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しおりを挟む朝ご飯を食べたらすぐに繋がる毎日。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、」
ぐぷぐぷ、メリメリと挿入ってくるこの瞬間も好き。
「気持ちいいか?」
「い、い、いい、ぁっ、ぁっ、ぁっ、」
「俺も」
ぶちゅんっ!
「ああああっっ…!イくイくイくっっ…!ふにゃぁぁぁっっ…!」
「あー…いつまでたってもやべぇな」
相変わらず語彙力のない乙女は嬉しそうにそんな事を口にするから、飽きられてないと安堵する。
ばちゅばちゅと浅い場所を律動され、またナカがヒクつく。
私の太ももを持ち上げてるアルフは楽しそうに食らっている。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、」
「俺も」
「イっちゃっ、アルフっ、イくっ、アルフっ、アルフっ、」
「大丈夫だ、嫌って言われても離さねぇよ」
「ああああっっ…!すきっ、すきっ、もっと、もっと、アルフが、ほしっ、ほしいのっ、」
「あ゙ーっっ!くそ!」
浅い律動が奥まで貫きばちゅん!ばちゅん!と叩きつけてくれる。
既に腰が跳ねて、制御できない震えが襲いかかる中、びゅーびゅーと精液をくれて、お腹を満たしてくれた。
「あっ!あっ!あっ!あっ!」
「やべっ、飛びそうだ」
「ああああああっっっ…!」
ぶちゅっ!ぶちゅっ!
パンパンパンパンパンパンッッッ!
「ひやあぁぁぁぁっっ…!しょれっ、もっ、イくぅぅぅぅっっ…!っ…っっ………づっ…!っ…っっ……っ…あっ…!っっ……っ……あっ…あっ…あっ…あっ…っっ……ひにゃぁぁぁっっ…!」
「大丈夫だ、ここにいんだろ」
アルフに抱かれてから、不安な気持ちになるとすぐにぶつけてしまう。
そんな私に飽きもせず、毎回毎回律儀に返答してくれる。
「「愛してる」」
言葉が被って、心も体も全てが繋がっている今が大好き。
「可愛いな」
「ひぐっ…!?っっ……っ……ぁっ……っっ……っ……あっ…!あっ…!あっ…!っっ……あちゅっ、あちゅ、いっ、ありゅ、ふ、んにっ…!」
「ぐぅ゙ぅ゙っっ…!」
あ。
「ん、ん、まっ、て…」
「っ、はぁっ、はぁっ、ああ、大丈夫だ」
多分、最後の魔力増幅だ。
今までとは異なり、ほんの少量しか増えていない。
「アルフ」
「制御ならできてんよ」
竜王と同じ魔力量…ううん、それよりも多い。
莫大といえる量の魔力が増えたのに、軽々と制御してしまうアルフは本当に凄い。
私なら数千年と時間を要してしまうだろう。
「んひゃぁっ…!」
「むり、だ、」
ばちゅんっ!と、奥に欲を吐き出すアルフは、やっぱり魔力が増える度に興奮が抑えきれないらしい。
「お前のもんが入ってくんのが、嬉しい、ん、だよ、」
私の疑問に答えながらも、激しく腰を動かしている。
「愛し合おうな」
なんだかその笑顔は、少しだけ、可愛いと思った。
*********************************
更に2年経った今日は森の中を、アルフとメルとニウとでお散歩してます。
最近になってようやくお散歩くらい出来るようになったんです。
アルフが。
婚礼式の日から独占欲が部屋にいても湧き上がってきたみたいで、外に出す事も出来なかったんだって。知ってるけど。
でも、あと2年で私はまた色んなところに遊びに出かけるだろうとリハビリしてる最中、隠れて施してあった加護が何度も反発するのを感じた。
「アルフ!」
「どこだ」
声だけで危機を分かってくれるアルフと私の服をパパッと着替え、眠っているニウを空間の部屋へ転移させ、アルフとメルと転移して向かった先は、
「「ヒナノ?」」
バーナビーとルーシャンの元。
どうやら貴族と食事中だったらしいけど……なりふり構ってられない現状を目にした私はルーシャンの席に跪き声をかけた。
「こんばんは」
「「ヒナノ?」」
「はじめまして、私は天使です。触れても大丈夫ですか?」
「「?」」
ルーシャンのお腹の中には子が宿っていた。
魔人の子だ。
そして魔力暴走を起こしている。
ルーシャンの加護が何度も反発するのはお腹の子が意識もなくルーシャンを魔力で殺そうとしている証。
ルーシャンに意識はまだないみたいだが、そのうち腹を破って出てきてしまう可能性があるこの現状を私はよく“知っている”。
デズモンド様の傍にいた時、私は四天王という立ち位置に君臨する者が生まれたら魔王様であるデズモンド様と一緒に子育てをしていた。
生みの親では溢れ出る魔力に耐えきれない事と、生まれる前から魔力が高い四天王達の殆どが母体を殺してしまうからだ。
まさに今、そのような状況だと気付いた私は声をかけてみるが…通じないよな。
せめて魔力を抑えられればいいんだけど…赤子のうちは…赤子にすらなっていない、ほぼ魂だけの存在である腹の子は外部からの魔力や力を弾いてしまう。それどころか私が無理に抑え込むと殺してしまう危うささえある。
案の定、お腹に触れると弾くような、拒絶するような感覚が走った。
「ごめんなさい。ですがこのままでは母体であるあなたの父が死んでしまう可能性があるのです」
「「「「「「!?」」」」」」
