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第4章
災害警報発令中 2
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ごんちゃんは町役場の町長室に現れた。
室内の電気をつけて、テレビのスイッチを入れると、携帯電話で息子の茂に電話した。
茂もまた、一人、リビングでテレビのニュースを見ていた。
「茂か? 」
「はい」
「パティオの屋根を閉めておけ、今日はお店は休みだ、忙しくなるぞ」
「そうします、父さんはもう町長室に? 」
「ああ、緊急招集をかけないといかん」
「わかりました」
茂はそう答えて携帯電話を切ると、洋館の地下に作られた、コントロールルームへと向かう。そこには、出入り口やパティオのあちこちを映したモニターがいくつも置かれ、なにやらスイッチがたくさん並ぶパネルがある。中にはゲームのコントローラーみたいなジョイスティックも繋がっている。
茂は中央の椅子に座ると、正面のパソコンをスリープから起動させた。
パソコンの画面に中道商店街のパティオの見取り図や、機器の起動状況が表示される。
『屋根開閉スイッチ』を『開』から『閉』に切り替え、備蓄倉庫の昇降機と町役場の昇降機のスイッチを『待機』内側のシャッター上部を『閉』に切り替えた。
パソコンの見取り図に屋根のマークが点滅し、町役場と備蓄倉庫の二階にある昇降機の稼働とシャッターの稼働を知らせる点滅がはじまった。
パティオを取り囲む備蓄倉庫以外の、三方の建物が同じ高さなのには訳がある。ドーム球場のようにスイッチ一つで屋根がせり出してくるのだ。
ウィーンウィーン…屋上にある四方の黄色い回転灯が回ると、ゆっくり屋根が張り出してきて、パティオの上空を覆うと、雨を完全にシャットアウトした。
防災倉庫は屋根が少々低いので、その部分は雨が入らないようにアーチ型に覆うとともに、換気口として少し空けてある。
入り口のシャッターも上部へと伸びて、隙間なく空間を塞ぎ、いざとなれば、もう一枚外側にも同じシャッターを下ろす事ができる。
──バッ!バッ!
暗くなったパティオの内部を、周囲のビルの背面に取り付けられている照明が照らす。
芝生広場の緑が浮き上がり、周囲の林が密閉された空間に、憩いをもたらす。
真っ白な洋館が一棟おとぎ話の世界のような雰囲気をもたらし、安心感を与えてくれる。
全てのビルは隙間を埋めてあり、シャッターも完全密閉なので、これでパティオ内部に水が入る事はない。
同時に、備蓄倉庫の二階と町役場の二階背面の一部がせり出してくると、四基の昇降機になった。これで物資の運搬や人の出入りを行う。
備蓄倉庫は一階が公用車の車庫と御神輿置き場、二階が食料やテントなどの備品置き場、三階から五階は畳張りの空間になっており普段は合氣道や柔道、空手の道場して使われているが、非常時には宿泊場所としても使われる。これでパティオの内部と町役場、備蓄倉庫を合わせて一万人規模の収容ができる防災拠点が出来上がった。
勿論役場には、非常用の自家発電機も備えてある。
室内の電気をつけて、テレビのスイッチを入れると、携帯電話で息子の茂に電話した。
茂もまた、一人、リビングでテレビのニュースを見ていた。
「茂か? 」
「はい」
「パティオの屋根を閉めておけ、今日はお店は休みだ、忙しくなるぞ」
「そうします、父さんはもう町長室に? 」
「ああ、緊急招集をかけないといかん」
「わかりました」
茂はそう答えて携帯電話を切ると、洋館の地下に作られた、コントロールルームへと向かう。そこには、出入り口やパティオのあちこちを映したモニターがいくつも置かれ、なにやらスイッチがたくさん並ぶパネルがある。中にはゲームのコントローラーみたいなジョイスティックも繋がっている。
茂は中央の椅子に座ると、正面のパソコンをスリープから起動させた。
パソコンの画面に中道商店街のパティオの見取り図や、機器の起動状況が表示される。
『屋根開閉スイッチ』を『開』から『閉』に切り替え、備蓄倉庫の昇降機と町役場の昇降機のスイッチを『待機』内側のシャッター上部を『閉』に切り替えた。
パソコンの見取り図に屋根のマークが点滅し、町役場と備蓄倉庫の二階にある昇降機の稼働とシャッターの稼働を知らせる点滅がはじまった。
パティオを取り囲む備蓄倉庫以外の、三方の建物が同じ高さなのには訳がある。ドーム球場のようにスイッチ一つで屋根がせり出してくるのだ。
ウィーンウィーン…屋上にある四方の黄色い回転灯が回ると、ゆっくり屋根が張り出してきて、パティオの上空を覆うと、雨を完全にシャットアウトした。
防災倉庫は屋根が少々低いので、その部分は雨が入らないようにアーチ型に覆うとともに、換気口として少し空けてある。
入り口のシャッターも上部へと伸びて、隙間なく空間を塞ぎ、いざとなれば、もう一枚外側にも同じシャッターを下ろす事ができる。
──バッ!バッ!
暗くなったパティオの内部を、周囲のビルの背面に取り付けられている照明が照らす。
芝生広場の緑が浮き上がり、周囲の林が密閉された空間に、憩いをもたらす。
真っ白な洋館が一棟おとぎ話の世界のような雰囲気をもたらし、安心感を与えてくれる。
全てのビルは隙間を埋めてあり、シャッターも完全密閉なので、これでパティオ内部に水が入る事はない。
同時に、備蓄倉庫の二階と町役場の二階背面の一部がせり出してくると、四基の昇降機になった。これで物資の運搬や人の出入りを行う。
備蓄倉庫は一階が公用車の車庫と御神輿置き場、二階が食料やテントなどの備品置き場、三階から五階は畳張りの空間になっており普段は合氣道や柔道、空手の道場して使われているが、非常時には宿泊場所としても使われる。これでパティオの内部と町役場、備蓄倉庫を合わせて一万人規模の収容ができる防災拠点が出来上がった。
勿論役場には、非常用の自家発電機も備えてある。
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