえ、ちょっと珍しい獲物が居たので追っかけたらちょっと迷ってしまって」
「おいおい……森の中には入るなって、ギルドで習うだろ?」
僕の言葉に、ガンツさんはちょっと呆れ気味だ。
「まあ、冒険者だもんな……そこに、珍しいものがあれば冒険もしたくなるか。無事で良かったな!」
すぐにニカっと笑うと、背中をバシバシと叩いてくる。
いくら皮鎧を着てるからって、ちょっと痛いです。
苦笑いをしつつその手をかわすと、ガンツさんはん? っとした表情を浮かべたあと、すぐに僕の背後に視線を移す。
「それで、後ろの男性は?」
「ああ、こちらはカナタさんという方で、森で迷っていた僕を拾ってくださった方です」
僕の言葉に一瞬驚いたガンツさんだったが、すぐに何かに納得したかのようにうんうんと首を縦に振る。
それから、カナタさんの方に話しかける。
「ああ、うちのルーキーを助けてくれてありがとうな。ところで見ない顔……というより、見ない人種だがイースタンか?」
「イースタンになるんでしょうね。カナタと言います。まあ、俺としては東洋人って言われた方がピンと来るけど」
ガンツさんの質問に、相変わらず飄々とした様子でカナタさんが受けごたえする。
それから、身分証を持っていない事を話すと、門の裏にある詰め所に案内される。
「さてと、街の滞在許可証を発行するから、まずはこちらの用紙に記入してくれるか?」
ガンツさんが差し出した紙を見て、カナタさんが首を傾げる。
ああ、そうかイースタンだから、文字が分からないのかな?
いや、そんな事は無いだろう。
たしか、イースタンの人達はこっちの文字を使ってるって聞いたけど。
「ああ、読めるし書けるのか……この辺はテンプレだな」
また、何やら意味の分からない呟きが聞こえる。
テンプレってなんだろう?
すぐにサラサラと羽ペンで内容を埋めていく。
「そうだ、こいつの身元保証人はお前で良いのかエン? 身元保証人が要れば、このまま発行して終わりだが」
「ええ、命の恩人でもありますし……なんとなくですが、信用に値する人だと思いますよ」
身元保証人が居ない場合は、基本的にこの詰め所の横の宿泊施設に3日間は押し込まれる。
布団も何もないただの石造りの建物で、外出の際は衛兵が1人付いてくる。
しかも、制限時間は30分だ。
とはいえ、このシステムが発動したのを余り見たことが無い。
大体が身元保証人が居るか、そもそも身分証を持っていない人なんてほとんどいない。
無くした人も、すぐに自分の町で再発行してもらうし、知り合いが身元保証してくれるからね。
例外は、こちらに来たばかりのイースタンがたまにここにお世話になるって事くらいで、それも数年に1度のレベルだからね。
すぐに身分証を発行してもらうことが出来たので、簡単に町に入る事が出来た。
門を潜ると、目の前に石畳が敷かれた大通りに直面している。
そして、その両脇は商店がひしめき合っている。
当然、もう夜なので閉まっているお店も多いが、飲食関係はまだまだ開いている。
「ようこそ、レイクポートへ!」
ガンツさんがそう言って、カナタさんを通す。
「うん、素晴らしいな」
カナタさんは目をキラキラさせて、町の様子を見ている。
うん、取り合えず僕はいつまでこの人に付き合ったら良いんだろう……
142
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
外れスキルは、レベル1!~異世界転生したのに、外れスキルでした!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生したユウトは、十三歳になり成人の儀式を受け神様からスキルを授かった。
しかし、授かったスキルは『レベル1』という聞いたこともないスキルだった。
『ハズレスキルだ!』
同世代の仲間からバカにされるが、ユウトが冒険者として活動を始めると『レベル1』はとんでもないチートスキルだった。ユウトは仲間と一緒にダンジョンを探索し成り上がっていく。
そんなユウトたちに一人の少女た頼み事をする。『お父さんを助けて!』
スキル【土いじり】でパーティを追放された俺、開墾した畑からダンジョンが生えてきた。
夏見ナイ
ファンタジー
「役立たず」の烙印を押され、パーティを追放されたアルフォンス。彼のスキルは戦闘に不向きな【土いじり】。失意の彼は都会を離れ、辺境の地で静かに農業を営むことを決意する。
しかし、彼が畑を耕すと、そこから不思議なダンジョンが生えてきた!
ダンジョン内では、高級ポーションになる薬草や伝説の金属『オリハルコン』が野菜のように収穫できる。地味だと思われた【土いじり】は、実はこの『農園ダンジョン』を育てる唯一無二のチートスキルだったのだ。
噂を聞きつけ集まる仲間たち。エルフの美少女、ドワーフの天才鍛冶師……。気づけば彼の農園は豊かな村へ、そして難攻不落の要塞国家へと発展していく。
一方、彼を追放したパーティは没落の一途を辿り……。
これは、追放された男が最強の生産職として仲間と共に理想郷を築き上げる、農業スローライフ&建国ファンタジー!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
不死王はスローライフを希望します
小狐丸
ファンタジー
気がついたら、暗い森の中に居た男。
深夜会社から家に帰ったところまでは覚えているが、何故か自分の名前などのパーソナルな部分を覚えていない。
そこで俺は気がつく。
「俺って透けてないか?」
そう、男はゴーストになっていた。
最底辺のゴーストから成り上がる男の物語。
その最終目標は、世界征服でも英雄でもなく、ノンビリと畑を耕し自給自足するスローライフだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
暇になったので、駄文ですが勢いで書いてしまいました。
設定等ユルユルでガバガバですが、暇つぶしと割り切って読んで頂ければと思います。
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる