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①『幼なじみの存在』
しおりを挟むウチには幼なじみの恋人がいる。
ウチはほぼ毎日、みずきの家に行って朝が弱いみずきを起こしにいく。
それがウチ、ひまわりのモーニングルーティンだ。
ひ「みずきぃ~!朝だぞぉ~!」
今日は登校日。
相変わらず朝は起きないみずき。
さては昨日夜ふかししたなぁ?
ひ「ほら!起きて!学校遅れるよ!」
ウチは掛ふとんをひっぺがす。
み「んんん……」
また下着で寝てる…
ひ「こらぁ!みずきぃ!おきろぉ!」
み「へぁ!!?」
ようやくみずきが目を覚ました。
ひ「学校だよっ!朝ごはん作ったげるから用意しなっ!」
み「おはよう…ママ…」
寝ぼけてるのかみずきがそう呟いた。
ハッとしたみずきが言い直した。
み「おはようひまちゃん!早起きはいいねぇ!」
ひ「時間ギリギリだよ。早く着替えて。」
み「はぁーい」
みずきが二ッと笑う。
みずきは家庭の事情で一軒家を1人で住んでいる。
というのも、実はみずきの両親は4年前に他界している。
まだ14歳だったみずきは田舎の祖父母のもとへ引き取られるはずだったんだけど、みずきはそれを拒んだ。
今は祖父母の援助のもとで生計を立てている。
みずきが拒んだ理由を昔きいたことがある。
その理由は『ウチの存在』だった。
ウチと離れたくないから。という理由。
たったそれだけだった。
当初それを聞いたウチは涙がでた。
そして思った。みずきの望むことはなんでもシてあげたい。ずっとみずきだけをみつめる。…と。
み「ひーまちゃん♡」
支度し終わったみずきが後ろから抱きついてきた。
み「なに作ったのぉ?」
ひ「ホットケーキだよ。みずき好きでしょ?」
み「うん!ありがと♡」
みずきがお尻を触ってきた。
み「今日もいいお尻してるねぇ~」
ひ「もう…スケベ♡」
私たちは朝食を済まし、
手を繋いで学校へむかった。
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