巡る旅の行き着く先は終焉と呼べるのか

ユミグ

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淫魔編

5-57※

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リクの動きが止まって、ずぅーっとちゅぅされてる。
ちゅーって…!ちゅーってえぇぇぇぇ!
どうしてか1度も離れない手がずっとぎゅぅぎゅぅしてる。
全部覚えておきたい。
私はリクを永遠に…

「ヒナノ様、最低なお願いがございます」
「いーよー!」

見つめる瞳はとっても真剣でドキドキしちゃう。

「っ、永遠に生きられる方法を探して下さい」
「ふえっ?な、なんでっ、ひっく!な、なんでリクがそれ言うのお?」
「ヒナノ様は失敗しましたよ、多分、前回の巡りで私を思って言葉を放っている瞬間まで全て、貰い受けました」
「ご、ごめんなさっ、ごめっ」
「謝らないで下さい」
「んっ」
「私は嬉しかったのですよ、あなたの心が知れて…そしてヒナノ様と永遠に生き続けたいと、涙を拭きたいと思いました」
「ふえっ…!………ん?」
「どうなさいました?」
「やだ、パパんの登場だあ」
「………忘れておりました」
「私どっかに」
「ああ、いけませんよ」
「へ?」
「命令です、私と片時も離れてはなりません」
「っっ、しあわせぇぇぇぇっっ!」
「くすくす、服を……ありがとうございます」

一瞬で服を着た私達に驚くリクに、にひひって笑っちゃう。

「あとでたくさん褒めたいです」
「んふっ」
「まだ体調は良くないでしょう?」
「うん」
「分かりました、行きますよ」
「はあい」
「忘れておりました」
「ん?」
「楽しみを与えて下さりありがとうございます」
「うんっ!愛してる!」
「私も愛しておりますヒナノ様」

洗浄も、一応匂いもばっちしです!
本当にリクのパパんはいつもいつもズケズケと、今日も元気そうだね!久しぶり!
相変わらず動きにくそうだね!

「っ、聖女様がいらっしゃって…おお!流石はリックウェルだ!」
「「…」」
「まぁ、聖女様?ふふ、可愛らしいわ」
「「…」」

私いつも思うんだよねぇ。
リクってどうしてリクなのかなぁって?
反面教師にしては反面すぎね?

何度もリクの元へ帰って死んでた私はよくパパんと鉢合わせてたけど…

なんでこれがこれを生む?

どうしてこうなった?って感じぃ。

あ、ちなみにリクは童貞ですよ。
リクが腹に入ってる瞬間から子育て…ああ、いい!いいですよ!
“私まだ精通が…”“ぼく、でしょ?”

うはああああっっ!!!

私の性癖ってオールマイティだよぉ。

「おはようございます、今日で伯爵の座を返上させて頂きます。あとはお願いしますね、行きましょう」
「うん」
「待て!…っっ、ひぃっ!ひっ!ひっ!」

あれ?ううん、こんなに弱かったっけ?
なるほどなるほど、海のの言う弱いが分かったよ。
威圧ちょこっと出しただけなのにぃ。

「くすくす」

リクが笑ってるならいっかぁ。

「はっ!」
「いかがなさいました?」
「この家用ある?」
「いえ、あとはどうにかするでしょう」
「服!リクそんな服着てちゃっ」
「先に体調ですよ」
「ううーん、とりあえず神殿かなぁ」
「…どれくらい体調が悪いですか?」

リクは嫉妬を覚えたようだ!

「じゃぁ、ぱぱーっと行こうね!」
「くすくす、お願い致します」
「抱っこはずっと!」
「言われなくとも」
「うへへ、幸せ!」
「私も幸せで…っっ、はぁ……本当によく頑張りましたね」
「うんっ!」

転移したら褒められた!

何度か転移して鉱石ありそうな場所…あった!

