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しおりを挟むデズモンド様を天界の花が咲き誇る場所で寝かせた。守りも施してあるその場所はクロノスに伝えて誰も立ち入らないようにと伝えてもらった。
海のたちにもお礼の連絡をしたけど、返事はなかった。きっとエロエロで忙しくなったんだろう。
私は無事、事が終わったとバーナビーに報告した。街並みも綺麗にしておいたお陰?なのか、ニューベリーレ国王から感謝を言われたけど、とっても気まずかったです。
デズモンド様は何千年と眠りにつくだろうから、話し合いはしばらくおあずけ。
だから、先に2人へ話をした。
「あ、あの、アルフ」
「ん?」
メルとニウとクロノスが眠っている寝室でコソコソと話をするのも珍しくない。
「あの、あの、」
「どうした?」
緊張するし、アルフは当然だと思ってるから今更だと思うだろうけど…
「アルフ」
「どうした」
「あ、あの、あの、………け、眷属になって、一生傍に、ヒナの傍にいて欲しいの!」
「…」
なに今更そんなこと言ってんだと言われるかと思った。
「っっ」
「ア、アルフ!?」
けど、違った。
ポタポタ、ポタポタ、涙を流して私を強く見つめてる。
「ど、どうしっ、」
「っっ………あたりまえ、だろ?」
「………アルフ」
不安………だったんだなって気付いた。
今更なのは私の方だった。
アルフの不安に今更ながらに気付いたよ。
「ごめん……傍にいて欲しいって思ってる。ちゃんと。アルフと永遠を生きていきたいって」
「っ……、おせぇ」
「うん」
「いつまで待たせんだ」
「うん」
「もう待たねぇ」
「うん、もう待たせない」
「ならいい」
「うん」
「来い」
「うん」
アルフの腕の中にすっぽりと入ると、苦しいくらいにぎゅぅぎゅぅと抱きしめてくる。
「お前と永遠に生きんだよ」
熱い熱い吐息を吐き出しながらそんなことを言う。
「生まれ変わってやったんだ。責任持て」
「うん、ありがとう」
「いい、いってこい」
「うん、いってきます」
ちゅっとキスをしてイセトのところに向かったら珍しく一人で家の寝室にいた。
「「………」」
どうしよう…!まさか自慰行為してると思わなかった!!!
「見なかったことにできる?」
「も、もちろんです!」
「ならいいかな?おいで?」
「はい!」
顔を真っ赤にしてそう言い放つイセトは正直たまんねぇと思うけど、そんなこと言っちゃいけないのは誰だって分かる。
「どうしたの?アルフと喧嘩でもした?」
「あ、ううん。眷属になって永遠に生きて欲しいって伝えにきたの」
「………」
バキバキバキバキッッッ!!!
「おお……」
魔力爆発を起こしたイセト。
「……もう一回言って?」
すごいとろとろおめめにとろとろ魔力だあ…。
「イセトと永遠に生きたいの。だから私の眷属になってください」
もう怖くない。
イセトにも眷属になって欲しいって心から思える。
「ほんと…素直じゃないって言ったでしょ」
「うん」
「やっと素直になったね」
「また怖い気持ちになっちゃうかも」
「そうしたら無理矢理本音を聞き出してあげる」
「ありがとう」
ただ愛して欲しくて、擬態した私を愛して欲しくて召喚に応えた私は今では違う愛を欲し、違う愛を強欲にも求めている。
生まれ変わりだなんて、今でもただの妄想だと心のどこかで思ってる。
でもその想いごと抱えてくれる伴侶たちが傍にいる。愛してくれている。
これから先もたくさん不安なことも、嫌なことも、呆れられることもあるだろう。
でも、そんな未来でさえ考えるとわくわくしてくる。
もっともっとと、手を伸ばしたくなる。
「あれ?」
「この寝室に入って来ないでください」
「いいじゃねぇか」
寂しくなっちゃったアルフがイセトとの寝室にやってきて、無遠慮にベッドへダイブした。
「寝んぞ」
「…」「はあい」
ズルっと私の腰を捕まえて引っ張ったアルフに後ろからぎゅぅされて、未だに不満そうなイセトに前からぎゅぅぎゅぅとされる。
「愛してる」
こんな幸せがあったんだと、とっても噛み締めながら目を瞑ると、
「僕も愛してる」
「俺も愛してんぞ」
愛が、心から欲しかった愛が追いかけてきてくれた。
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