巡る旅の行き着く先は終焉と呼べるのか

ユミグ

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淫魔編

5-58※

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淀みの場所に転移してちゃんとした物、ぜぇぇぇんぶ!揃えて新しいテントに入りました。

「リク!リク!」
「どうなさいました?」
「噛んでない!噛んでない!」
「はい?」

ツガイについては単語だけ見たらしく、獣人について説明した。

「200…」
「うん」
「早く噛んで下さい」
「い、今?」
「いつするんです?」
「え?噛んだ事ないから分かんない、噛まれた事なら」
「服を」
「う、うん」

服を取っ払って私を横にしたリクは後ろから私の太ももを上げてずぶずぶゆっくり挿入ってきた。

「ん、ん、ん?」
「嬉しいんですよ」
「え!?リクでも初めて嬉しいの?」
「そのようですよ?」
「それなら今の私は最後が理久だよ?なんなら理久が初めて奪ったよ?」
「…チッ」
「うあっ!っっ、ってふにゃぁぁぁっ!」

バックの体勢にされて後ろから羽交い締めのような格好でばちゅばちゅパンパンされた。

「んんっ!ん、ん、ふあ…!」
「今日はたくさん、イきましょう、ね?」
「んんっ、ん、ん、リク、も」
「はい」
「あっ、あっ、あっ、あっ、」

ゾワゾワって感覚がきたなって思った時に…

「イって?」

耳元で言われた台詞に体と心が一瞬でぐでんぐでんにされた。

「ふにゃぁぁぁぁっ!?っ、っっ、ああっ!あっ!あっ!」
「はっ!はっ!もっと、ですよ」
「ふにゅっ!にっ!にっ!っっ、んあっ!」
「ああ、噛まないと…」
「ひあ…ぬけちゃっ、」
「こちらに」

リクの膝の上に座ってナカに埋めて気持ちいいが落ち着くまで待ってくれた。

「跡は残るのですか?」
「ん、うん、」
「でしたらこちらにお願い出来ますか?」
「んえ?う、うん」 

指差された場所は少し手前側の右の首。

「見える方がいいので」
「はきゅっ…!」
「っっ、はっ!くすっ、私も嬉しいです」
「んんっ、うんっ、痛いって聞く」
「それは楽しみです」
「ん、噛む、よ?」
「はい愛しております」
「私も愛してる」

牙を出してあーんとして、言われた箇所に少しだけリクが抜ける形でかぷって噛んだ。

初めてが嬉しいって言うリクに、初めて噛む行為をした。

「ぐあっ…!っっ、ぐぅっっ!」

リクがうめき声をあげた…けど、ん?

「すみませっ!っっ、ぐぅっ!」
「んんんっ!?」

ばしゃばしゃ子宮にかけられた。
人間相手は痛いって聞くのに気持ちいいんだ。
えへへ、そっかぁ。

まだ毒の排出が終わってないから口を離せないけど、リクの体がガクガク震えてる。

私の物なのリクは、そうでしょ?

「ぷはっ、ぺろ…んんっ!」
「すみませっ、しばらくっっ、くっ!」

ばちゅばちゅ下から突かれてリクのギラギラした瞳にずっと見つめられてた。

「ひあっ…!イくっ!イくっ!」 
「ぐっ…!はっ!はっ!ヒナノ様っヒナノ様っ」
「リクっ!んあっ、あっ、あっ、あっ、」
「ヒナノ様っ」
「んぶっ!んっ!んっ!んんっ~~!!!」





まだ準備があったから色々としてたら意図が分かったらしいリクは早く済ませましょうね?とニッコリ笑顔で言うからうへへーってなった。

36日籠もってました、んふ、足りないね。

ひょいっとネイサンの所まで転移した。

「っっ、聖女様!」
「ネイサンに話があるの、連れて行くわよ」

空の上に転移した、うっかり土のが居そうな場所も駄目だしね。

「ひっ!せ、聖女様っ!」
「ネイサンは国を思い聖女を召喚したのでしょう?」
「は………はい!」
「それなら国を思って腐りきった王を退かす方がいいんじゃない?」
「…」
「私は世界の浄化を…あなたはブルームフィールド国を守りなさい」
「…必ず」
「それと、ゆっくりやりなさい」
「え?」
「急いだところで裏切りばかりの人間達に疲弊して死に急ぐ、心から国を思うなら確実な地盤を作りなさい」
「はい」
「次代に繋げる為よ」
「はい!」