掘って掘って…

「…」
「リク、どれくらいの大きさなら買い取るの?」
「今持ち上げている100分の1で結構です」
「はあい」
「くすっ、本当に強くなりましたね」
「うんっ!」
「格好いいのでしばらくはずっと惚れ直していますね」
「ふあ…!頑張るぅぅぅ!」
「くすくす」

はっ!言語機能が滅茶苦茶だ!
取って変えてお腹も変えて、リクにも付けて守りもやって。
うん、とりあえずは!

転移!転移!

ここらへん!
屋台の人間に声かけて。

「換金どこですかー?」
「あ、あっちだ」
「1つくださーい!」
「あ、ああ」

換金換金…

「換金してくださーい!」

ふかふかマット…いや、転移!転移!

木切って!動物狩って!魔力たくさんのところでご飯集めて!糸!糸!動物!動物!色は後で!
たくさん狩って切って色んな物取ってって…

淀み!淀み!
まずはウェイヤグルン国だ!
よしよし、魔法陣書いて、材料入れてー、混ぜてー、テント!テントの中にお家!
守り!守り!周辺は大丈夫!
鉄物も買ったからキッチン作ってー、ふかふかベッド!お風呂!
とりあえずとりあえず!

「出来たー!」
「偉いですよ、とても頑張りましたね、これでは毎日褒めなくてはなりません」
「やったー!」
「先に食事を」
「果物拾った!」
「ヒナノ様は果物が好きですね」
「大好き!大好き大好き!」
「っっ~、はぁっ、早く食べましょう」
「ふふ、はあい」

リクが食べさせてくれるから簡易の守りをとりあえず着けて、ピアスー、指輪ー、アンクレットー、ブレスレット!
ゆっくり作ろうね!とりあえず!
あ、洋服洋服!洋服の陣、とりあえず5着?私のも5着!

「凄いですね」
「ほんと!?」
「私の好みです」
「でしょー!?ずっとつくっ…えへ…」
「いいのですよ、全て曝け出して下さい」
「リクの好みの洋服、ずぅぅーっと!作ってた!」
「存じておりますよ」
「存じられてた!」
「早く精霊にも会わせて下さいね」
「あ、それはちょっと待ってね?」
「何故です?」
「神が居たのー」
「…使えそうですか?」
「今調教ちゅ、んっ!」
「はぁっ、本当に目を離すとどこかへ行く方だ」
「んへへ、んっ!んっ!」

ちゅーちゅーされるから洗浄して服も取っ払ったら一瞬動きが止まったけど、すぐにいいこいいこって頭撫でてくれた!

「ふあっ、ん、ん、」
「まだ拙いですが…」
「どんなリクでも好きっ」
「っ、後でたくさんしたいです」
「うん」
「挿れていいですか?」
「ふふ、なんで聞くの?」
「緊張してます」
「ふはっ!ふふ、んふ、うん、シて下さい」
「愛しております」
「ん、」

はっ!いけない!リクの体調全部良くしないと!腫れてるお目目可哀想!
ごちんっとおでこつけて、ふんふん、ふんふん、健康だね!肩こりと足首くらい!あとお目目も!

「…」
「ん?」
「くすっ、よく頑張りました」
「うんっ!」

私が強くなったら今度は頼ってくれる。
心底幸せそうに。
でも弱くなったらどんな事になっても助けてくれるって心から信頼してる。

「んんっ、ん、ん、」
「はっ!」

ずぶずぶと挿入ってくるけど、荒々しさがやっぱりあってそんなリクも大好き。

「んんっ、ん、ん、リクっ」
「はっ!ヒナノ様っ」
「リクっ…んぶっ、ん!ん!ん!っっ、んんっ…!」

押し潰すような気持ち良さがずっと続いた。
リクの興奮が落ち着くまで続いた獣のような交尾は3日間続いた。

今度は体調がいいから全て整えて守りを強固にした10日間。

支度ばっちり!あ!噛んでない!
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