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しおりを挟む眠らせるなんて考えはとうに捨て去ったのか、私を抱き続けてるアルフは、合間に果物を食べ、2人で喉を潤すとまた腰を動かす。
「あっ、あっ、あっ、あっ、」
「ああ、イくな」
「っっ……ああああっっ…!アルフっ、アルフっ、」
「ヒナノ」
アルフの上に乗っかっている私は足裏をアルフのお腹につけて、膝が胸辺りある。
不安定な格好だけど、アルフがしっかりと支えてくれるので倒れない。
むしろ倒れたいのだ。
自重で深く刺さるこの行為が好きになったアルフは、よくこの体勢にする。
そうすると、勝手に腰が跳ねて、“私が”喜んで動いてしまうこれが好きなんだって。
でも、これだとすぐにイき狂うから苦手だと言っているのに、聞いてくれない。
「はぎゅっっ…!…………っっ………っ…っ、っ、イったぁっ…!イった、のにぃっ…!またっ、イくっっ…!っっ……アルフっ、アルフっ、ああああっっ…!あっ!あっ!あっ!あっ!っっ、イくぅぅぅぅぅっっ…!」
「好きだろ?」
聞いてくれないのは、私が本気で嫌がってないって知ってるから。
苦手なのは本当だけど、嫌がらず、むしろ喜んでしまう事さえあるこの体位をアルフは好んでる。
「しゅきっ、っ、ああっ…!あっ、あっ、あっ、あっ、」
「俺も好き」
起き上がったアルフは背を丸めてキスをしてくれる。
私の腰を掴んでぐりぐりと奥を貫きながら。
腰を押さえられてるから、好き勝手に跳ねる体がガクガクと震えていく。
「好きだ」
「ヒナ、も、すきっ、もっと、いって?」
「好きだ」
「アルフっ」
「大丈夫だ、俺はお前と永遠に生きる」
「んああああっっ…!」
「安心しろ、愛してる。離さねぇよ」
不安な気持ちも一緒になって抱きしめてくれる。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、」
「おれ、も、イく、」
「アルフっ、イくっ…!おーきいのっ、キちゃっっ…!ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、……………あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っっ…!」
「ぐぅ゙ぅ゙ぅ゙ぅ゙っっ…!」
精力と活力を無意識にあげてしまっているのか、アルフが眠る事もなく、射精し続けてる。
「はっ!はっ!ぐあっ!?」
「ん………」
「離れんな」
「ん」
アルフの魔力がまた増える。
一度に大量の…というよりは、細かに増えていく魔力を器用に制御していくアルフを繋がったまま待っておく。
「きゃぁぁっ!」
「やべ…またとまんねぇっ」
魔力が増えるとなぜか興奮しすぎてしまうアルフはこうなると私をうつ伏せにしだす。
「わりっ、」
「いいっ、きもちー、から、いーのっ、」
パンパンパンッッッ!
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っっ…!ひぐっ…!あぐっ、づっ…!あ゙っ…!あ゙ぇ゙っ…!っっ……っっ……あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っっ…!」
後ろから容赦なく叩きつけるアルフは何度も絶頂して、子宮を濡らしていく。
「ひぐっ…!」
「わり……ヒナノ、こっち向け」
軽々と私を持ち上げたアルフは背面座位の体勢に変えると私の顎を両手で掴んで無理やり上に向かす。
「ん゙ぐっ…!あぇ゙っ…!かひゅっ…!っ……っっ………っ………っ………っっ………っ…………」
上手く息が出来なくて、息をするだけでも精一杯なのに、下から突き上げられる律動は変わらなくて……、頭が狂う。
「うまい、はぁー…うまい、うまい」
本当に全部食べられる。
全てを食らうアルフに、これが本来の姿なのかもしれないと思うと嬉しくなって、顔が緩む。
我慢強いアルフを私が崩せたのだと嬉しくなって。
「あぎゅっ…!っっ…あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、」
「一緒にイこうな?」
「っっ…!」
2人して声もなくイった。
「はぁっ、はぁっ、ヒナ、ノ、」
「ん、ん、あ……な、んで、」
初めて抜かれた悲しみが襲っていると、そんな事は些細な出来事だというような言葉を吐いてくれる。
「みんなで飯食うぞ」
「………うん!」
いちゃいちゃできるだなんて思っていなかった私は、いちゃいちゃしながら支度を整えてダイニングに向かうとメルとニウがやって来た。どうやらメルがニウを見ててくれたらしい。
生まれたばかりなのに…!こんなに大きくなって!