ネイサンを元に戻してー、次はフィフィの所ー。

「フィフィアンを連れて行きますよ」
「「「「「「聖女様!」」」」」」

また空の上ー。
うん、リクはとっても興味なさそう!好き!

「わ、わ、わっ!そ、そらっ!」
「フィフィアン、あなた今すぐバーズリー国に帰りなさい」
「え?え?」
「なんなら送ってあげるわよ、ああ、ちなみにネイサンはあげないわ」
「っっ、ど、どうして」
「その代わりブリットへ私を贈り物としてなら会ってあげるわ」
「は、はい!ありがとうございます!」
「で?どっちに帰るの?」
「バ」

うん、そうだろうね。

「リクー、魚市場でいちゃいちゃー」
「くすくす、デート楽しみです」
「ヒナノも!」
「ちゅ」
「ふあ…!伴侶がかっこいい!」
「布も買うのでしたら換金しましょう」
「そうだった!」

アーヴァの店に転移して、おお!居るじゃん!

「アーヴァー!」
「っ、え?え?せ、聖女様…ですか?」
「アーヴァ、染め布あるだけ全部ちょーだい!」
「は……」
「聞こえておりますか?」
「も、申し訳ございません!すぐに!」
「「…」」

ふむ。

「リク怒ってるぅ」
「殺してもいいですか?」
「今のアーヴァは私を殺そうとしないよー」
「…それでも気に入りませんね」
「染め布くるまでちゅーしてよ?」
「私もそう思っていたところです」

店の奥に案内したかったらしいけど、構わず全部揃うまでちゅーちゅーしてた。



「ありがとうございました!」
「海!海!」
「デートはよろしいのですか?」
「やっぱり歩いてくー、リクが」
「くすっ、もちろんです」

リクに抱っこされながら市場を見てた。
ここは最初に浄化したからもう綺麗。

ぶらぶらしてー魔力見てー。

「んあっ!あれ、あの魚達!美味しいの!」
「はい」

魚見て、ん!魔力たくさん!さすが海の!

「ここにあるの、この区画、全部下さい!」
「……」
「お早く」
「…は、はい!ありがとうございます!浄化も本当にありがとうございました!」
「はあい、おさかなー!」
「すぐ!」
「いいや、仕舞っちゃおう」
「…は」
「お金あってるー?」
「は、は?」
「お早く」
「は、はい!あ、あってます!あってなくてもあってます!」
「リク!海!海!」
「はい」

リクの足取りは迷わない。

うーん?

「なんで迷わないの?」
「どういう意味でしょう?」
「実験で他者の記憶を私も抜き取ったけど、そんな風に覚えてないよ?」
「私も過去はあまり覚えておりません、ですがヒナノ様の全ては何も失いたくないのですよ」
「おお…私って薄情だ…」
「そんな事ありません、私も…どれほど生きておられたんですか?」
「10万年!」
「それほど生きたら曖昧になります」
「うん、ありがとー」
「着きましたよ」
「後ろから!後ろから!」
「くすくす、存じておりますよ」
「存じられてた!」

海ギリギリに座って、リクのお腹に背をつけて、前に回った腕に触って海を見て目が合ったらキスをしてた。

「ん、なにかされましたか?」
「どういう意味?」
「そういえば風を感じません」
「ああ、してるよー、どっちがいい?」
「こちらの方がヒナノ様を感じられて好きですね」
「ふへっ、しあわせえぇぇぇぇっ!」
「くすくす、ちゅ」
「ふあ…!しあわ、んっんっ」

ちゅっちゅちゅっちゅしてたら、やあっとだよ!
遅いよ!アディティ!こういう時に早く来るんだよー、ん?リクの唇が離れない!分かってるくせに!好きぃ!

