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しおりを挟むそういえば夜会がまたあるって言ってたよなぁ…と耳に届くみんなの声で理解した。
バーナビーとルーシャン、アルフにリンジーとキーン、そして私。
イヤーカフをずっと着けているのもあまり馴染みがないこの世界では、各々にお願いされた装飾に、連絡出来る力を付与しておいた。
じーさんの件や、私にまつわる事。
内密に話すというのも場所を確保しなければならなかったり、色々面倒だからと、ルーシャンにお願いされたのだ。
「「ひにゃ、にう、ごはん」」
「そうだねぇ」
「む…」
今日はじーさんの部屋に来てる。
ルーシャンたちの子を連れて。
本当はバーナビーたちが連れて来たかったらしいんだけど、公爵が戻って……主に、その、私とアルフの婚礼式?を整える為に忙しくしてるんだとか?
『進めていいな?』
『ぅ……』
『アルフにはそのうち伝える事になるぞ?』
『ぐぅ………』
バレバレだった私の態度に気付いて……うん、アルフ以外は気付いてるので、そんな感じでバーナビーに脅され?たので、告白をしなくちゃならないんだけど………
「あう?」
「「じーじ」」
「いい子達だ!」
なんて言えばいいのか分かんない………
また知恵熱が出そうだよ………
「クインは花が好きなのか」
「ちゅき」
クインは男の子、そろそろ人型にもなれそうだ。
「セネットはなにが好きなんだ」
「じーじ」
「っっ~~」
じーさんの涙をペロペロと舐めているのは女の子のセネット。
「じーさん、この種貰った」
「むむ………また扱いにくい種を」
アルフがくれる種は統一感が皆無。
同じ庭に埋められにくい種ばっかりくれるのだ。
「「ひにゃ、おにゃにゃすいにゃ」」
「あるよー」
「あぶっ」
「ニウも?まだ食べるの珍しいね」
こんなに食べるのは珍しいなと思いながらイセトに報告するけど、相変わらず連絡が返ってこない。
潜入ちゅーとかかな?
初対面なのにじーさんが大好きになったセネットは、ふんふんと鼻を鳴らしながらじーさんの体にすりすりしてる。
クインはご飯に夢中ちゅー。
「じーじもおにゃにゃ」
「む、空いてない」
「じーじも、ふえっ、たべにゃ、」
「食べる!」
「どうぞ、じーさん」
好きな人とは同じ事をしていたいのか、クィンは泣きそうな顔でじーさんにご飯を強要してる。
じーさんも嬉しそうに、わざとらしく口を大きく開けてご飯を食べてるのを見せてます。
『時間だ、帰って来れるか?』
バーナビーから声をかけられてしまいました。私とお昼寝中になっている双子を戻すのは容易ではなさそうだ。
「帰るよー」
「「や」」
だろうね。
『泣いてもいいなら戻るよー』
『『…』』
じーさんが気に入っちゃった、大好きになっちゃった双子は離れそうにない。
バーナビーとルーシャンは困るだろうけど、私も困っちゃう。
「む…帰らないと駄目だ」
「「や」」
「また会える」
「「や」」
「人型になれたら会える」
「「…」」
どうやら次の約束を取り付けようと一生懸命になってるじーさんと、今すぐ人型になろうと頑張ってる双子。
「ルーシャンに聞いてみたらいいよー、だから帰ろー?」
「「あい」」
「いい子達だ!」
2人を撫でて、なんならゴネてた双子よりも長い間わしゃわしゃと撫でてるじーさんの方が離れがたそうだ。
「帰るねー?」
「む……また来なさい」
「「あい」」「はあい」「きゃー!」
双子の寝室に戻ってからルーシャンに声をかけて、人型になったら……という約束も伝えてる私の服を噛んで離さない2人は………
「「にゅ……」」
どうやら寂しくなっちゃったみたい。
「本が読みたくなったなぁ?聞いてくれるー?」
「「ほん!」」
ベッドに寝かせて本を取り出すと、寂しさは忘れてくれたのか夢中になって本を見ながら、私の声を聞いて………
「「「すぴー」」」
楽しい気持ちのまま眠ってくれました。
寝室から出ようと横になっているニウを抱き上げて。
「!」
足早に双子の寝室から出て、ここからなら転移出来るよー。みたいな所?バーナビー達の居住区を抜けてから転移した私。
「うぐ…」「びえ…」
ニウの身長が1ミリ伸びたからイセトに報告しようと、イセトの元に転移した私はすぐに匂いを遮断した。ニウも一緒に。
臭すぎる………
なんて臭い場所なの………
なんのお仕事なのか知らないけど、ワルワルな人とイセトはどうやらエロエロな室内にいる。なんなら享楽に耽けている人達に混じってるけど、なんか凄い臭い場所だ。
ワルワルな人にもニウが見えるようになってるから一瞬驚かせちゃったけど、問題ないみたい。
早く帰ろ。
もしかしたらイセトがエロエロな気分になっちゃうかも。
「あのね?」
「…」
「ニウの身長1ミリ伸びたの、持ってみる?」
「…」
ソファに座って色んな男と話して、エロエロしそうな雰囲気を醸し出してるイセトが抱くのは難しそう………
あ。
不自然に見えないよう、膝の上に乗せてくれた。
「ご飯食べる量もちょこっと増えたよ、いつもよりジュース飲んだの。成長してるみたい」
「…」
「ちゅ、愛してるよ」
「…」
ほっぺにちゅーして、ニウを持ち上げてからニウもほっぺにちゅーをさせてから、天界の作業部屋に戻った。
「すぴー」
………
「ふあああああん!!!イセトかっこよすぎるよぉ…!なにあの格好!なんてエロエロ!なんて誘惑!色気と男らしさが爆発してて……んんんっっ…!私の伴侶がかっこいいよおおおおおお!!!」
私の匂いはイセトに放ってるから、どんどん興奮してきちゃった匂いに困らせちゃったかもしれないけど…!無理だよ!あんなに格好いいイセトに興奮しない訳もない!
「駄目だ!今は集中出来ない!」
またまた転移した私は、どうやらおやつの時間に遭遇してしまったらしい。
「「おお…!神様…!」」
イセトのノロケを心ゆくまで伝えられるのはイセトの両親しかいない!と、ここまで転移したけど、相変わらず愛らしい人達だ。
「聞いて下さい!イセトがかっこいいのおおおお!」
「「イセトは可愛いだろ?」」
どうやら可愛い子どものイセトを思い浮かべている両親に、どれだけ格好良くて、どれほどの男らしさを醸し出しているのかを熱弁した。
「違うの!かっこいいの!」
「「可愛い!」」
「すぴー」
全然分かってくれない!
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