「メルー!」
「ママー!パパー!」「きゃー!」
「ありがとな」
「くふくふっ、うん!」
「ヒナノ、腹減った」
「待っててね」
「ああ、メル、イセトはどうした」
「イソガシイってー」
「あん?」「…」
どうしよう!メルってとてつもなく嘘が下手だ!
他の人には簡単に嘘をつけるけど、私たちに嘘を吐くのは下手らしい!なにその棒読み!可愛いね!
「メルー」
「なあに?」
「イセトに連絡した方がいいかなー?」
「ぴっ!やめ、やめておいたら?」
「あら、口調はもういいの?」
「………たいへんらってー」
「へぇ?」
「あん?」
どうやら私に嘘をついているみたいだ。
よく分からないけど……今、連絡するのはやめておこうかな?んー…でも気になる…ちょっとだけ連絡して……
『ヒナ?』
『イセト!』
『くすくす、元気で良かった』
『うん!とっても元気!イセトは?一緒にご飯じゃないの?』
『仕事が忙しいんだ、ごめんね?』
『ううん、メルが嘘ついてる事と今イセトが嘘ついた事って関係ある?』
『………今度ゆっくりと話そう』
『今度っていつ?』
『まだかかるかな』
『分かった。愛してるよ』
『僕も愛してる』
カマかけだったけど、どうやらイセトの嘘に加担してるのがメルだったらしい。
うーん。まぁ、いいか。
“まだかかる”の意味は分からないけど、話したい時に話してくれればいいや。
だって、ちゃんと話し合ってくれるんだから。急がなくていい。
「ヒナノ」
「ん?」
「キスしてくれ」
「?ちゅ」
ちゅっ、とキスすると気色の悪い笑みを浮かべるアルフ。
「もう一回だ」
「いいけど、気持ち悪いよ。顔」
「あ゙あ゙!?どこがだ!?」
「え?今もだけど」
「うるせぇな!?」
「んっ!………?」
悪態をつきながらちゅーちゅーするアルフの意図は分からない。
「はっ!いい顔してんな」
「お前は気持ち悪いな」
「あ゙あ゙!?」
「ママーおなかしゅいたー」
「もうすぐ出来るよー」
「わーい!パパー、おはなしきいてー?」
「ああ、どうだ?」
ニウは相変わらずだ。
ゆっくりと成長してくれてる幸せを噛み締めながら出来上がった食事を机に置く。
「椅子創れ」
「何様だ」
「伴侶だ」
それもそうかと椅子を創る。
一つの大きな椅子を創れば私とメル、ニウがアルフの膝に座れるからね。
「明日から飯は一緒だ」
「うん」「わーい!」
まだ家からは出さないらしいけど、子どもたちとの時間を作ってくれる。というより、作れるくらいの心の余裕が出来たアルフは今日から徐々に範囲を広げていくらしい。
「きょーはいっちょにねる?」
「そのつもりだ」
「「やったー!」」「きゃー!」
今日はまったりと過ごせる日だ。
ご飯を食べて、メルのお話を聞いて、ニウと遊んで、みんなでお風呂に浸かって、一緒に寝る。
「いちねんたったー」
どうやら1年間もアルフに果物だけの生活をさせてしまっていたらしい。
「ごめんねアルフ。お腹空いてたでしょ」
「お前で腹いっぱいにしてたからいい」
「そういうもの?」
「ああ」
それならいいか?いいのか?
いや、人間には栄養が必要なんだ。
次からは注意しよう。
「楽しい?」
「たのちー!まもりゅってたのちーのね!」
「そう…それなら良かった」
「戻ったら一緒に守んぞ」
「やったー!ママもいっちょー」
「ママの守り方はまた違うわよ?」
「え………」
違う守り方なんてあんの!?みたいに呆然としてるメル。
「寝ろ」
「うん…」
納得がいかないのか寝そうにないメルと、すぴすぴしてるニウ。
「こっち向け」
「んー」
眠りの挨拶、ちゅっとキスされればコテンと寝てしまった。
「パパの守り方が正しいんじゃ……ううん、ママはあの国ではって言って……ううん、あの国ならママも一緒のはず…………(ぷすぷすぷす)」
「「「すぴー」」」
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