「聖女!」
「「…」」

ううん、リクが離れないよぉ。

「ははっ!仲が良いのはいい事だ!うむ!」
「…済ませましょう」

なんだろうか、リクの嫉妬がたくさんだよ?
なんでだろう?純粋になんでだろう?

「ヒナノ様がなんとも思っていないので」
「読まれてる!好きぃ!」
「くすくす」

アルナブじゃぁん!アーヴァまで!

「アディティと2人で話あるー」
「む?」
「なっ!」
「……よい」

波打ち際まで来たアディティはなんだか若い。
もっと老けてるイメージなのに。

それもそっか。

「リク、この距離って聞こえないの?」
「問題ございませんよ」
「ふーん、アディティこれあげる」
「む?…陣と本か?」
「あのね?私の言葉よく聞いて」
「あい、分かった!」
「まずそれは男が妊娠出来る陣」
「なんと!?」
「だからね?自分の心に気付いてあげて、アルナブを愛してもいいんだよ、傀儡ばかりの人生に渇き飢えないで」
「っっ、何故」
「理想の妃はいつだって横に居る、アルナブが待ってるから早く気付いてあげて」
「…何者だ」

転移しようと思った時…

はぁ、本当にこの子どもは手がかかる。

「「っ」」
「呼んでる」

アンテロスが目の前に。

海を踏むんじゃねぇよクソ野郎。

「誰が…ちょ、さわん……な、いで…」


「ふふ、まぁ可愛いわ」


私だけ転移された。

多分下位世界だ。

魔人じゃない。

「ごめんなさいね?わざわざ呼んでもらっちゃって」
「ここの王になると決めた」

は?

はあああああああ?

なに勝手に話進めちゃってんの?なんで王?
アンテロスが王になんてなれる訳…

ここでなら居場所があったのか。

「アンテロス」
「なんだ?」
「ここに居場所はあるの?」
「ああ」

なるほど、笑ったところ見た事なかったや。

それなら貸しねと言おうと思ったら消えた。

本当に殺せない奴だな!?

「ベッドの上でごめんなさい」

白い髪に白い瞳、2メートルくらいはありそうな妖艶美女、可愛らしいでも通じるかも?

不思議な者だ。
翼が生えてる、悪魔みたいだけど少し違う。

「私、あんな子が来るなんて思わなくて、ふふ」

アンテロスの事か。

ベッドに座るのは体調が悪いからかな。

「良かったわ、あの子が居るなら安心ね」

慈愛に満ちた表情はなにを思ってるか知らない。

「あなたに会ってみたかったの」
「アンテロスから聞いたの?」
「ええ、不思議だと言っていたわ、それで好奇心がつい出てしまって、げほっげほっ」
「…大丈夫?」
「え、ええ…げほっ、」

ここまで苦しそうな咳をする者は、相当病が深く入り込んでるんだろうと思ってベッドに座り背中を擦る。



「あなたも優しくて安心ね」



ヤバイと思った。
直感で逃げろと思ったけど転移が出来ない。
それならと氷を出そうと。

「んんん?」
「くちゅ、ちゅ、」

なんで妖艶美女にキスされて…

「んんっ!?んー!んー!」
「ぷはっ、ふふ、そんな暴れないで、気持ちいいでしょ?」

なんか飲まされた。

甘ったるい媚薬のような。

体中からむせ返る匂いでいっぱいになる、頭がくらくらして今すぐ、誰でもいいから抱きたいって思った。

デズモンド様が作った媚薬なんて非じゃない。

魔力が上手く練れない…

体の力がぬけ…


「はぁっはぁっ、……あ゙?」
「まぁ、感のいい子ね」


私の腕を取って妖艶美女の胸に手を当てられた。


「よろしくね」
「ちくしょう、お前もかよ」
「ふふ」

私の手が胸をすり抜けて心臓まで…いや、多分魂だ。

そして光と音は魂から発してるんだろうな。

ちくしょう。

どいつもこいつも私を無視かよ。



「くそったれが」


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