「どうかお願いです。私の声を聞いてはくれませんか?」
ああ、駄目だな。
この子は他人の魔力が嫌いだ。今のところは。
お腹から目を逸らさずにルーシャンへと話しかける。
「ルーシャン、お腹に触れて話しかけて」
「………どうすればいい」
「安心して欲しいと」
「分かった………大丈夫だ。落ち着け」
少しだけ落ち着いたか。
でも、不安定だな。
「アルフ」
「ああ」
「今からルーシャンの魔法使用を一切禁ずる。そして、周囲の者も禁じて」
「ああ、よろしいですか」
「頼む。私にはなにができる」
「バーナビーの魔力さえ嫌っている。まずは慣らすところから。ルーシャン立てる?」
「ああ」
「歩いて帰れる?」
「大丈夫だ、ありがとう」
「キーン……キーンは?」
「すぐに呼ぶ」
「お願い」
バーナビーが心配そうな顔でルーシャンの手を握ろうとするから、申し訳ないけれど払った。
「「!」」
「他人の魔力は危険すぎる」
「…分かった。ルーシャン大丈夫か?」
「…ああ、問題ない」
ようやく危険な今を把握したのかバタバタと配置を変える護衛と、的確に指示を出すアルフとメル。
歩いている横で少し距離を開けて歩く私は一度もお腹から目を逸らしていない。
「ルーシャン止まって」
「………」
歩きも危険だ。
腹の子は酷く不安定で、また暴れ出した。
「私が移動させる」
「………」
「大丈夫とは言えない」
「………頼む」
「護衛は部屋の外、少し離れた場所までなら転移してもいい。魔法使用については気を付けて。でないとどちらかが死ぬわ」
力でルーシャンのベッドまで転移すると、双子が先に眠っていた。
「この子たちを転移させる。しばらく会えないと思って」
「………抱きしめてもいいか?」
「駄目」
「………分かっ、た」
ツライ事をお願いしてしまうけれど、仕方がない。
まだルーシャンの望みを聞いていないのだから。
双子を隣の部屋へと移動させてもお腹の子は反応しない。力なら反応しないのか試すように、魔力を隠した手でお腹に触れる。
「さっきは驚かせてごめんなさい。どうかお願いがあります。あなたも、あなたの父となる母体も無事に生きて欲しい。その為には、その魔力を抑えてくれませんか?制御がなにかは私が全て教えます。だからどうか…今はそのもやもやとした気持ちを仕舞ってはくれませんか?」
言葉を理解しているとは思えない。
けれど、心を込めた言葉は通じるのだと、言葉はなくとも触れた手だけで通じるのだと知っている。
「はぁー………」
「大丈夫なのか?」
「とりあえず、今のうちに着替えよう」
「ああ……子がいるのか」
「魔人ね」
「“強き悪が腹に宿る”」
この国の歴史か。
「お腹を食い破るって書いてあった?」
「そうだな」
ルーシャンの着替えの場所は分からないから、無から有で適当に作った服を着させる。
「母体の魔力を吸い取るって?」
「確か…そう書いてあったな」
「悪なんかじゃないよ。ただ、魔力量が桁違いなだけ。お腹にいる時から制御が必要なの」
「……無事か?」
「ルーシャン」
「………嫌だ」
今、お腹の子を殺す方が安心だ。
不安定なままお腹に宿っていても、どうなるか分からない。
「必ず産む、私の子だ」
「分かった、尽力する」
「ありがとう」
ルーシャンを横にさせ、果実水をとりあえず枕元に置いておいた。
「悪いけど、これからルーシャンの側を離れないわ。眠っている間も」
「助かる」
少しだけ緊張を解いたルーシャンの表情を見てほっとする。
「ごめんなさい、怖がらせちゃった」
「いい、むしろ助けてくれたんだ」
「これから他人の魔力に慣らす練習をさせる。それと、この子は今、とても不安定なの」
「…ああ、分かる」
「良かった…ルーシャンが分かるなら安心ね。今以上の不安を覚えていると思ったらお腹に手を当てて大丈夫だと声をかけてあげて」
「分かった。これからどうなる」
「本があるから見て」
「いつでも備えてるヒナノが居てくれて安泰だ」
「ふふ」
まずは無から有で創った手袋を用意する。
魔力を通さない物だ。
けれど、これだけでは不安。漏れ出る魔力や残留魔力は体に、室内にたくさんある。
キーンに渡す前に制御を今まで以上にしてから入室したもらうか。あの子なら大丈夫だろう。細かい魔力の扱いが得意だ。
私のこれからは見張る事しかできない。
見張り、暴れていたら声をかけ、落ち着かせ、バーナビーの魔力くらいは慣れてもらおうと訓練させるくらいだ。
それもこれも、私でなく、腹の子の努力で全てが決まる。
「失礼致します」
キーンの後ろには誰もいない。良かった。
きちんと理解してくれたみたい。
「まずは手袋を」
「はい」
「魔力制御を完璧に」
「かしこまりました」
「乱れてしまう時はどんな事をしてても手を止めて退出を」
「かしこまりました」
「今から世話は全て手作業で行って」
「…私1人では」
「私と2人よ」
「……ありがとうございます!」
「声の震えも子には刺激になる」
「も、申し訳ございません」
「私はこの通り目が離せない」
「はい」
「外との連絡はキーンに任せます」
「はい」
「忙しくなるわよ」
「お任せください」
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